【107】リヤドにチェックイン!夕暮れビーチとクスクスの夜(2025.7.25)

モロッコ

モロッコの港町エッサウィラで迎えた静かな金曜日。

約束していたリヤドにチェックインし、美しいタイルに囲まれた中庭と落ち着いた空間に癒される。

朝は屋上レストランでモロッカン朝食を楽しむも、昨日の生牡蠣が影響したのか吐き気が続き、昼は宿で休養。

夕方には体調も回復し、金曜日の名物・野菜クスクスの夕食を堪能。

食後は海辺を散歩し、夕日に染まる空や波打ち際を歩く馬とラクダの姿にうっとり。

カフェで海風に吹かれながらサンセットを眺め、帰り道には幻想的なランプとつやつやの猫に癒された。

リヤドにチェックイン。中庭に広がる癒しの空間

Riad Étoile d’Essaouira

今日は、23日に訪問を約束していたリヤド「Riad Étoile d’Essaouira」へチェックイン。

リヤドとは、モロッコの伝統的な邸宅を改装した宿のこと。

建物の中央に中庭(パティオ)があり、部屋はそれを囲むように配置されている。

外から見ると質素だが、ひとたび中に入れば、ゼリージュタイルで彩られた壁や噴水など、繊細で美しい装飾が施されていて、まるで小さな宮殿のようだ。

このリヤドも例に漏れず、中庭の装飾水盤がとても印象的。

メディナの喧騒から離れ、心落ち着く静けさが漂う、まさに隠れ家と呼びたくなる宿だった。

快適なダブルルームと清潔な空間

いくつかの部屋を見せてもらったなかで、迷わず選んだのがこちらのダブルルーム。

パソコン作業がしやすいテーブルと椅子があるのが決め手だった。

しかも毎日ハウスキーピングが入ってくれるので、いつも清潔で快適に過ごせるのがありがたい。

シャワールーム付

部屋にはシャワールームも完備されていて、水回りの心配もなし。

これで1泊素泊まり200ディルハムはかなりお得。

そもそも、この宿に決めたきっかけは、たまたま朝食を食べに入ったレストランで出会ったオーナーとの縁から。

旅って、本当に不思議な巡り合わせでできているなと感じる。

朝食は屋上レストランで。体調不良で昼は休養

Chaabi Chicでいただくモロッカン朝食

この日の朝ごはんは、Chaabi Chicの屋上レストランへ。

モロッカン・ブレックファストは、パンにムセメン(モロッコの薄焼きパン)、搾りたてのオレンジジュース、そしてミントティーという王道の組み合わせ。

海風の抜けるテラス席で、ゆったりとした優雅な時間を味わった。

……のだけれど、実はこのときからずっと、軽い吐き気を感じていた。

ちょうど昨日、生牡蠣を食べてから24時間が経過していたころで、「まさか当たったか!?」と内心ヒヤヒヤ。

それでも、症状は吐き気のみで、熱も下痢もない。

体はなんとか踏ん張ってくれているようだったので、無理せず昼は宿で休むことにした。

モロッコの金曜日はクスクスの日

Restaurant Berber Essaouira 2006

夕方にはすっかり体調も回復し、お腹が空いてきたので、夕食は路地裏にひっそりとたたずむ「Restaurant Berber Essaouira 2006」へ。

野菜タジンの夕食

金曜日といえば、モロッコでは“クスクスの日”。

家族や仲間と一緒に大皿を囲むのが伝統の風習。

私もその流れにのって、野菜クスクスを注文した。

ふわっと蒸し上がった粒状のセモリナ粉に、人参、ズッキーニ、かぼちゃなどの煮込み野菜がたっぷり。

香り豊かなスパイスがほんのり効いていて、あっさりやさしい味わいだった。

馬とラクダと、夕日が染める浜辺を歩く

海辺で過ごす、静かなサンセットタイム

食後は、夕暮れのビーチをのんびり散歩。

波打ち際では子どもたちがはしゃぎ、カップルが寄り添って夕日を眺め、青年たちはサッカーに興じている。

地元の人たちでにぎわう、温かく穏やかな風景が広がっていた。

大西洋に沈む夕日

空は少しずつオレンジ色に染まり、潮風が肌に心地よい。

ビーチには馬やラクダの姿が

波打ち際には馬やラクダの姿も見え、観光客を乗せて静かに海辺を歩いていた。

Cafe cultでサンセット鑑賞

そのまま海沿いの「Café Cult」へ。

海を見渡せるテラス席に腰を下ろし、ジュースを飲みながら、ゆっくりと沈んでいく夕日を眺める。

日が完全に落ちて暗くなるまで、潮の香りと風を感じながら、静かな時間を楽しんだ。

路肩のランプ売り

帰り道、メディナの路肩ではカラフルなランプが売られていて、暗闇の中にぽうっと灯る光が幻想的で美しかった。

つやつやハチワレ猫

そして今日のベスト猫賞は、グレーのハチワレ猫。

野良とは思えないほど毛並みがよくて、ツヤツヤのふわふわ。

かわいすぎて、しばらく見とれてしまった。

7月25日:使ったお金

宿代が安くおさえられたのが嬉しい。

・宿代(3泊分):600ディルハム(=9,868円)
・朝食(モロッカン・ブレックファスト):50ディルハム(=822円)
・夕食代(野菜クスクス等):85ディルハム(=1,398円)
・カフェ(ジュース):20ディルハム(=328円)

合計:12,416円