【191】マチュピチュ攻略記|サーキット1・サーキット3併用とワイナピチュ登山(2025.12.25〜12.27)

ペルー
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マチュピチュは、ただ遺跡を眺めに行く場所じゃなかった。

チケット争奪戦に始まり、刻々と変わる天気とのにらみ合い、そして「今日は見えるのか…?」というドキドキまで含めて、全部ひっくるめてひとつの大きな攻略戦。

サーキット2を買いそびれて絶望しつつも、購入代行でサーキット1B+3Bを確保し、雨季の雲に包まれながら3時間待って、ようやく現れたあの景色に息をのむ。

翌日はワイナピチュへ。

節約のために村から徒歩で登れば、野犬の気配と標高差400mの石段に心も体も削られ、それでも山頂で再び雲待ち2時間40分。

雲が切れ、遺跡が姿を現した瞬間、「ここまで自分の足で来たんだ」と胸がいっぱいになった。

散財も疲労も全部報われた、忘れられない3日間の記録。

12月25日 ペルーレイルのバス&電車で移動、翌日券チケット事情を確認した日

今日はマチュピチュ村まで、バスと電車を乗り継いで移動する日。

……なのに、体調は最悪だった。

夜通しお腹を下し、ほとんど眠れず。

高山病というと頭痛や吐き気のイメージが強いけれど、実は下痢になる人も少なくないらしい。

標高が上がることで自律神経が乱れたり、消化器系に影響が出ることもあるそうで、私の場合は完全にそちらに出たようだった。

移動中にお腹がもつのかどうか。

人間の尊厳が試されるようなスタートとなった。

念のため、朝食は食べずにそのまま乗り場へ向かう。

ペルートレイルの列車ホームで受付

朝10時、まずはPeruRailの列車ホームで受付を行う。

ここからそのまま列車に乗れるのでは?と勘違いしそうになるが、私が予約していたのはバス+列車がセットになったチケット。

最初にバスでオリャンタイタンボ駅まで移動し、そこから列車に乗り換える流れだ。

料金は往復で134.9ドル(=20,705円)。

正直かなり高額だけど、PeruRailの公式サイトから直接予約した。

行きのスケジュールはこんな感じ。

クスコ(WANCHAQ/ワンチャック駅)10時30分発
→ バスでオリャンタイタンボ駅(OLLANTAYTAMBO)12時25分着
→ 12時55分発の列車に乗り換え
→ マチュピチュ村14時25分着予定

線路を渡ってバス乗り場へ

列車ホームから線路を渡った先にバス乗り場があり、そこからバスに乗車する。

約2時間ほど走り、「もうオリャンタイタンボ駅かな?」と思ったところでGoogleマップを確認すると、表示されていたのはPachar駅だった。

Pachar駅の待合室

係員に誘導され、Pachar駅の待合室で列車の時間まで待つことに。

お茶のセルフサービス有り

待合室にはお茶のセルフサービスも用意されていて、朝食を抜いている身としてはありがたかった。

電車に乗車

12時10分頃、電車への乗車が始まった。

Eチケットには号車と座席番号が記載されているので、それを頼りに自分の席を探す。

パノラマ仕様の列車

列車は窓が大きく、天井にも窓があるパノラマ仕様。

景色がとても見やすい。

座席は2人がけと4人のボックス席があり、私はコロンビア人ファミリー3人と相席のボックス席だった。

20代のコロンビア人女性と、そのご両親はとても話好きで、マチュピチュ村に着くまでずっと4人で会話が続いた。

コロンビアのおすすめ観光地もたくさん教えてもらい、次は中米やコロンビアを重点的に回りたいな、と頭の中で次の旅の妄想が広がる。

お腹の痛みを忘れるほど、楽しい時間だった。

途中、電車が止まったり走ったりを繰り返して少し不安になる場面もあったけれど、最終的には定刻どおり、無事にマチュピチュ村へ到着。

マチュピチュ村

マチュピチュ村(アグアス・カリエンテス)は、山に囲まれた谷あいの小さな町。

町のすぐ脇を大きな川が流れていて、どこにいても水音が聞こえてくる。

観光客は多いものの、川と山に包まれた空気は意外と落ち着いていて、遺跡観光の拠点でありながら、ほっと一息つける場所でもある。

Machu Picchu Land シングルルーム

まずは、マチュピチュ村で3泊する宿「Machu Picchu Land」にチェックイン。

駅から近く立地も良く、シングルルーム(バスルーム付き)で3泊209ソル(=9,703円)だった。

バスルーム付き

シャワーは水圧もしっかりしていて、ちゃんと熱いお湯が出る。

これだけでかなり安心する。

荷物を置いて一息ついたら、さっそく街へ。

マチュピチュ遺跡チケット売り場

15時過ぎ、最初に向かったのはマチュピチュ遺跡のチケット売り場。

マチュピチュ遺跡のチケットは、当日遺跡で購入することができない。

基本的には事前に公式サイトなどで購入する必要があり、販売開始と同時に売り切れてしまうことも珍しくない。

チケットを持たずに来てしまった場合、この売り場で翌日分を購入することは可能。

ただしシーズンによっては長蛇の列ができ、入手がかなり困難になることもあるそうだ。

チケットの種類はとても多く、まず大きくサーキット1・2・3に分かれている。

さらにそれぞれがA・Bなどに細かく分かれていて、正直かなりややこしい。

ざっくり説明すると、

サーキット1は上層テラスから遺跡全体を見下ろすルート。

サーキット2は下層テラスからの眺めに加え、遺跡内部も歩けるルート。

サーキット3はテラスには行けず、遺跡内部のみを歩くルート。

この中で一番人気なのがサーキット2。

テラスにも行けて、遺跡内も歩ける、バランスの良さから真っ先に売り切れてしまう。

さらに、サーキット1Aのマチュピチュ山、サーキット3Aのワイナピチュ山といった登山ルートも、入場制限が厳しく非常に人気。

これらは通常の遺跡入場チケットとは別に登山用の追加チケットが必要で、こちらも早い段階で完売してしまう。

私の場合、メキシコやパタゴニアの旅でバタバタしていて、公式サイトをこまめにチェックできていなかった。

11月末、いざ購入しようとした時には、狙っていたサーキット2はすでに完売。

しかもそのタイミングで風邪をひいていて、予約作業をするのもしんどい状態だった。

そこで今回は購入代行業者に依頼し、まだぎりぎり売れ残っていたサーキット1Bとサーキット3Bのチケットを購入した。

2枚で112ドル(=18,215円)と、なかなかの金額になった。

公式サイトから自分で購入できていれば、1枚152ソル、2枚で304ソル(=14,154円)。

つまり、約4,000円ほど購入代行業者へ払った計算になる。

体調が悪かったとはいえ、正直かなり痛い出費。

しかもサーキット2なら、テラスにも行けて遺跡内も歩けて、料金は同じ。

どう考えても不公平だ。

買いそびれた自分が悪いのだけど、結果的にチケットを2つ買うことになり、出費はかなりかさんだ。

12月26日は朝7時からサーキット1、12時からサーキット3を回る予定。

1日かけて遺跡を見て回る計画だけど、雨季なので天気が少し心配だ。

もし天気が悪くて思うように観光できなかった場合でも、マチュピチュ村には3泊する予定。

27日分のチケットさえ取れれば、もう一度挑戦できる。

そんなわけで、念のためチケット売り場をのぞきに来た、というわけだ。

翌日チケットの販売状況

年末だし、さすがに混んでいるだろう。

もう明日の分は売り切れているかもしれない——そんなことを考えながら、入口の電光掲示板を見上げた。

すると、なんとすべてのルートがかなり売れ残っている( ゚Д゚)!!

掲示板では、黄色が定員、赤が販売済み、緑が残り枚数を示しているのだけど、入場制限が厳しく、すぐに完売することで有名なワイナピチュ登山のチケットまで普通に残っていた。

雨季だから人が少ないのだろうか。

理由はともかく、これは完全に嬉しい誤算だった。

もし明後日のチケットを買うとしたら、明日も夕方ごろにここへ来る予定。

今日のこの時間帯でこの余裕ぶりなら、明日も問題なく買えそうだ、という感触をつかめた。

チケットは翌日分しか購入できないため、明後日の分を今買うことはできない。

それでも、明日の体調や気分、天気予報を見てから決めればいいと思えるだけで、気持ちはかなり楽になった。

マチュピチュ遺跡までのバスチケット売り場

少し気分も上向きになり、次に向かったのはマチュピチュ遺跡へ向かうバスチケット売り場。

マチュピチュ村から遺跡までは徒歩でも行けるが、片道で約1時間半、帰りでも1時間ほどかかる。

約400mの標高差を、ひたすら階段で登ることになるため、体力的にはかなりハード。

そのため、ほとんどの観光客はバスを利用して遺跡へ向かう。

整理券を取って番号を呼ばれたらカウンターへ行く

建物に入ると、まず機械で整理券を発券。

番号が呼ばれるまで待合室で待ち、順番が来たらカウンターで購入する仕組みだ。

購入時にはパスポートが必要なので、忘れないように注意。

バスチケットは往復で80.9ソル(=3,756円)と正直高めだけど、超人気観光地なので仕方がない。

無事に明日のバスチケットを購入し、バス乗り場も確認。

これで今日やるべきことはすべて完了し、あとは夕食を食べに行くだけとなった。

ハンバーガーショップ「Fruti Rolls」

正直、お腹の調子は落ち着いてはいるものの、万全とは言えない。

明日の観光に備えて、あまりローカルフードを食べたくなかった。

ということで、ハンバーガーショップ「Fruti Rolls」へ。

ハワイアンバーガーの夕食

ハワイアンハンバーガーとコーラを注文。

フレンチ料理かな?と思うほどおしゃれなソースの盛り付けに、思わずテンションが上がる。

そしてこのハンバーガー、びっくりするほどおいしい。

肉はジューシーで、パイナップルも甘くて相性抜群。

まさかマチュピチュで、こんなにおいしいハンバーガーが食べられるとは思っていなかった。

朝から何も食べていなかったこともあり、より一層おいしく感じられたディナーだった。

12月26日 サーキット1・3で巡るマチュピチュ遺跡、テラスの景色と遺跡内部の見どころ

朝5時前に起床。

昨日まで悩まされていたお腹の調子は、すっかり回復していた。

マチュピチュ村の標高は約2,040m。

クスコの約3,400mと比べるとだいぶ低く、おそらく高度が下がったことで、体への負担も減ったのだと思う。

7時からの遺跡入場券を持っている人用のバス待機列

6時前にバス乗り場へ向かうと、そこにはすでに長蛇の列が2本できていた。

バス停近くの列は6時入場の人たち用で、7時入場の人は少し離れた場所で並ばされている。

私のチケットは7時だったので、指示どおり7時の列へ。

30分待ってようやく乗車

30分ほど待って、ようやくバスに乗車した。

バスは次々とやってくるピストン運行で、見た目より列の進みは早い。

それでも、確実に乗るなら入場時間の1時間以上前には並んでおくのが安心だと思う。

入場開始10分前にゲートに到着

つづら折りのくねくねした山道を登り、6時50分ごろ、入場ゲート前に到着。

階段を上がった先にサーキット1と2の入口があるが、ゲートは時間きっちりにならないと開かない。

時間になると、入口でチケットとパスポートを提示し、中へと進む。

途中でサーキット2への分岐点がある

しばらく歩くと、サーキット1と2の分岐点に到着。

サーキット2の入口では係員がしっかりチケットをチェックしていて、サーキット1のチケットしか持っていない人は進めないようになっている。

私はそのまま階段を上がり、サーキット1のルートへ。

石段を上がって展望台へ

展望エリアまでは、でこぼこした石段が続く。

雨季は石が濡れて滑りやすくなるので、足元には注意が必要だ。

雲に包まれたマチュピチュ遺跡

15分ほど歩き、ようやくテラスに到着。

目の前には、雲に包まれた神秘的なマチュピチュ遺跡の姿が広がっていた。

一方で、遺跡の背後にそびえるワイナピチュ山は、まだ雲の中に隠れたまま。

マチュピチュ遺跡は、15世紀ごろにインカ帝国によって築かれた山岳都市遺跡で、ジャングルの奥深く、標高約2,400mの尾根に位置している。

スペイン人の侵略を受けることなく、長いあいだ外界から隔絶されたまま残されてきたことから、「空中都市」とも呼ばれている。

1911年にアメリカの探検家ハイラム・ビンガムによって世界に紹介され、現在ではユネスコの世界遺産として、世界中から人々が訪れる場所となった。

雲が晴れるのを待つ人々

テラスには、雲が晴れるのを待つ人たちが集まっていた。

やはり、テレビや写真でよく見る、ワイナピチュがくっきりと姿を現したあの景色を見たいのだろう。

ところが、そんな期待とは裏腹に、雲は次第に厚くなり、やがて遺跡全体を覆い隠してしまった。

山どころか、遺跡すらまったく見えない状態に。

時間に余裕のない旅行者たちは、ここで次々と諦めて帰っていく。

でも私は、こうなることも想定済みだった。

だからこそ、サーキット3のチケットを12時入場で取っている。

時間はたっぷりある。

地面に敷かれた硬い網状のマットの上に座り、ひたすら待つことにした。

正直、おしりは少し痛いし、地面も冷たい。

ここで天気待ちをするつもりなら、小さな敷物やタオルがあるとかなり助かると思う。

また、雨や曇りの日は気温が一気に下がり、とても寒い。

私はクスコで買った防寒ポンチョで足元まで覆い、丸くなって座っていたので、なんとか耐えられたけれど、防寒着は必須だ。

雨季なら雨具も持っておいたほうがいい。

待っている間、時々小雨がぱらつくこともあった。

雲が厚くなったり、風で流されたりを繰り返しながら、ゆっくりと時間が過ぎていく。

そして10時ごろ、ようやく少しずつ視界が開けてきた。

ついにワイナピチュ山が姿を現した

雲の切れ間から、ワイナピチュ山がくっきりと姿を現した。

全景が見えた瞬間の感動は、言葉にならない。

3時間待って、本当によかったと心から思えた。

ワイナピチュにうっすらとかかる雲も、雨季らしくてむしろいい雰囲気だ。

晴れた!!マチュピチュ遺跡

やがて日が差し込み、遺跡全体が光を浴びてくっきりと浮かび上がる。

まるで絵葉書のような景色。

ああ、なるほど。

たしかにこの景色を見るために、世界中から人が集まるわけだ——と、妙に納得した。

忘れ去られていたインカ文明の遺跡が、確かにこの目の前にある。

その事実に、ただただ心を打たれた。

しばらく景色を思う存分眺め、ひとまずここで一区切り。

このあとは一度出口へ出て、12時入場のサーキット3に備える。

入場ゲートにあるトイレ

入場ゲート付近にあるトイレは有料で、2ソル(=92円)。

遺跡内にトイレはないので、ここで済ませておく。

サーキット3のゲート

サーキット3のゲートは、トイレに向かって右手側に、ひっそりと設けられている。

12時ちょうど、再びチケットとパスポートを提示して入場。

遺跡内には、住居跡や農業用の段々畑、貯蔵庫、水路、宗教施設などが点在している。

サーキット3では、こうした遺跡内部を実際に歩きながら、マチュピチュが宗教都市であると同時に、人々の生活の場でもあったことを体感できる。

遺跡内は一方通行になっており、いったん進むと引き返すことはできない。

そのため、ひとつひとつの場所をしっかり見てから、次へと進んでいく。

貯蔵庫

まずは、山の斜面に沿って造られた貯蔵庫跡を見学。

通気性を考えた構造になっており、トウモロコシやジャガイモなどの食料が保管されていたとされている。

いよいよ遺跡の中へ

貯蔵庫を抜けると、ここから本格的に遺跡内部へ。

石造りの道と段々畑が重なり合い、マチュピチュの街の輪郭がはっきりと見えてきた。

遺跡に張り巡らされた水路

遺跡内には、至る所に水路や水汲み場が残っている。

山の湧水を引き込み、街全体に水を行き渡らせる仕組みは、今見ても驚くほど精巧だ。

太陽の神殿

巨大な岩と曲線の石積みが印象的な太陽の神殿。

冬至や夏至の太陽の動きと関係しているとされ、宗教的に重要な場所だったと言われている。

自然の岩をそのまま取り込んだ造りが、いかにもインカらしい。

王の別荘

太陽の神殿周辺は、遺跡の中でも比較的整った造りの区画。

王や高位の人物が滞在した場所と考えられている。

中でも王の別荘とされる場所には、石臼のような形をした2つの石が残されている。

ここは台所だったのだろうか。

王の寝室はどこだったのだろう。

そんなことを考えながら、想像が自然と膨らんでいった。

コンドルの神殿

貴族の居住区や、技術者・庶民の居住区をまわり、最後にたどり着いたのがコンドルの神殿。

自然の岩と石積みを組み合わせ、コンドルの姿を表現したとされている。

コンドルは天と地をつなぐ聖なる存在とされ、インカにとって重要な意味を持っていた。

ここでは生贄の儀式や占いが行われたとされ、一説には牢獄だったのではないか、という説もある。

コンドルの顔の形をした石は、リャマが生贄に捧げられた儀式用の石と伝えられており、当時の光景を思わず想像してしまった。

遺跡にはリャマがいる

出口付近では、くつろぐリャマの姿も見られた。

観光客が近くにいても特に気にする様子はなく、景色の一部として自然に溶け込んでいる。

遺跡内をたっぷり2時間半ほどかけて歩き、テラスから俯瞰するだけでは感じられなかった、遺跡の温もりを実感することができた。

上からも中からもマチュピチュを堪能できて、大満足の一日だった。

帰りのバスに乗ってマチュピチュ村へ

ゲート前のバス乗り場へ向かうと、ちょうどバスが停まっていた。

バスチケットを提示して乗り込むと、ほどなくして出発。

15時前にはマチュピチュ村に戻ることができた。

その足で、すぐにマチュピチュ遺跡のチケットセンターへ。

翌日券は、どのサーキットも大量に販売残数があった。

明日のワイナピチュ登山のチケット(7時入場枠)を200ソル(=9,285円)で購入。

無事にチケットも確保できたので、夕食を食べに向かう。

アグアス・カリエンテス市場2階の食堂フロア

お腹の調子もすっかり良くなったので、アグアス・カリエンテス市場2階の食堂フロアでローカル飯に挑戦。

ローカルだらけの食堂

マチュピチュ村で観光業に従事する人たちが、日常的に利用している場所。

外国人はほとんどおらず、英語もあまり通じない。

タジャリン・サルタードの夕食

今回はタジャリン・サルタードを注文。

中華麺を牛肉や野菜と一緒に強火で炒めた、ペルー風中華料理だ。

醤油ベースの味付けで、食べごたえのある一皿。

ロモ・サルタードよりも麺派、という人には特におすすめしたい。

市場1階には野菜や果物が売られている

食後は、市場の1階をぶらぶら。

野菜や果物が並び、地元の人たちが日常の買い物に訪れる場所だ。

いちごを購入

美味しそうないちごが並んでいたので、思わず購入。

800gで5ソル(=232円)と、かなりリーズナブル。

いちごとコカティーの夜食

夜食はいちごとコカティー。

いちごは思った以上に甘くて、とても美味しかった。

量もたっぷりあるので、マチュピチュ滞在中に少しずつ食べることにした。

12月27日 マチュピチュ村から徒歩で登るワイナピチュ、雲待ち登山記

マチュピチュ滞在3日目。

今日はワイナピチュ登山へ。

すでに遺跡の入場券でかなり散財しているので、今日は遺跡までバスを使わず、歩いて行くことにした。

遺跡行きのバス乗り場から、遺跡への道を歩く

朝5時半、まずは遺跡行きのバス乗り場へ。

ここから、バスが走る山道の脇を、徒歩で約20分ほど進んでいく。

途中、何度も野犬に遭遇

しかし歩き出してしばらくして、早くも後悔。

途中、何度も野犬に遭遇した。

吠えてはこなかったけど、エサを求めて近寄ってくるので、とても怖い。

しかも歩いて向かう人は少ないのか、遺跡に向かう旅行者は2人ほどしか見かけず、野犬のいる道を、怯えながらほぼ一人で歩く時間が続いた。

橋の手前の小屋で遺跡入場券を提示

5時50分頃、マチュピチュ自然保護区の橋(Puente de la Reserva de Machu Picchu)に到着。

ここで入場券を提示し、歩行者用の橋を渡る。

山道を歩くときは強盗に遭わないか少し心配していたけど、きちんとチケットチェックがあるので、その点は安心できた。

ここから標高差400mの石段を登る

橋を渡って右手へ進むと、遺跡へ向かうハイキングトレイルの入口に到着。

ここから標高差400mの石段を登ることになる。

バスだとつづら折りの道を進むのだけど、徒歩だとこの階段で一気にショートカットできる仕組みだ。

不揃いな石段は急で、息が切れる

しかしこの階段がなかなかハードで、不揃いな石段は歩きにくい。

標高も高いので、少し登るだけで息が切れる。

チケットは7時入場枠。

30分以上遅れると入れない。

ちゃんと間に合うのか不安になりながらも、無理をして高山病になってはいけないので、休み休み登った。

入場時間10分前にゲートに到着

6時50分、なんとか入場時間ギリギリでゲートに到着。

ここまで約1時間半歩いているので、すでにへとへとだった。

ここからワイナピチュに登るなんて、自分は正気か?と一瞬疑う。

ワイナピチュは雲に隠れている

サーキット3のゲートを入り、遺跡を見渡すと、今日はワイナピチュが雲に隠れている。

ちょっと天気が心配になる。

サーキット3Aのワイナピチュ登山ルートは、昨日歩いたサーキット3Bと同じエリアを回る。

昨日すでに遺跡内は存分に見ているので、今日は見学はそこそこにして、ルート奥にあるワイナピチュゲートへ急ぐことにした。

雨に濡れたリャマたち

道中、雨に濡れたリャマたちがお出迎えしてくれた。

意外と早く走る姿も見られて、「実はリャマって俊敏なんだ」と新しい発見まであった。

第一のワイナピチュゲート 門番はいない

サーキット3の最奥に、ワイナピチュへ向かう第一のゲートがある。

しかしここには係員がおらず、そのまま通過できた。

第二のワイナピチュゲート ここでチケット確認

しばらく進むと第二のゲートがあり、ここでワイナピチュのチケット確認が入る。

名簿に名前や入場時間などを書き込み、いよいよ登山道へ。

崖っぷちを手すりに捕まりながら慎重に歩く

歩き始めてしばらくすると、崖っぷちスレスレの道が現れた。

滑ったら終わり、というスリリングさ。

手すりに掴まりながら、慎重に進む。

雨季は足元が滑りやすく、ワイナピチュ登山は乾季よりも危険だと思う。

手すりを使う場面が多いので傘はさせない。

レインコートはあったほうがいい。

ワイナピチュは雲に包まれて霞んでいる

やがて雲の中に、うっすらとワイナピチュ山が姿を現した。

今からこの山を登っていくのか、と思うと少し身構える。

かなり急な石段 ハイハイ状態で歩く

かなり急な石段を、両手を使ってハイハイ状態で登る。

高さもあるので、高所恐怖症の人にはかなり怖いと思う。

周囲は雲に包まれ、何も見えない

ふと下を見ると、周囲は雲に包まれていて何も見えない。

まるで雲の中を歩いているような感覚だった。

ワイナピチュ登頂!しかし遺跡は見えない

登山ゲートから1時間ちょっと歩き、8時40分頃、ようやくワイナピチュの山頂に到着。

しかし残念ながら、周辺の景色どころか遺跡すら見えない。

360度雲に囲まれた状態で、しばらく雲が晴れるのを待つ。

30分ほど待つと、一瞬だけ雲が切れて遺跡がチラ見え。

だけどすぐにまた厚い雲が覆い、何も見えない時間が続いた。

ここで諦めて下山する人も多かったけれど、私は今日も粘り強く、雲が切れる瞬間を待つことにした。

11時頃、9時入場枠の人たちが山頂に集まり始める時間帯になり、7時枠の人は下山を促される。

山頂から数m下ったところに展望所があるので、そちらに移動してさらに待機。

2時間40分待って、ようやく遺跡が姿を現した

そして11時20分頃、ようやく分厚い雲が晴れてきて、遺跡が姿を現した。

遺跡の左側には、バスが通るつづら折りの道がくっきりと見える。

その道の脇にある登山道を、今朝私は歩いて登ってきたのだ。

マチュピチュ村からここまで、全部自分の足で登ってきたことを、山の上からの景色で実感できて、ちょっと感動した。

信仰の対象とされていたワイナピチュ山からの眺め

ワイナピチュ山は、インカ時代には信仰の対象とされていたと考えられていて、山そのものが神聖な存在だった。

そんな山に実際に登り、インカの人々の宗教観に触れられたことが、純粋に嬉しかった。

景色だけでなく、場所の意味ごと体験できた登山だったと思う。

ワイナピチュを真下から望む

下山するころには、空もすっかり晴れ渡ってきた。

行きには雲に包まれていた山も、今はくっきり。

「こんな山を登ったのか」と、改めて思いながら下山した。

帰りもまた徒歩で村へ帰る

13時頃、遺跡の入場ゲートエリアに戻ってきた。

かなり疲れていたけど、ここからさらに歩いて村へ戻る。

帰りも野犬に遭遇するのではと心配だったが、行きほど多くの野犬には出会わなかった。

ただ狂犬病のリスクもあるので、心配な人はなるべくバスで往復することをおすすめする。

パディントンベアのベンチ

14時過ぎ、マチュピチュ村に無事帰還。

村の川沿いには、なぜかパディントンベアのベンチがある。

実はパディントンは「ペルー生まれのくま」という設定らしく、それでここに像が置かれているらしい。

ローカルレストラン「KUSI PAYA」で夕食 まずはスープ

今日は朝からずっと山を歩き通しだったので、お腹はぺこぺこ。

マチュピチュ村のレストランは観光地価格の店が多いのだけど、探せばローカル価格の店もちゃんとある。

今日はローカルレストラン「KUSI PAYA」へ。

スープ+ビフテキのセットメニューで15ソル(=696円)と格安だった。

まずは野菜たっぷりのスープをいただく。

メインはビフテキ

メインのビフテキは少し固かったけれど、値段を考えれば十分。

美味しくいただいた。

2日連続で遺跡を堪能し、マチュピチュ滞在は充実した日々だった。

明日は朝、マチュピチュ村の温泉で疲れを癒やしてから、ペルーレイルでクスコへ戻る予定。

また標高約3,400mの世界に戻るわけだけど、すでにクスコには2泊しているので、以前より体は高度順応していると思いたい。

これからペルーのクスコ、ボリビアのラパス、コパカバーナ、ウユニと、標高の高い場所の滞在が続く。

体がうまく適応できるのか、正直少し心配ではあるけれど。

それでも、体調をいちばんにしながら、ひとつずつ、ちゃんと旅を進めていこうと思う。

12月25日〜12月27日:使ったお金

12月25日

・ペルーレイル往復チケット代(クスコ↔マチュピチュ):134.9ドル(=20,705円)
・宿代(3泊分):209ソル(=9,703円)
・往復バス代(マチュピチュ村↔マチュピチュ遺跡):80.9ソル(=3,756円)
・夕食代(ハワイアンハンバーガー等):27ソル(=1,253円)
・スーパー買い物代(お菓子等):11ソル(=510円)

合計:35,927円

12月26日

・マチュピチュ遺跡入場料代(サーキット1Bと3B):112ドル(=18,215円)※購入代行業者を介して購入
・写真チップ:4ソル(=185円)
・トイレチップ:2ソル(=92円)
・夕食代(タジャリン・サルタード):10ソル(=464円)
・いちご(800g):5ソル(=232円)
・マチュピチュ遺跡入場料代(サーキット3A/ワイナピチュ):200ソル(=9,285円)

合計:28,473円

12月27日

・夕食代(ビフテキ等):15ソル(=696円)

合計:696円