【200】世界三大瀑布イグアス完全攻略|ブラジル側・アルゼンチン側を歩く旅(2026.1.20〜2026.1.23)

アルゼンチン(ウルグアイ・ブラジル含む)
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ブエノスアイレスを発ち、向かった先はアルゼンチン北端の町・プエルト・イグアス。

目的は、世界三大瀑布のひとつとして名高いイグアスの滝だ。

アルゼンチンとブラジル、ふたつの国にまたがるこの巨大な滝は、立つ場所によってまったく異なる表情を見せてくれる。

今回は4泊5日の滞在で、ブラジル側・アルゼンチン側の両方を巡り、滝壺に突っ込むボートツアーにも挑戦した。

連日の酷暑と移動に体力を削られつつも、圧倒的な水量と轟音、そしてジャングルの生命感に何度も言葉を失う。

一方で、宿に通う野良猫との静かな時間や、自炊中心の質素な食事が、心をそっと整えてくれた。

観光地としての迫力と、旅人の日常が交差した、イグアス滞在の記録。

1月20日 ブエノスアイレスからイグアスへ、ジャングルの街に到着

今日は、ブエノスアイレスを離れてイグアスへ向かう日。

イグアスといえば、あの有名なイグアスの滝。

アルゼンチンとブラジルの国境にまたがる世界最大級の滝群で、ヴィクトリアの滝、ナイアガラの滝と並ぶ世界三大瀑布のひとつだ。

すでにヴィクトリアの滝を訪れている身としては、イグアスは一体どれほどのスケールなのか、想像するだけで楽しみが膨らむ。

イグアスの魅力のひとつは、国によってまったく異なる表情を見せてくれるところ。

遊歩道を歩きながら滝のすぐそばまで近づけるアルゼンチン側、そして全体像を一望できるブラジル側。

その両方を楽しめるのが、この場所ならではだ。

今回の旅では、どちらの国に拠点を置くか少し迷ったものの、安宿が多く選択肢も豊富なアルゼンチン側の街に滞在することにした。

そこから両国を行き来し、アルゼンチン側・ブラジル側の両方をしっかり巡る予定。

イグアスへは午後便のフライトなので、午前中は宿でゆっくり過ごすことにした。

ベーカリー「Panadería Kosten Suess」

朝、宿の近くにあるベーカリー「Panadería Kosten Suess」で朝食を購入。

エンパナーダとアルファホーレスの朝食

今日の朝食は、定番のエンパナーダとアルファホーレス(Alfajores)。

アルファホーレスは南米ではとても人気のおやつ。

ペルーでも食べたけれど、アルゼンチンでは国民的お菓子といっていい存在だ。

クッキーにドルセ・デ・レチェ(キャラメルペースト)を挟み、チョコレートや砂糖でコーティングした甘いお菓子で、素朴だけど間違いなく美味しい。

宿の公共スペースにはコーヒーのサービスがあるので、食べ物だけ買ってきて、ここでゆっくり朝食をとれるのがありがたい。

チェックアウト後もロビーを使わせてもらえて、かなり助かった。

8番バスのバス停

12時、宿の近くにあるマリアーノ・モレノ広場(Plaza Mariano Moreno)横のバス停へ。

ここから8番バスに乗れば、ホルヘ・ニューベリー空港まで行くことができる。

ただし、すべての8番バスが空港行きというわけではないので、乗車時に運転手へ確認するのが安心。

バスのフロント部分にも「AEROPARQUE(アエロパルケ)」と表示が出ているので、それを見てから乗車した。

支払いはSUBEカード。

金額ははっきり覚えていないけれど、たぶん500〜600アルゼンチンペソくらい。

タクシーに比べると圧倒的に安い。

その分、移動には時間がかかるので、時間に余裕のある旅人向けの手段だと思う。

ホルヘ・ニューベリー空港前のバス停で下車

約40分ほどで、空港前のバス停に到着。

バス停前にあるコロンブス記念碑

バス停の目の前には、コロンブス記念碑(Monument to Christopher Columbus)が立っている。

新大陸到達で知られるクリストファー・コロンブスを記念した像だけれど、南米では先住民支配や植民地化の象徴として、評価が分かれる存在でもある。

チェックインカウンターでバックパックを預ける

13時過ぎ、チェックインカウンターに到着。

今日のフライトはLCCのFlybondi(フライホンダイ)。

15時35分ブエノス・アイレス発、17時25分プエルト・イグアス着の予定だ。

受託手荷物は12kgまで、機内持ち込み手荷物はなし、身の回り品は6kgまでOKという条件で、料金は11,690円。

この内容でこの値段なら、かなり安いと思う。

バックパックを機内に持ち込めないのは、正直ロストバゲージが怖いけれど、これが一番安かったので仕方がない。

ウェブチェックインは済ませていたものの、荷物を預けるためにカウンターに並んだ。   

ジャングルの中にある空港

そして定刻どおり、イグアスに到着。

飛行機を降りた瞬間、空気が肌にまとわりつくような蒸し暑さ。

ブエノスアイレスの乾いた暑さとはまったく別物で、ここがジャングル地帯であることを一気に実感する。

空港前にあるバス停からバスターミナル行きのバスへ乗車

空港からプエルト・イグアスの街へは、いくつか行き方がある。

その中で一番安いのが、Rio Uruguay社のバス。

とはいえ、ドル箱路線なのか、ほんの短い距離なのに10,000ペソ(=1,149円)と、かなり強気な価格設定。

しかも本数が少なく、西日が差し込む炎天下で、30分近く待つことになった。

今思えば一番おすすめなのは、ホテルまで送ってくれるシャトルバス。

空港建物内にチケット売り場があり、値段は11,000ペソ。

たった1,000ペソしか変わらない。

ケチらずにこちらにしておけばよかった、と後からしっかり後悔することに……。

結局、バスターミナルに到着したのは19時。

暑さと移動でかなり疲れていたので、すぐに宿へ向かった。

Iguazu Falls Hostelのプール

プエルト・イグアスで4泊する宿は「Iguazu Falls Hostel」。

バスターミナルからとても近く、観光の拠点としてはかなり便利な立地だ。

プールもあり、のんびりくつろぐ欧米人の姿が目立つ。

4人部屋の女子ドミ

4人部屋の女子ドミトリーは、常に満員。

事前に下段ベッドを希望していたおかげで、5日間ずっと下の段を使えたのはありがたかった。

共用キッチン

共用キッチンはあまり整理整頓されておらず、火を使う気にはなれなかった。

ただ、包丁だけ使うような簡単な調理なら、なんとかできそうな雰囲気。

エサをもらいにくる野良猫

ご飯の準備をしていると、必ずやってくるこの猫。

毎朝晩見かけたけど、どうやら野良猫らしい。

宿泊客がエサをあげているのか、とても人馴れしていて可愛い。

無理に食べ物を奪おうとせず、足元でちょこんと座り、じっと見つめてくる。

その健気な姿がいじらしくて、ついご飯をあげたくなってしまう。

夕食(チーズ、生ハム、サラミ、リンゴ、キウイ、ジュース)

プエルト・イグアスは物価が高めなので、自炊で乗り切る作戦。

宿の近くのスーパーで食材を買ってきた。

今日の夕食は、チーズ、生ハム、サラミ、リンゴ、キウイ、ジュースなど。

とにかく暑くて食欲がなく、体が求めているのは塩分とさっぱりしたもの。

自然と、フルーツや加工肉が中心のメニューになった。

明日からは2日連続で滝観光。

世界的に有名な観光地だけに、できるだけ人の少ない時間帯を狙って回りたい。

早朝スタートに備えて、今日は早めに眠ることにした。

1月21日 ブラジル側イグアスの滝と国境越え、三国国境で夕日を見る

朝食(梨、チーズ、生ハム)

朝6時半。

朝食は、梨、チーズ、生ハム。

少し量は控えめだけど、始発のバスに乗りたくて、急いで食事をかきこんだ。

バスターミナルにあるEASY BUS社チケットカウンター

プエルト・イグアスのバスターミナルには、たくさんのバス会社のチケットカウンターが並んでいる。

Rio Uruguay社など、複数の会社がブラジル側の滝行きバスを運行しているけれど、今回はEASY BUS社で往復チケットを購入することにした。

料金は往復で20,000ペソ(=2,298円)。

ブラジル側イグアスの滝行きのバスに乗車

始発のバスは7時15分。

このバスで、まずはアルゼンチン側のイミグレを目指す。

アルゼンチン側のイミグレで出国審査

最初はアルゼンチンのイミグレで出国審査。

ここではスタンプは押されない。

バスを降りるときは、必ずすべての荷物を持って降りたほうがいい。

このあとに乗るバスが、今乗ってきたものではなく、前後の便になる可能性があるからだ。

チケットはブラジル側の滝まで有効なので、別のバスになっても、係員にチケットを見せればEASY BUSのバスには乗ることができる。

バスに乗ってブラジルへ

イミグレを通過した先にEASY BUSが待っていて、係員にチケットを見せてそのまま乗り込む。

次はブラジル側のイミグレで審査かな、と思っていたら、バスは勢いよくブラジルのイミグレを完全スルー( ゚Д゚)

そのまま走り抜けていった。

どうやら、この滝まで直行するバスに乗っていれば、日帰りの場合はブラジル側のイミグレ審査が不要らしい。

謎のローカルルールで正直よくわからないけれど、問題にならないなら、もう何でもいい(笑)

途中、滝に行く人は、このマップの位置でバスを乗り換える必要がある。

運転手が「カタラタス〜、カタラタス〜」と声をかけてくれるのだけど、最初は意味がわからず一瞬戸惑った。

でも、そういえばスペイン語で滝はカタラタスだった、と思い出してハッとする。

慌ててバスを飛び降りた(‘A`)

このバスは、そのまま乗っているとフォズ・ド・イグアスという街まで行くらしい。

気づかなかったら、そのまま街の方へ連れていかれるところだったので、かなり危なかった。

英語での案内は一切ないので、ぼーっとしていると本当に危険。

端末で入場券を購入する

8時、ブラジル側の滝の入口に到着。

入場チケットは、この端末で購入できる。

クレジットカード決済で134レアル(=4,038円)。

園内バスで遊歩道入口へ

チケット購入後は、園内シャトルバスで遊歩道の入口へ向かう。

このシャトルバス代は入場料に含まれているため、追加料金は不要。

園内マップ(青いラインが遊歩道)

Belmond Hotel前でバスを降りると、園内マップが設置されていたので、ここで位置を確認。

ここから先は、断崖沿いに整備された遊歩道を歩きながら、次々と姿を変える滝の景色を楽しめる構成になっている。

青いラインが遊歩道で、最奥には「悪魔の喉笛」と呼ばれる滝壺の全体像を見渡せる展望デッキがある。

遊歩道入口

遊歩道入口から、いよいよ散策スタート。

道はよく整備されていて、とても歩きやすい。

滝を見ながら進む

ブラジル側は距離が短い分、手軽に滝を楽しみたい人に向いている印象。

正面からいくつもの滝を同時に眺めることができ、アルゼンチン側では味わえない「滝の全体像」がはっきり見渡せるのが特徴だ。

イグアスの滝名物のハナグマ

遊歩道の脇では、アライグマの仲間であるハナグマが普通に歩き回っている。

毛色は黒っぽい個体から茶色の個体までさまざまで、年齢や個体差がはっきり見て取れる。

かなり人に慣れているけれど、あくまで野生動物。

近づきすぎには注意が必要。

滝壺へと続く展望デッキ

終盤には、滝壺へと続く展望デッキがあり、轟音とともに立ち上る水しぶきに包まれながら、イグアスの迫力を間近で体感できる。

水しぶきを浴びながら悪魔の喉笛を見ることができる

ここからは、U字型に連なる滝の全景がきれいに見える。

この場所が、イグアスの滝の中でも最大の落差と水量を誇る「悪魔の喉笛」。

大量の水が狭い谷に一気に流れ込み、轟音と水煙を上げながら落下する様子から、この名で呼ばれている。

水量の多い時期は、ずぶ濡れ覚悟になるスポットだと聞いていたので、ビーサンを履き、濡れる気満々で向かった。

ただ、私が訪れたときはそこまでではなく、せいぜい霧雨程度。

正直、トレッキングシューズでも問題なかったなと思う。

以前ヴィクトリアの滝を訪れたときは、ビーサン、短パン、レインコート、折りたたみ傘、タオルが必須になるほど、本当に全身ずぶ濡れだった。

どちらも雨季に訪れているけれど、迫力のスケールでいえば、やはりヴィクトリアの滝に軍配が上がる印象。

とはいえ、ほとんど濡れずにゆっくり眺められるイグアスの滝も、それはそれでとてもよかった。

上にある展望デッキからの眺め

遊歩道の最後は階段を登り、上の展望デッキから全景を見渡す。

雨季とは思えないほど天気もよく、大きな虹がかかっていて、まさに絶好の観光日和。

朝一番だったこともあり、人は比較的少なく、展望台をゆっくり回ることができた。

ハンバーガーショップやカフェ等もある

遊歩道の最終地点にはレストランやカフェがあり、ここでランチをとることもできる。

クレジットカード決済が可能なので、ブラジル通貨がなくても問題なし。

ただし値段はしっかり観光地価格。

私は宿に戻ってから食べることにした。

無料で飲料水を補給できる

カフェの脇には、無料で飲料水を補給できるポイントもあった。

暑い中では、こういう場所が地味にありがたい。

園内シャトルバス乗り場

10時半頃、レストラン前にある園内シャトルバス乗り場へ。

遊歩道を歩いて滝を観光した時間は、だいたい1時間半ほど。

早い人なら1時間くらいで周れてしまう規模感だと思う。

それでも暑さはかなり厳しく、体はすっかりへとへと。

プエルト・イグアスやフォズ・ド・イグアスへ向かうバス乗り場

帰りは、チケット売り場の前にあるバス停でEASY BUSを待つ。

いろいろな会社のバスが来るけれど、往復券を買ってしまっているため、EASY BUS以外には乗れないのが少し不便。

EASY BUSは1時間に1本の運行

EASY BUSは毎時30分発で、1時間に1本のみ。

11時過ぎにはこのあたりにいたのに、11時30分のバスをうまく見つけられず、結局12時30分のバスに乗ることになった。

バス停に屋根付きのイスはあるものの、炎天下で1時間以上待つのはかなりつらい。

途中、バスを乗り換える

帰りのバスでも、行きと同じポイントで再び乗り換え。

ブラジル側のイミグレは、帰りも完全スルーで、そのままアルゼンチンのイミグレへ向かう。

アルゼンチン側のイミグレで入国審査

アルゼンチン側のイミグレで入国審査を終え、再びバスに乗ってプエルト・イグアスへ戻った。

昼食(リンゴ、なし、チーズ、生ハム、サラミ、ジュース)

13時半頃、ようやく宿に戻って昼食。

リンゴや梨を中心に、生ハムで塩分も補給。

暑さでバテ気味だったので、そのまま夕方までベッドで休むことにした。

少し眠ったら体力も回復してきたので、夕方に少しだけ散歩へ。

ブラジル・パラグアイ間を結ぶ橋

プエルト・イグアスの夕方の散歩コースとしておすすめなのが、三国国境地点(Hito Tres Fronteras)。

アルゼンチン、ブラジル、パラグアイの三国が、川を挟んで接する場所に設けられた展望スポットだ。

この大きな橋はブラジルとパラグアイを結んでいて、ブラジル側の橋のたもとには展望所がある。

ブラジル側からも、夕日を見に来た人たちが集まっている様子が見えた。

三国国境記念碑

展望台には三国国境記念碑があり、アルゼンチン、ブラジル、パラグアイの国旗が並ぶ。

ここが三国の接点であることを、はっきりと示している。

パラグアイに沈む夕日

川の向こうに沈んでいく夕日。

その先はパラグアイ側で、静かな川と夕暮れの景色がとても印象的だった。

アフリカでは、ナミビア、ザンビア、ジンバブエ、ボツワナの4カ国が川を挟んで接する地点を訪れたことがある。

こうした場所に立つと、いつも不思議と特別な気持ちになる。

それぞれの国が友好的な関係を築いているからこそ、こうして穏やかに夕日を眺められるのだと思う。

ブラジル側の展望台にいる人たちとも、同じ景色、同じ夕日を共有している。

戦争や争いの多い今の世界で、こうした時間がどれほど尊いものなのか。

夕日の美しさと重なって、その思いが静かに胸に染みてきた。

夕食(トマト&ツナサラダ、オレンジ、チーズ、生ハム、ジュース)

イグアス2日目の夕食は、メインをトマト&ツナサラダにしてみた。

オイルなしの水煮ツナを選んだ理由は……ねこのため。

お行事よく餌を待つ野良猫

昨日からずっと切ない表情で見つめてくる猫に、ついに負けた。

人間の食べ物は体によくないので、ツナをほんの少しだけ分けてあげる。

嬉しそうに食べている姿を見て、こちらまでほっとする。

食べ終わったあとも、しばらく物欲しそうにこちらを見つめていたけれど、足元で静かに座って待つだけ。

とてもお行儀がいい。

こういう健気な猫は、どうしてもかまってしまう。

狂犬病が怖いと思いつつ、結局なで回してしまった(‘A`)

1月22日 アルゼンチン側を歩く、悪魔の喉笛と滝壺ボート体験

朝食(パン、チーズ、ハム、オレンジ、ヨーグルト等)

イグアス3日目。

この日は、アルゼンチン側の滝をじっくり観光する予定。

今日も始発のバスに乗るため、朝食は6時半頃。

朝から夕方まで丸一日動き回るつもりなので、いつもよりしっかりめに食べておく。

Rio Uruguay社のチケットカウンター

7時過ぎ、バスターミナルへ。

Rio Uruguay社のチケットカウンターで、滝への往復バスチケットを購入する。

料金は20,000ペソ(=2,298円)。

昨日利用したブラジル側の滝行きバスと同じ金額だ。

距離の短さを考えると、どうしても割高感はある。

とはいえ、他に現実的な選択肢はなく、ここは受け入れるしかない。

Rio Uruguay社の滝行きバス

7時15分の始発のバスに、なんとか滑り込みセーフ。

この路線は定刻通りに出発するわけではなく、乗客の集まり具合によって多少前後する。

今回も少し出発が遅れ、そのおかげで間に合った。

イグアスの滝バス停に到着

7時50分頃、アルゼンチン側イグアスの滝に到着。

帰りのバスも、このバス停から乗るようだ。

バス停には帰りのバスの時刻表もある

バス停には帰りの時刻表が掲示されていて、便数もそれなりに多そう。

とりあえず一安心。

園内マップ

入口付近には園内マップが設置されていた。

アルゼンチン側のイグアスの滝は想像以上に広く、悪魔の喉笛、上部(Upper Circuit)、下部(Lower Walk)の3つの遊歩道が整備されている。

それぞれのエリアは、中央駅・カタラタス駅・悪魔の喉笛駅を結ぶトロッコ列車で移動できる仕組み。

距離はあるけれど、工夫されていて回りやすい構成だ。

マップを見ながら全体の動線を確認し、チケット売り場へ向かう。

チケット売り場は長蛇の列

チケット売り場はすでに長蛇の列。

15分ほど並び、さらに園内へ入るチケット確認ゲートでも20分ほど待つ。

結局、園内に入れたのは8時40分頃。

人の多さを見て、入口近くの中央駅からカタラタス駅までトロッコで移動するのは、時間がかかりそうだと早々に判断。

歩いて向かうことにした。

Sendero Verde

中央駅の手前に、Sendero Verde(緑の遊歩道)がある。

ここを通れば、歩いてカタラタス駅まで行くことができる。

トロッコのルートよりも距離が短く、近道になるため、所要時間は約10分ほど。

Iguazu Jungleチケット引き換え所&集合場所

カタラタス駅からさらに10分ほど歩くと、Iguazu Jungleのチケット引き換え所兼集合場所がある。

Iguazu Jungleは、イグアス国立公園内でボートツアーなどのアクティビティを運営している公式ツアー会社。

今回は11時30分開始のボートツアーを、事前に公式サイトから予約していた。

いくつかあるボートツアーの中から選んだのは「GRAN AVENTURA」。

滝壺へ突っ込む、かなりエキサイティングな内容で、全身びしょ濡れになることで知られている。

参加には条件もあり、やや危険性のあるアクティビティでもある。

念のため事前に集合場所を確認するためカウンターへ行くと、ちょうどこのタイミングでチケットの引き換えもできると言われ、その場で手続きを済ませた。

11時30分までに再度ここへ戻るよう案内され、それまでの約2時間で、上部(Upper Circuit)と下部(Lower Walk)の2つの遊歩道を回ることにした。

上部遊歩道(Upper Circuit)入口

まずは上部遊歩道へ。

滝の上部にある遊歩道を歩く

滝の上流に沿って続く上部遊歩道。

朝早い時間帯で人も少なく、水音と森の気配だけが静かに広がっている。

上から滝を見下ろす

足元を流れていた川が、そのまま断崖へと落ちていく。

見下ろす高さと水量に、思わず息をのんだ。

アルマジロ発見!

観光客の少ない時間帯に、まさかのアルマジロと遭遇。

イグアスでは、滝だけでなく野生動物との出会いも楽しめる。

下部遊歩道(Lower Walk)入口

上部遊歩道を約1時間かけて回ったあとは、下部遊歩道へ。

滝壺に突っ込んでいくボートが見えた

滝壺のすぐ近くまで下りていける下部遊歩道。

ちょうど、滝壺に向かって突っ込んでいくボートが見えた。

あそこに、これから自分も乗るのかと思うと、期待と不安が一気に押し寄せる。

びしょ濡れになっている乗客達

滝の目の前で、完全にびしょ濡れになっている乗客たち。

覚悟はしてきたけれど、想像以上に激しそうで、思わず笑ってしまった。

下部遊歩道も1時間ほどかけて回り、11時頃、少し早めに集合場所へ戻る。

ボート乗り場に集合

トイレを済ませたり、日焼け止めを塗ったりしているうちに、参加者が次々と集まってきた。

屋根なしの車に乗ってボート乗り場へ移動

屋根のないトラックのような車に乗り、ボート乗り場へ移動。

炎天下の中、30分ほど揺られながら進むので、なかなか暑い。

防水バッグをもらう

車を降り、階段を下りながらボート乗り場へ向かう途中で、防水バッグが配られる。

思ったより大きく、バッグだけでなく靴も余裕で入るサイズ。

川へと下る道

長い階段を下りきると、ようやくボートが見えてくる。

ここでスタッフに救命胴衣を着せてもらい、乗船。

最初に防水バッグの使用方法の説明がある

ボートは自由席。

出発前に、防水バッグの使い方について説明がある。

口部分をしっかりくるくると巻いていないと、水が簡単に入ってくるらしい。

靴は濡れるので防水バックの中に入れる

靴は確実に濡れるため、防水バッグの中へ。

ビーサンを持参している人もちらほら見かけた。

悪魔の喉笛ビューポイント

10分ほどボートを走らせ、悪魔の喉笛のビューポイントへ到着。

ここから先は危険なため、これ以上は近づけない。

滝をバックに記念写真

滝を背景に、記念写真を撮る時間も用意されていた。

「そろそろ滝に突っ込むけど、準備はいい(‘A`)?」

そんな声がかかり、そのタイミングでスマホや帽子を防水バッグへ入れる。

そしてボートは、何度も滝壺へ突っ込んでいく。

滝の勢い、冷たさ、容赦ない水しぶき――写真を撮る余裕どころか、撮影自体がほぼ不可能で、ただただ全身で滝を浴びる体験だ。

ちなみに、レインコートのズボンを履いていても、最終的には下着まで濡れた。

全身濡れる覚悟は必須。

料金は少し高めだけれど、それに見合う価値は十分ある。

更衣室

全身濡れても、帰り道にはきちんと更衣室が用意されている。

私は、この暑さならすぐ乾くだろうと着替えは持ってこなかったので、レインコートの長ズボンだけ脱ぎ、ショートパンツで観光を続行。

タオルで体を拭いたり、靴下を履いたり、ここで身支度を整えられるのは本当にありがたい。

昼食はバナナ1本

帰りは再び車で集合場所へ戻る。

車を待っている間、昼食代わりにバナナを1本。

カタラタス駅のチケットカウンター

集合場所に戻ったのは14時頃。

そこから、カタラタス駅へ向かう。

悪魔の喉笛へはトロッコで移動するため、カタラタス駅のチケットカウンターでチケットを発券してもらう。

チケットに記載されている便に通常は乗るのだけど…

チケットを見ると、かなり遅い便が指定されていてびっくり。

待っている人が多いのかもしれない。

ダメ元で改札の女性に声をかけてみると、「一人ならいいわよ」と、1本前の便に乗せてもらえることに。

トロッコは20〜30分に1本の運行なので、これは本当にありがたかった。

トロッコ列車で悪魔の喉笛駅へ

園内を走るトロッコ列車に揺られて、悪魔の喉笛駅へ。

森の中をゆっくり進むこの時間は、体力を消耗した後のちょうどいい休憩になる。

悪魔の喉笛トレイル(Devil’s Throat Trail)入口

14時半、いよいよ悪魔の喉笛トレイル(Devil’s Throat Trail)へ。

川の上にまっすぐ延びる遊歩道を歩く

悪魔の喉笛へ向かう遊歩道は、イグアス観光のハイライトとも言えるルート。

川の上にまっすぐ延びる金属製の遊歩道を進んでいく。

遮るもののない視界、穏やかに流れる川、そして次第に近づいてくる滝の轟音。

滝の存在感が少しずつ増していくのがわかる。

大型のナマズのような魚

川を見下ろすと、大型のナマズのような魚がゆっくり泳いでいた。

イグアスの川には、こんな巨大魚も普通に生息しているらしい。

展望デッキからの眺め

遊歩道の終点が、悪魔の喉笛の展望デッキ。

水量の多い日は、視界が白く霞むほどの水しぶきと轟音に包まれる。

水しぶきと轟音に包まれる

アルゼンチン側からの眺めは、「滝を見る」というより、滝の中に立っている感覚に近い。

同じイグアスでも、ブラジル側のパノラマビューとはまったく違う迫力。

この遊歩道最大のみどころだと思う。

朝一番に行かないと混雑しそうだと心配していたけれど、この時間帯は逆に団体客が少なく、意外とゆっくり回ることができた。

巨大な滝壺へと吸い込まれていく水

目の前で川が一気に落ち込み、巨大な滝壺へ吸い込まれていく。

言葉を失うほどのスケールで、まるで自分も引きずり込まれそうな感覚になる。

甲高い声で鳴くカササギフウキンチョウ

帰り道、静かな森の中に、甲高く力強い鳴き声が突然響いた。

足を止めて探してみると、そこにいたのはカササギフウキンチョウ。

黒い頭と黄色いお腹が特徴で、人をまったく怖がらず、すぐそばまで近づいてくる。

このジャングルには、本当に驚くほど多くの動植物が生息している。

帰りのトロッコでは、中央駅まで爆睡。

早朝から滝を巡り、ボートにも乗り、暑い中歩き回った体は、すでに限界だった。

ボート後は濡れた服のまま観光したけれど、それが逆に涼しく、結果的には熱中症対策として正解。

とはいえ、その服もすぐ乾いてしまうほどの暑さなので、水分補給は本当に大事。

帰りのバスに乗車

帰りのバスは待ち時間もなくスムーズ。

17時頃、プエルト・イグアスに戻ってきた。

夕食(トマト&ツナサラダ、オレンジ、チーズ、ハム、ジュース)

夕食は昨日とほぼ同じ内容。

この日も猫に、ほんの少しだけツナを分けてあげた。

炎天下の中、2日連続で滝を巡った疲れがどっと出て、体は完全にぐったり。

この日の夜も、気づいたら爆睡だった。

1月23日 何もしない贅沢、次の旅に備える休養日

朝食(パン、バナナ、チーズ、ハム、ヨーグルト、ジュース、ラテ)

イグアス4日目。

この日は特に予定を入れず、宿で一日ゆっくり過ごすことにした。

ブログを書いて過ごす

朝食を食べたあとは、溜まりに溜まったブログ作業。

外に出る予定もなく、ほぼ一日中、パソコンに向かって文章を書いて過ごした。

連日、滝を歩き回っていた身体には、こういう何もしない日がちょうどいい。

静かな宿で、気持ちも体も少しずつ整っていく感覚。

夕食(茄子の詰め物料理、オレンジ、チーズ、ハム、ジュース)

夕食は、スーパーで買ってきたお惣菜をメインに、残っていた食材をすべて食べきる。

茄子の詰め物料理は、フライパンで軽く温めると、できたてのような味になってとても美味しい。

シンプルだけど、こういうご飯が一番落ち着く。

明日で、アルゼンチン旅は終わり。

プエルト・イグアスを離れ、ブラジルを越え、陸路でパラグアイへ向かう。

パラグアイに行く目的は、ただ一つ。

日本人居住地の民宿で、毎日日本食をたらふく食べる、食っちゃ寝生活を満喫すること。

長旅になると日本食が恋しくなるのはもちろん、観光が続く日々は、想像以上に体力も気力も削られる。

ここで1週間ほど、なにもしない充電期間を挟み、2月から始まるアマゾンジャングルという過酷な旅に備える予定だ。

次回のブログは、大自然に囲まれた、のどかなパラグアイでの田舎スローライフについて。

1月20日〜1月23日:使ったお金

1月20日

・朝食代(エンパナーダ等):3,700ペソ(=425円)
・バス代:10,000ペソ(=1,149円)
・航空券代(ブエノスアイレス→イグアス):11,690円
・宿代(4泊分):54ドル(=8,505円)
・スーパー買い物代(サラミ等):21,500ペソ(=2,471円)

合計:24,240円

1月21日

・バス代(プエルト・イグアス↔ブラジル側イグアスの滝往復):20,000ペソ(=2,298円)
・ブラジル側イグアスの滝入場料:134レアル(=4,038円)
・スーパー買い物代代(リンゴ等):2,650ペソ(=304円)
・スーパー買い物代代(ハム等):19,900ペソ(=2,287円)

合計:8,927円

1月22日

・バス代(プエルト・イグアス↔アルゼンチン側イグアスの滝往復):20,000ペソ(=2,298円)
・アルゼンチン側イグアスの滝入場料:45,000ペソ(=4,038円)
・イグアスボートチケット:90,000ペソ(=10,344円)
・スーパー買い物代(サラミ等):21,500ペソ(=2,471円)

合計:19,151円

1月23日

・スーパー買い物代(茄子の詰め物料理):3,270ペソ(=375円)

・バス代(プエルト・イグアス→シウダー・デル・エステ):10,000ペソ(=1,149円)

合計:1,524円

※24日に支払ったバス代は、アルゼンチンでの合計に含めるため23日分に計上します。

これまでの旅費の合計

チリからアルゼンチンでの旅費の合計は125,039円でした。

・航空券代(カラマ→ブエノスアイレス):36,596円
・アルゼンチンでの滞在費(6泊):クレカ払い40,738円+キャッシング24,238円+ドル払い149ドル(=23,467円)=88,443円

合計:125,039円

よって、日本出国からアルゼンチンまでの旅費の総合計は、3,382,915円でした。