かれこれ1年近く前になりますが、2024年4月27日から5月7日までタイとラオスを旅行しました。
その時の旅の備忘録をここに書き留めたいと思います。
↓今回の旅のルートはこちら↓
今回の旅の目的は3つあります。
- タイ⇔ラオス陸路国境越え
タイのノーンカーイ⇔ラオスのビエンチャンを陸路で移動 - ラオス・バンビエンでチュービング川下り
毎年死亡事故が発生するスリリングなアクティビティに挑戦! - チェンマイで少数民族のカレン族の村を巡るトレッキング
2泊3日でカレン族の村を泊まり歩く
記憶が薄れてきている部分もありますが、ご容赦ください。
- 【寝台夜行列車】バンコク→ノーンカーイ
- 【国際バスで陸路国境越え】ノーンカーイ→ビエンチャン
- 【まるで中国?ラオス鉄道】ビエンチャン→バンビエン
- 【ヒッピーの街】バンビエン到着
- 【行方不明者発生】クレイジーなチュービング川下り
- 【レンタサイクルで周る】ブルーラグーン巡りとナムサイ山トレッキング
- 【路線バスで陸路国境越え】ビエンチャン→ノーンカーイ
- 【地獄の12時間夜行バス】ノーンカーイ→チェンマイ
- 【チェンマイ散策】首長族の村訪問とトレッキングの準備
- 【2泊3日トレッキング】ドイ・インタノン山域に点在するカレン族の村を巡る
- 【VIPな夜行バス】チェンマイ→バンコク
- 【激安ローカル移動で周る】水上マーケットとメークロン市場
- 【まとめ】ラオス&タイ旅行の旅費は167,372円
【寝台夜行列車】バンコク→ノーンカーイ
バンコク・クルンテープアピワット駅からラオス国境の町・ノーンカーイまでは、寝台夜行列車で移動しました。
インターネットで事前予約し、料金は894バーツ(≒3,761円)。
クルンテープアピワット駅はまだ新しく、コンコースのトイレには無料のシャワーも完備。
昼間にタイ人の友達と遊んで汗だくになっていたので、出発前にシャワーを浴びられて助かりました。




私は上段のベッドを予約しました。
上段には窓がないので、景色を楽しみたいなら下段の方がオススメです。
夜になると下段の座席がベッドに変わり、シーツが敷かれて就寝モードに。
明け方、車窓から見る日の出はとても幻想的でした。


朝、ノーンカーイ駅に到着。
ここからバスターミナルまでトゥクトゥクで移動しようとしたものの、どのドライバーも料金をふっかけてくる。
交渉決裂し、バックパックを背負って徒歩で向かうことに。
30分ほど歩いたところで、流しのトゥクトゥクが60バーツ(≒252円)で声をかけてくれた。
暑さと荷物の重さに耐えかね、迷わず乗車。
【国際バスで陸路国境越え】ノーンカーイ→ビエンチャン

ノーンカーイのバスターミナルで、ビエンチャン行きの国際バスのチケットを55バーツ(≒230円)で購入。
窓口で切符を買ってバスに乗り込みます。



イミグレーションの前でバスは停車するので、出国手続きをします。

メコン川にかかる『タイ・ラオス友好橋』を渡り、ラオス入国手続きへ。
しかし、ラオスへ出稼ぎに来たフィリピン人ファミリーのママと子供たち、それに欧米人男性とアジア系女性のカップルが帰ってこない。
彼らの荷物はバスの中に残されたまま。
そして、バスは彼らを置いて発車・・・。
「こんなことってある?(゜д゜)」
もし自分が置いていかれたらと思うとゾッとする。

ビエンチャンのバスターミナルに到着。
フィリピン人パパはここで家族を待つという。
家族と一緒にルアンパバーンまでラオス鉄道で行くらしい。
私もこれからラオス鉄道でバンビエンまで行くので、一緒に駅まで行こうという話になった。
とりあえず、おっちゃんの家族がここに来る前に、私はSIMカードとラオスの通貨を手に入れることにした。
バスターミナル横にあるタラート・サオというショッピングモールに向かう。

ショッピングモールのATMでラオス通貨のキープをキャッシングする。
ようやく現金を手に入れられて一安心。
SIMカードも無事に買え、バスターミナルに戻ってくるとおっちゃんファミリーが集合していた!
みんな無事入国できて本当によかった。
フィリピン人ファミリーは出稼ぎできてるから荷物がめっちゃ多い。
おっちゃんが交渉してくれたおかげで鉄道駅までソンテウで安く移動することができた。


【まるで中国?ラオス鉄道】ビエンチャン→バンビエン

チケットカウンターで自分で買うこともできたのだけど、駅の外でチケット購入代行してくれる可愛いお姉さんがいたので、お願いしてみた。
チケット代22万キープ(≒1,555円)を払い、LINEの連絡先を交換して、パスポートを預ける。
支払いをしている時、ふと思う。
お金とパスポートだけ盗られてとんずらされてもおかしくないよね……(・∀・)?
でも、一生懸命働いているお姉さんのこと、応援したかったので信じてみることにした。
待ち時間の間、駅の2階にあるレストランでランチ。


食べ終わってしばらくしたら、お姉さんがチケットを持ってきてくれた。

無事チケットGET!!
ラオス鉄道は中国が7割出資しているため、駅や車両のデザインはまるで中国の高速鉄道そのもの。




ここは中国ですか?(笑)
昔、北京から西安まで高速鉄道に乗ったことがあるけど、その時を思い出しました。
フィリピン人ファミリーはルアンパバーンまで行くけど、私は途中のバンビエンで下車。
おっちゃん達に礼を言って列車を降ります。
【ヒッピーの街】バンビエン到着

駅を出るとすぐにバス乗り場があり、バンビエン中心地行きのバスを探して乗車。


Agodaで予約していた『Camellia Hotel』に到着。
ここに3連泊します。
ダブルルーム・朝食付きで3泊45.84ドル(≒7,039円)。
荷物を置いたら、街をブラブラ散策。


ツアー会社を数件まわり、チュービングツアー代金やビエンチャンまでのバスの値段をチェック。
チュービングツアーはホテルのフロントで15万キープ(≒1,059円)で予約をしてもらった。
4日後に乗るビエンチャンまでのバスは、ツアー会社で14万キープ(≒988円)でチケットをGET。

この日は寝台夜行列車での移動と国境越えで疲れていたので、夕食をとって早めに就寝。
そして翌朝。
チュービングツアーまで時間があったので、タムチャン洞窟へ。
ゲストハウスから徒歩30分ほどで到着。



【行方不明者発生】クレイジーなチュービング川下り
さて、いよいよ今回のバンビエンのハイライト、ナムソン川でゴムタイヤを使ったチュービング川下りです。
ツアーの車がゲストハウスまで迎えに来て、他の宿泊客をピックアップしてから上流へ移動。


スタート地点ではお酒が販売されていて、ここでみんなお酒を買います。
お酒を飲みながらチュービングで川を下っていきます。
もちろん救命胴衣なんてない。
酒も飲んでるのに安全対策は大丈夫なんでしょうか…?
「日本なら絶対許可されないよな…」と思いながら、自分の命を預けるゴムタイヤを選ぶ。
着替える場所はないので、最初から水着をゲストハウスから着て行きました。
荷物を預ける場所もないため、持ち物はお酒代とスマホのみ。
スマホとお金は防水ケースに入れて、いざ出発!


雨季じゃないから川の水量は少なく、流れも遅い。
ぼーっとしてたら全然進まず、一緒のツアーの人達がどんどん先に進んで一人ぽつんと取り残されてしまった。
まわりに誰もいなくなってヤバいと焦りだす。(゜д゜)
必死にビーサンを両手に持ってオール代わりにして水をかいても全然進まず…。
ゴムタイヤから降りて泳ぐしかないと決意し、川に飛び込んだら溺れかける。
そして溺れかけた時にビーサンを失くしてしまった。(T_T)
なんとかゴムタイヤにつかまり必死に泳ぎ、川沿いのバーに到着。

ここで私のツアー仲間たちはみんなでわいわい飲んでいました。
ツアー仲間の日本人女子さゆりちゃんとインド人のVikilとお酒を飲みながら休憩していたら、牛が川を渡っていきました。
のどかなラオスらしい風景です。

スタッフの掛け声で、再びチュービング再開。
今度はビリになりたくないので必死で先頭をキープ。
プカプカ川に浮いてるだけだとナメてましたが、かなりの運動量でした。
もし雨季なら水量が増えてスリリングらしいが、それはそれで怖そう。
そうこうしていると2回めの休憩ポイントです。

お酒を飲んでいると、どこからともなくDJ登場。
野外レイブ状態に!(笑)
欧米のバックパッカーたちに混ざり、一緒に踊る(・∀・)
ここで盛り上がり過ぎたせいで、この後暗闇の中チュービングするハメになるとはこの時誰が想像しただろうか。

ゴールに近づくにつれて流れが早い箇所が増えてくる。
操縦が難しくて半べそをかいていたら近くの中国人のJoeが助けてくれた。
このJoeとは後にインドネシア・トラジャを一緒に旅することになるが、この時の私はまだ知る由もない。
Joeと旅したトラジャの旅行記はこちらから。

私はこの写真がお気に入りだ。
夕暮れの美しい空と気球とナムソン川のゆるやかな流れ。
Joeは写真で見ると3人の娘がいそうなパパに見えるが、こう見えてまだ20代だ。
なんとかJoeのおかげでゴールまでたどり着いた頃にはもうすっかり日も暮れてあたりは真っ暗になっていた。
ツアースタッフがライトでゴールを誘導しているが、気付かずに流される人続出(笑)
全員揃ったか確認し、いざ出発…のはずが、一人帰ってきていないことが発覚。
イギリス人のJodyがいない!
さゆりちゃんとVikilと川に向かってJodyの名前を叫んで探すも見つからない。
そうこうしている間にツアースタッフは無情にも捜索していた私達を置きざりにして街へ帰ってしまった。
しばらくJodyを探したけど、見つけられず、後ろ髪を引かれる思いで帰ることになったけど…
ビーサンを失くした私は裸足でジャングルを歩くことに。
足裏、激痛。(T_T)
シャワーを浴びて、さゆりちゃん、Vikilと夕食。

バンビエンは狭い街なので、夕食後街を歩いているとJoe達中国人グループとバッタリ遭遇。
みんなでバーに飲みに行く。
バンビエンのバーではバルーンが売られている。

これは何かっていうと、中に笑気ガスが入っていて、吸うとハッピーになれる。
3軒目みんなでクラブに行こうってなって、有名なSAKURA BARに行くと、なんとそこにはお立ち台で踊り狂っているJodyがいるではありませんか(゜д゜)!!

「Jody生きとったんか〜い!!」って抱きついて喜ぶ感動の再会。
「I’m alive !!!」って叫んでるJodyに一同爆笑。
なんとJodyはあれからしばらく暗闇の川を一人で下って、真っ暗なジャングルを歩いて帰ってきたそうな。
ほんと、よくぞ無事に帰ってきてくれた。
相変わらずJodyは酒枯れしてる声で、今度は別のバーに行くからそっちで飲もうと誘ってきた。
大変な目にあったのに、なんという体力(・∀・;)
日本人、インド人、中国人、イギリス人、みんなで次のバーへ。
夜遅くまで楽しんだ♪
【レンタサイクルで周る】ブルーラグーン巡りとナムサイ山トレッキング
バンビエン周辺にはいくつかのブルーラグーンがあり、ツアーで巡ることもできますが、私は自由に行動したかったので、レンタサイクルを選びました。
道はほぼ平坦ですが、一部に坂道やでこぼこ道があるため、マウンテンバイクをレンタル。
最初の目的地『ブルーラグーン1』までは約7.6km。
のどかな風景を楽しみながら進みます。



酷暑の中、汗だくになりながら、ブルーラグーン1に到着。
ここでは、5mの木の上から飛び込みができます。

度胸試しに私も1回飛び込んでみましたが、お尻を水面に打ち付けて数日痛みがとれなかった。
ラグーンの水はとても冷たく、クールダウンできたので、次の目的地であるナムサイ山に向かいます。
ブルーラグーン1から『ナムサイ山』までは約1.9kmです。

登山口にある売店で入山料を支払い、片道約20分の険しい道を登ります。
ビーサンでは危険なので、トレッキングシューズや運動靴をおすすめします。

ナムサイ山の頂上からは、バンビエンの美しい自然を360度一望できます。
なぜか頂上にはバイクとラオス国旗があり、記念写真スポットになっていました。
次の目的地『ブルーラグーン3』までは約7.9km。
昼間の一番暑い時間帯の長距離サイクリングは過酷で、ブルーラグーン1で泳ぎ、ナムサイ山を登った私は、もはやトライアスロン気分。(゜д゜)
熱中症になりかけ、吐き気を感じながらも、なんとかブルーラグーン3に到着。

ここで少し遅めのランチをとることに。
ブルーラグーン1はバンビエンの中心地に近く観光客が多かったですが、ブルーラグーン3は中心部から約17km離れているため、人も少なくのんびりできます。


偶然ここでJoe達中国人グループと再会。
彼らはツアーでソンテウに乗って来たとのこと。
私にはもう帰りの17kmをマウンテンバイクで走って帰る体力も気力も残っていなかったので、Joe達のツアーのドライバーにバイクごと乗せて帰ってほしいと頼み込む。
Okをもらったので、ここで体力が尽きるまで遊び倒すことに(・∀・)

Joe達と遊んでいたら中国人ファミリーとも仲良くなり、一緒に筏で遊ぶ。
大人数で無理やり筏に乗るもんだから、筏が崩壊して沈んでいったのでみんなで爆笑した。
【路線バスで陸路国境越え】ビエンチャン→ノーンカーイ
翌日、ミニバスでバンビエンからビエンチャンへ移動。
2020年に高速道路が開通し、以前は4時間かかっていた道のりが1時間半ほどに短縮されていました。
ラオスの発展ぶりに驚きます。
バスはビエンチャンのバスターミナルまで行くと言われていましたが、実際には変な場所で降ろされました。
バックパックを背負いながら30分歩き、ようやくタラート・サオに到着。
ここはラオス初日にキャッシングとSIMカードを購入したショッピングモール。
古い建物で、エスカレーターは動いておらず、かなりカオスな雰囲気。
でも、3階にはフードコートがあり、ここでラオスキープを使い切るために早めのランチをとることに。
タラート・サオのフードコートでは、店舗で直接現金を支払うのではなく、入り口の受付で食券を購入して支払うシステム。
まずフードコート内を一周して食べたい料理を選んで、その分の食券を購入した。


昼食後、ビエンチャンのバスターミナルへ。
国際バスより手間はかかりますが、路線バスを乗り継いでノーンカーイへ向かうことに。
ローカルな体験を求めるバックパッカーにはおすすめです。
国境の橋まで行く路線バスは14番で、だいたい30分に1本ある。



路線バスの切符は18,000キープ(≒125円)でした。
路線バスに乗り、まずはラオス側のイミグレに行きます。

出国手続きを終えたら、シャトルバス(料金忘れました…)で国境の橋を渡り、タイ側のイミグレへ。




タイ側のイミグレからトゥクトゥクに乗り、ノーンカーイの中心部へ向かいました。
【地獄の12時間夜行バス】ノーンカーイ→チェンマイ
夕方にノーンカーイバスターミナルを出発するチェンマイ行きのバスに乗るので、バスの時間までしばらく国境の川沿いを散策しました。




市場を少し散策した後、少し早いですが夕食を食べました。


ラオス側に沈む夕日を見ながらバスターミナルに向かいます。

行きに国際バスに乗ったノーンカーイのバスターミナルに戻ってきました。
ここからタイ各地に行くバスが出ています。
バスの出発は18時半、到着は翌朝6時。
約12時間の長旅です。(T_T)
インターネットで事前予約し、運賃は997バーツ(≒4,964円)。



バスに乗ると軽食が配られましたが、問題は冷房がほぼ効かず、車内は蒸し風呂状態。
12時間汗だくで過ごすことに。
さらに、トイレ休憩がほとんどなく、仕方なくバスの車内トイレを利用しましたが、超汚くてクサイ…。

深夜にコンビニに立ち寄った際、お弁当を購入。
超過酷なバス移動でボロボロの状態でチェンマイ到着。
ノーンカーイでシャワーを浴びる時間がなかったので、自分が汗臭すぎる。
一刻も早くホテルにチェックインするため、Grabバイクでゲストハウスへ直行しました。
【チェンマイ散策】首長族の村訪問とトレッキングの準備

Agodaで予約していた『Lanna Thai Guesthouse』に到着し、ここに1泊。
ツインルームで宿泊代は2,083円。
早朝に着いたにもかかわらず、アーリーチェックインをさせてもらえてありがたかった。
シャワーを浴びて少し休憩した後、チェンマイ旧市街へ散策に出かける。

チェンマイの旧市街は四方を堀で囲まれ、その内側には城壁が残っており、かつての防衛機能を示しています。

特に有名なのが街のランドマーク、ターペー門。

旧市街にある有名な古本屋『The Lost Book Shop』へ。
英語の古本が豊富に揃っている。
街歩きをしながら、目的のトレッキングツアーを探す。
旧市街にはツアー会社が多数あるが、いくつか回った末に『Wandering Star Tour』で予約。
英語の案内書きがあったのでグーグル翻訳こんにゃく。

2泊3日のトレッキングツアーで3,500バーツ/人(2名以上)。
基本の行程にはバンブーラフティングが含まれてないけど、希望すれば初日の朝に追加可能とのこと。
さらに、翌日出発のツアーに他の参加者もいるため、ジョイントすれば3,000バーツ(≒12,621円)に割引してもらえた!
ラッキー\(^o^)/
ツアーを無事予約できたので、トゥクトゥクをチャーターし、首長族の村へ向かう。

チェンマイ郊外にあるカレン族の村を訪問。
入場料は1人500バーツ(≒2,103円)。
この村は観光客向けに作られており、彼らの生活を見世物にしているという点で「人間動物園」として問題視されることもある。
文化的搾取や経済的必要性、難民としての生活など、複雑な要素が絡んでいる。
実際に現地で彼らの暮らしを見て、色々と考えさせられた。
村内の約8割は土産物屋だが、観光客が立ち入れない住居エリアもあり、一部の生活圏を垣間見ることができる。

首長族の女性たちは、首に金色の真鍮リングを巻くことで首を長く見せるのが特徴。

実際には首が伸びるのではなく、肩の位置が下がることで視覚的に長く見える。

私の首と比較するととっても長く見えます。
そして、首長族は美人がとても多いです。



観光客向けのリングを試しにつけてみたが、かなりの重さがあった。
村には女性や子どもが多く、男性はチェンマイなどの都市へ出稼ぎに行っているようだ。
子どもが非常に多いのも印象的だった。

1時間ほど滞在した後、トゥクトゥクで旧市街に戻る。
トレッキングツアーで使うためのリュックを買うためにワローロット市場で降ろしてもらう。

ここは食品から洋服、日用品まで何でも揃う3階建ての市場。


いくつかのカバン屋を回り、リュックを購入。
お腹が空いてきたので、日本食が恋しくなり、『サムライキッチン』へ。

昭和レトロな雰囲気が漂う店内には、まるでお宝鑑定団に出てきそうな骨董品が並ぶ。
カレーを注文し、美味しくいただいた。

その後、ナイトバザールをぶらぶら。
露天の寿司屋には、日本では見たことのないネタがたくさん並んでいる。





宿がナイトバザールのすぐ近くだったので、色々回れてよかった。
トレッキングに持っていく荷物の選別をして、この日は就寝。
【2泊3日トレッキング】ドイ・インタノン山域に点在するカレン族の村を巡る
朝、ツアーのソンテウがゲストハウスに迎えに来る。
市場で買ったリュックに3日分の荷物を詰め、その他の荷物はツアー会社のデスクに預ける。
背負って歩くため、荷物は必要最小限。

いくつかのゲストハウスを周ってお客さんをピックアップし、ツアー会社にバックパックを置いた後、ソンテウがチェンマイ郊外の市場に寄ってくれました。

ここでトイレ休憩、果物など買って朝ご飯を食べます。

バンブーラフティングのポイントに到着!

ここから竹で作られた筏に乗って川下りです。
荷物はツアーガイドさんがばっちり見てくれているので、身ひとつで乗り込みます。
濡れるので水着・ビーサンが良いです。
とはいえ、私の場合、水着のままトレッキングするので、服の着替えはなしです。


乾季で水位が低く、船頭さんは苦労していたが、雨季はもっとスリリングだそう。

竹の棒を使って操縦もさせてもらったが、力仕事で大変だった。
バンブーラフティングが終わった後は、ビーサンからトレッキングシューズに履き替え、リュックを背負い、トレッキングスタートです。


今日泊まるカレン族の村までは、専属ガイドのカレン族・ダァが案内してくれる。
畑のあぜ道を上がってジャングルに入っていきます。

彼はカレン語・タイ語・英語を話すトリリンガルで、山について詳しい。
タランチュラの巣や珍しい植物を教えてくれながら進む。
グーグル翻訳にはない、カレン語も教えてくれた。
『ありがとう』は『ダブルッ』
『こんにちは』は『オムチパァ』
この二つはトレッキング中の3日間何度も連呼して村人とコミュニケーションをとりました。
楽しく話しながら歩いていると、休憩ポイントの滝に到着。

ここでランチを食べます。

バナナの葉に包まれたチャーハンとフルーツを美味しくいただき、冷たい滝で水浴び。

灼熱のトレッキングなので、冷たい水が気持ちいい。

水浴びの後、しばらくまたジャングルトレッキング。





実はカレン族はキリスト教徒が多い。
そしてトレッキング中たくさんの野焼きに遭遇した。

野焼きをすることで農作物の田畑が作れるけど、大気汚染の問題も深刻だ。
色々考えさせられながら歩いていると、今日泊まる集落に到着。



寝室で荷物を置いたら、これから3日間一緒にトレッキングをするドイツ人のMagnusと、イタリア人のGiuliaと合流。
二人はドイツで働いていて、会社の同僚だそうだ。
これからよろしくね、と挨拶する。
布団はたくさんあって選び放題だったが、景色がよく見える場所を選んだ。

屋根と簡単な壁がコの字型にあるだけの簡単な小屋なので夜は蚊帳を使って寝ます。

寝室からは素晴らしい景色が見える。

寝室の小屋のすぐ横に、シャワー・トイレの小屋がある。
水色のチューブがあるだけの簡単な作りですが、蛇口を捻ったら雨水が出てきます。
そう、カレン族の集落は上下水道がないので、雨水でシャワーも、洗濯も、料理もします。

集落の中に歯を磨けるところもある。

雨水のプールもあって、ここで水浴びもできます。
この水を使って洗濯もします。

電気もほぼほぼないので、日が明るい内に夕食作りを始めます。

台所の蛇口から出てくる水も雨水。
雨水で料理もします。
加熱処理すれば大丈夫ですが、先進国から来た人間は衝撃的かもしれません。
ガスコンロなんてありませんので、薪をくべてかまどで料理です。

ここでこれから3日間、ガイドをしてくれるボゥと合流です。
ボゥはガイドのライセンスを持っているベテランで、料理もとても手際が良いです。

ツアー客に出す料理はカレン族の料理ではなくタイ料理だそう。
外国人の味の好み的にタイ料理が好まれるのだろう。

ツアー客は料理しなくてもいいのだが、私は興味があったのでお手伝いをさせてもらった。

3品のおかずとご飯。
飲み物は集落で別料金で注文できる。
とても美味しかった。

食後、Magnus、Giulia、ダァ、ボゥとキャンプファイアーをする。
ボゥはギターと歌が上手で、盛り上げてくれた。
ガイドもできて、料理もできて、ギターも弾けて、本当にすごいエンターテイナーだ。

翌朝、朝日を見てから朝食とお弁当作りにとりかかる。
今日のお弁当は焼きそば。

その辺に生えてるバナナの葉をとってきて、焼きそばを包む。
意外と包むのは難しくてコツがいる。

炭火でトーストを焼くので美味しい。

朝からしっかり食べます。
食後、出発前にお世話になったカレン族の村人と記念写真。

ダァは朝早く別のツアーのお客さんを迎えに行く仕事があり、出発していた。
2日目のトレッキングは、ボゥ、Magnus、Giulia、私の4人で出発。

途中ターザン遊びができる木があるので、みんなで童心に返って遊ぶ。
四十肩のワタシは掴まるだけで激痛(゜д゜)



お昼は農家の東屋を借りて食べさせてもらいました。
焼きそばです。








途中象と遭遇。
野生かと思いきや村で飼われている象だそう。
しばらくすると象使いが象を迎えにきていました。

夕方、2日目のゴールポイントの集落に到着。
ここに泊めてもらいます。

高台にあってとても景色が良いところです。





台所で夕食作りを手伝います。


ドイツ人のLeaも加わり、Magnus、Giulia、私の4人で夕食を食べます。
この集落は、ダァの家族の集落でした。
ダァにそっくりの兄弟がたくさんいてびっくり。(゜д゜)

この日はサンセットを見て早めに寝ました。
2日間ジャングルを歩いて、疲労がピークに達しています。

翌朝、お弁当作り。
3日目のお弁当は平たい麺の焼きそばです。


朝食はフレンチトーストでした。
かまどで焼くフレンチトーストなんて初めて!

とっても美味しかったです。


出発前にダァの家族と記念写真。
お嫁さんが可愛かった。
3日目は、Magnus、Giulia、Lea、ボゥ、私の5人でトレッキング出発です。





途中絶壁を歩きながらも休憩ポイントに到着。
この滝で水浴びしつつお弁当を食べる。


お弁当を食べたらゴール地点までもうひと頑張り。

ゴール間近で象の親子に遭遇。
観光客用の施設が近くにあって、そこで飼われている象のようだ。
近づいたら危ないから遠くからみるよう、ボゥに言われる。

山を降りて、ようやく道路に出てきた。ここで迎えのソンテウを待つ。
ここでボゥとはお別れ。
3日分のチップを払ってお礼をする。
ソンテウはそれぞれのゲストハウスまで送ってくれるのだが、私は夜にバンコク行きの夜行バスに乗るので、バスターミナルまで送ってもらうことにした。
【VIPな夜行バス】チェンマイ→バンコク
チェンマイバスターミナル3に到着。
隣にバスターミナル2があるのでまぎらわしい。
チェンマイ→バンコク行きのバスは1日に何本も出ていますが、私は事前にネットでチケット予約しました。
私が予約したバスは、20時5分出発。到着は5時35分です。
ノーンカーイからチェンマイまでの12時間バスに比べたら全然マシです。
しかも今回は、トレッキング後で疲れてるだろうと思ったので、VIPバスを奮発して予約した。
お値段は994バーツ(≒4,476円)!!

バスターミナルにはたくさんのバス会社のチケットカウンターがあります。
まずはチケットカウンターに行き、チケットを引き換えます。
それからトレッキングや川の水浴びできったなくなった体をきれいにするためにシャワーを探しますが、これがなかなか見つからない。
色んな人に聞いて回るとターミナル横のレンタルバイク屋みたいなところでシャワーが浴びれるとの情報をゲット。

……いや、絶対わからんだろ。
この店構えで英語の看板もなく、これがシャワー浴びれる店とは気付けないよ!
外国人には難易度高めのシャワー探しでした。
探すのに時間かかって、夜行バスの出発の時間が近づいてきていたので大急ぎでシャワーを浴びる。

なんとか滑り込みセーフでバスに乗車。
高級なバスなので座席も良い。
空調もちゃんと効いていて、快適に過ごせた。

出発後軽食が配られる。
トレッキングで疲れ果てているので、バスの中では爆睡。

夜中のトイレ休憩でサービスエリアに立ち寄る。
VIPバス乗客専用のレストランに行くと、無料で夜食を食べられます。

夜食もチケット代に含まれているので、食べないと損!
急いで食べてバスに戻る。
朝、Mochit 2 Bus Terminalに到着。
ここで、バックパックの荷物を預かってくれるお店を探す。

ターミナル内に荷物を預かってくれるカウンターがあるので、お金を払って預けます。
バックパックを預け、身軽になったのでタイ最終日、バンコクへ観光へ繰り出します。
【激安ローカル移動で周る】水上マーケットとメークロン市場
この日はバンコク郊外にある水上マーケットとメークロン市場という有名な観光地に行く。
バンコク発のツアーはたくさんあるけれど、ツアーで行くのは味気ない。
せっかくならローカルの公共交通機関を使って行ってみることにした。
モーチットからメークロンへ向かうロットゥー(ミニバス)が出ているが、チェンマイからの長距離バスが到着するターミナルとは異なる場所にある。
まずはMochit 2 Bus Terminalの向かいにあるMinibus Stationへ向かう。

ロットゥーのチケット売り場では、カウンタースタッフがとにかく威圧的。
やたら大声で怒鳴るのはなぜなのか……(゜д゜)
外国人観光客がほとんどいない空間で、ローカルの洗礼を浴びる。

購入したチケットとともに、乗り場の番号札を渡される。

指定の54番乗り場で待つが、時間を過ぎてもロットゥーが来ない。
さらに、一緒に待っていた人たちがいつの間にか消えている。
不安になって周囲を探すと、なんと乗り場が変更されていた。
英語のアナウンスは一切なく、危うく乗り遅れるところだった。

何とか乗車成功。

本当はダムヌン・サドゥアック水上マーケットまで行きたいが、バンコクからのロットゥーはメークロンまでしか行かないため、サムットソンクラーム バスターミナルで下車。
ここからソンテウに乗り換える。


しばらく待っていると、数人が乗り込んできて出発。
終点ではないので、Googleマップで現在地を確認しながら進む。
運転手に「水上マーケットで降りたい」と伝えていたので、ちゃんと降ろしてもらえた…
…が、そこは偽物のマーケットの入口だった。
事前に調べていた通り、「Shang Boat Pier」はぼったくり価格のうえ、市場の中心部まで行かないと分かっていたので、すぐに方向転換。
本物の乗り場に向かって歩く。
スタッフが笑顔で声をかけようとしていたが、私がスルーした瞬間、その表情がひきつる。
申し訳ないけど、本物のマーケットに行きたいんだヽ(`Д´)ノ
15分ほど歩いて、ようやく本物の乗り場が見えてきた。

まず①のダムヌン・サドゥアック水上マーケットに行ってみる。
ここが一番グーグルの口コミ数が多いからだ。
ここでいくつかボートの価格交渉をしたがどこも高かった。
一人だとどうしても割高になるのは仕方ないが、それにしても事前情報よりずっと高い。
ダムヌン・サドゥアック水上マーケットのすぐ近くにある②の建物にもたくさんボート乗り場があるので、そこにも行ってみた。

水上マーケット中心地の橋の上からの写真。

事前に調べていたネット情報によると手漕ぎボート150バーツ/1人だったけど、値段忘れたけどもうちょっと高かったかな。
たぶんコロナ前と後とでもだいぶインフレで金額上がってるから、ネット情報より高いのは致し方ない。
他の店をいくつか聞いて回って一番安かったので、ここに決めた。
ブログを書く予定もなかったので、ボート代をメモしておらず、詳細な金額は不明。
申し訳ない。

ボートをチャーターし、一人貸し切りで水上マーケットを巡る。
が、想像以上に混雑。
舟が多すぎてなかなか進まない。
本当は活気のある朝8~10時に訪れたかったが、バンコク発のロットゥーが遅かったため、着いたのは昼前。
観光客向けの店ばかりになっていたが、割り切って楽しむことにする。


観光客向けの土産物屋はどこも高額。
バンコクのショッピングモールで買った方が品質も良く、価格も安い。

ココナッツジュースで喉を潤す。


ココナッツアイスを売りに来た舟からアイス購入。
美味しい〜!

ボートが終わったら、今度はメークロン市場に行きます。
ボート乗り場からソンテウが走る大通りまで灼熱の中20分くらい歩く。

大通りで反対側の車線に渡り、メークロン方面に走るソンテウを探す。
どこに行くかわかんないけど、とりあえずソンテウがきたら手を斜め横に挙げて合図を送ると止まってくれます。
タイでは相手の頭より高く手を挙げるのは無礼な行為なので、日本のタクシー捕まえるように手を挙げてはいけません。
ソンテウのおっちゃんにメークロンに行きたいと伝えたら、乗れ、と合図される。

ローカルの乗り物はあんまり英語が通じないので本当にメークロンに行くのか不安だけど、とりあえず方向合ってるので良しとする。
外国人観光客はみんなツアーでくるのか、ロットゥーもソンテウもタイ人ばっかり。
でも、こういう移動が面白かったりする。
苦労して自力で辿り着いた観光って思い出に残るから。
メークロンの中心地に帰ってきたので、メークロン市場に近そうなところで降ろしてもらう。
少し歩くとメークロン駅が見えてきた。

帰りは電車でバンコクに戻るのも面白そうだが、本数が少ないため断念。
メークロン駅から線路を歩いて市場を見学。




暑さにバテて、線路沿いのエアコン付きレストランでランチ。
レストランに電車の時刻表も置いてあるので、電車が来る時間までお店で涼んで待つ。
電車が来る時間になると、店員たちがテントを畳み、線路上の商品を素早く片付ける。
やがて、大きな電車がゆっくりと進んでくる。

観光客はテンションが上がりすぎて危ないくらい。
赤いラインが地面に引いてあって、それより内側に立たないといけないけど、みんなどんどん前のめりになる。
私が運転士の立場だったら、この区間は絶対に走りたくない(゜д゜)


電車が通過すると、またすぐに市場が再開。
これが「パタパタ市場」と呼ばれる所以だ。

朝到着したメークロンのバスターミナルに戻り、ロットゥーでバンコクへ。
夕方の渋滞が心配で早くバンコクに帰りたかったので、Tesco Lotus Pinklao行きのロットゥーを選ぶ。
Pinklaoで降りると、親切なタイ人女性がモーチット行きの路線バスを教えてくれた。
タイ人、本当に優しい。

しばらくすると路線バスが来た。

バスには車掌のおばちゃんが乗っていて、乗客が乗ったら席まで来てくれるので切符を購入するシステムだ。
タイ人女性のお陰で無事モーチットバスターミナルに帰ることができた。
預けていたバックパックを受け取り、バスターミナルのシャワー(10バーツ)で汗を流す。

今日は1日grabバイクを使わなかったので、ここまできたら全部公共交通機関でスワンナプーム空港まで行ってやるぜと意地になってバスを探す。
モーチットからBTSのSaphan Khwai駅まで路線バスが出ているので、バス停へ向かう。

このバス乗り場でもまた、やさしいタイ人のおっちゃんが親切にSaphan Khwai駅に行く路線バスの番号を教えてくれる。

Saphan Khwai駅に行く路線バスはなんだかすごくレトロだった。
Saphan Khwai駅前でバスを降り、BTSに乗車。

Phaya Thai駅でスワンナプーム空港行きの電車に乗り換える。
なんとかこの日1日、公共交通機関縛りで旅をすることができて満足。
ツアーなら簡単に行ける観光地も、ローカル移動だとちょっとした冒険になる。
英語もなかなか通じないし、時に怒鳴られ文化の違いに戸惑うこともある。
でも、ほとんどのタイ人は優しくて、困っていたらすぐに助けてくれる。
灼熱地獄の中えんえん歩くとか拷問だけど、タイ人の優しさにふれながら、苦労して自分の力で目的地にたどり着ける時に感じる達成感は旅の醍醐味だ。
【まとめ】ラオス&タイ旅行の旅費は167,372円
今回の旅費は、トータルで167,372円。
- 渡航前費用 80,663円
航空券、新幹線、高速バス、前泊ホテル、前泊食事代等 - クレカ決済 16,110円
チェンマイ宿代、寝台列車、長距離バス、Grab、Esim等 - 両替(キャッシング) 70,599円
1万バーツ(タイ)、150万キープ(ラオス)
ゴールデンウィークなので航空券が高かったですが、夜行で移動することが多かったので宿代は節約できました。
前泊を含めると12日間の旅行なので、節約しつつ思いっきり旅を満喫できたと思います。