【205】マナウス発タバチンカ行き ハンモックフェリーでアマゾン川遡上1週間(2026.2.7〜2026.2.12)

ブラジル
スポンサーリンク

マナウスから国境の街タバチンカへ。

アマゾン川を1週間かけて遡上する、ハンモックフェリーの船旅が始まった。

ずっと憧れていたローカル船でのアマゾン川遡上。

その先には、情報の少ない三国国境と未知のルートが待っている。

しかし現実は甘くなかった。

食事には何度もチキンが登場し、気づけば記憶の中はすっかり「チキン地獄」。

騒音、寒暖差、虫刺され、川水シャワー、密集するハンモック…。

快適とはほど遠い環境のなか、それでも川沿いの集落や夕日に心を奪われる瞬間がある。

過酷な環境のなか、アマゾン川を遡り続けた6日間。

そのリアルな船旅を記録する。

2月7日 出航とハンモック設営、アマゾン川遡上スタート

いよいよ今日から、1週間のハンモックフェリー生活が始まる。

マナウスから国境の街タバチンカまでは、アマゾン川を遡上していくため、なんと1週間もかかる。

下りなら同じ距離でも4日ほどで着くらしいけれど、上りなので倍近い時間が必要なのだ。

ローカル船で1週間。

大丈夫だろうか、と少し不安になる。

でも、アマゾン川の船旅で国境を越えることは、ずっと前からの夢だった。

タバチンカは、コロンビアのレティシア、ペルーのサンタ・ロサと隣接するスリーフロンティア。

三国が接する国境の街だ。

そこからはペルー側へ渡し船で渡り、さらに別のフェリーに乗り換えて、アマゾンの街イキトスへ向かう予定。

タバチンカから先、イキトスへ向かう船の情報がとにかく少ない。

運航日も所要日数もはっきりせず、ネットで調べても断片的な体験談が出てくるだけだ。

そのため、イキトスにいつ到着できるのかも正直わからない。

数日で着くのか、もっとかかるのかさえ曖昧なまま。

それでも、現地で港を探し、時刻を聞き、乗れる船を見つけていくしかない。

その不確実さも含めて、どこか冒険の匂いがして、私は嫌いではなかった。

そんな期待と不安を抱えながら、マナウス港へ向かった。

マナウス港の改札

チケットはすでに事前に購入済みだ。

購入の流れや値段、窓口でのやり取りについては、下記の記事に詳しくまとめている。

当日はチケットを手に、そのまま改札へ向かった。

改札で係員にチケットを確認され、ゲートを抜けて船乗り場へと進む。

いよいよ乗船だ。

桟橋にはハンモックフェリーがたくさん

桟橋にはハンモックフェリーがずらりと並んでいる。

購入時に教えてもらったフェリー名「エスメラルダ号」を探す。

もし名前を聞いていなかったら、きっと迷っていただろう。

それほどたくさんの船が停泊していた。

エスメラルダ号に乗船

なんとかエスメラルダ号を発見。

3階建てのフェリーで、1階は貨物室。

2階と3階がハンモックフロア。

出入り口は2階にある。

フェリー2階の入口でチケットを確認

入口で再びチケット確認。

手首にリストバンドを巻かれる。

下船ターミナルごとの色分けなのだろう。

2階にハンモックを吊るす

2階にするか、3階にするか。

ハンモックを吊るす場所で少し迷う。

最終的に選んだのは、より人の多い2階。

ゴール地点に近づくにつれて乗客は少しずつ減っていくと聞いていたので、女子一人なら人目のある場所のほうが安心だろう、と考えたからだ。

それに、人が多いということは、それなりに理由があるのかもしれない。

なんとなくそんな予感もあった。

そして、その予感は当たる。

2階には女性専用のバスルームがあり、食堂も近い。

さらに日中は3階よりも涼しい。

3階は屋根が直射日光で温まり、かなり暑くなるのだ。

場所を決め、ハンモックを設置。

ジャングルサバイバルで何度も吊るしてきた経験がここで役立つ。

思ったよりもスムーズに完了した。

取付用ロープは事前に購入していたので問題なし。

ただ、もし忘れていても大丈夫。

船内にはロープや充電コードを売り歩く人がいて、その場で買うこともできる。

周囲を見渡すと、敷物や蚊帳まで持参しているのは私だけだった。

完全装備で、かなり浮いている。

けれど気にしないことにする。

どうせ外国人なのだから。

電源は高い位置にある

心配していた電源は、思っていたよりも数が多かった。

ただし問題は場所。

ほとんどが柱の高い位置にあり、少し使いづらい。

天井にある電源は手が届かない

中には天井近くに設置されているものもあって、背伸びしても手が届かない。

その点、ローカルの人たちは慣れたものだ。

延長コードを持参している人が多い。

これがあると、ハンモックに寝そべったままスマホを触りつつ充電もできる。

なるほど、必需品だ。

私の両隣はローカルのご夫婦。

とても親切で、延長コードを時々貸してくれた。

長い船旅、こうしたささやかな助けが本当にありがたい。

ハンモックに対してまっすぐ寝ると体が辛い

ハンモックの寝心地も確認する。

まっすぐ、両端を結ぶラインに沿って寝ると、一見正しい姿勢に思える。

でも実際は体がくの字に沈み、腰とお尻が深く落ち込む。

バナナのように曲がる感覚。

長時間はなかなかつらい。

斜めに寝ると寝心地Good

少し斜めに体をずらしてみる。

すると、生地が広がり、沈み込みが分散される。

腰だけが落ちることなく、背中がほぼ平らになる。

ハンモックはまっすぐ寝るものではない。

斜めが正解。

このコツをつかんでから、体の痛みはかなり軽減された。

食事の時間表

このフェリーは1日3食付き。

食堂入口に時間表が貼られている。

朝6時半、昼10時半、夕16時半。

早すぎる気もするが、決まりは決まり。

夜の空腹が少し心配。

フェリー3階にある売店とカフェスペース

3階には売店とカフェスペース。

ジュース、お菓子、カップ麺、アイス。

さらにシャンプーや皿などの日用品まで揃う。

ハンモックさえあれば、あとはなんとかなる環境。

Wi-Fi料金表

売店ではWi-Fiも販売している。

1時間5レアル(=152円)、2時間8レアル(=243円)、5時間20レアル(=609円)。

なかなか高い。

楽天モバイルは2GBまで無料だが、この区間はほぼ圏外。

大きな街を通るとき以外、通信は期待できない。

フェリーのWi-Fiはスターリンクだと聞いていたけど、よくみたらSpeedNet(スピードネット)という会社のWi-Fiのようだ。

フェリーによって違うのかもしれない。

いよいよ出航の時

出航は11時と聞いていた。

けれど実際に船が動き出したのは、13時を過ぎてから。

2時間以上の遅れだ。

まあ、ローカル船らしいといえばらしい。

ようやくエンジンが唸り、ゆっくりと桟橋を離れる。

出航の瞬間、乗客たちが一斉にデッキへ集まり、マナウスの街を見つめていた。

マナウスの街並みが遠ざかる

川の上から見る街は、思っていたよりもずっと大きい。

高い建物が並び、しっかりとした都会の輪郭がある。

その街並みが、少しずつ、ゆっくりと遠ざかっていく。

いよいよ本当に、長い川の旅が始まるのだと実感する。

フェリー1階は貨物室

出航後、1階の貨物室も覗く。

食品、スイカ、バイク。

大量の荷物。

この船は物流の大動脈でもある。

アマゾン川流域の村々へ、物資を運んでいるのだ。

女性用バスルーム

バスルームは各フロアにあるけど、ほとんどが男女共用。

ただし2階には女性専用が2つ設けられている。

やはり女性用のほうが比較的きれいに使われていることが多く、私はできるだけそちらを利用するようにした。

ただ、その分どうしても混みやすい。

時間帯によってはかなり並ぶのが難点だ。

シャワーとトイレは川の水

シャワーもトイレも、水はすべてアマゾン川の水。

茶色く濁った水がそのまま使われている。

しかも水シャワー。

昼間の暑い時間帯でないと、なかなか浴びる気にはなれない。

トイレットペーパーは基本的に置いてあるものの、切れていることもある。

念のため自分でも用意しておいたほうが安心だ。

洗面台も川の水

食堂の横には洗面台がある。

もちろん、ここから出る水もアマゾン川の水。

茶色く濁ったその水で、歯を磨き、皿を洗う。

スポンジと石鹸が置いてあり、食事のあとは各自で皿を洗う仕組みだ。

無料の飲料水補給所

そのすぐ近くには、無料の飲料水補給所もある。

コップやペットボトルに水を入れて飲むことができる。

生活に必要なものは、一通りこの一角に集まっている。

洗濯物や果物を吊るす

果物は虫対策で天井に吊るすことにした。

ハンモックに洗濯ロープを取り付け、そこに洗濯物も干す。

1週間の船旅。

シャワールームで洗濯しながら、少しずつ乾かしながらの生活になる。

リンゴとバナナとオートミール、緑茶の昼食

初日の昼食は提供なし。

昨日買っておいたリンゴとバナナ、オートミールで簡単に済ませる。

水出しの緑茶も一緒に。

お湯がなくても、時間をかければちゃんと飲める。

アマゾン川を遡上していく

真っ茶色のアマゾン川をぼんやり眺めながら、夕食の時間を待つ。

やることは、ほとんどない。

ただ川を見ているだけ。

それでも不思議と退屈ではなかった。

夕食の時間には長蛇の列ができる

16時30分、夕食の時間。

食堂前には長い列ができる。

列は二つ。

配慮が必要な人の列と、一般の列。

一般の列はなかなか進まず、20分以上は並ぶことになる。

食堂

食堂の中は蒸し暑い。

ハンモックで食べる人もいるけれど、私は椅子に座って食べたかった。

スープとパンの夕食

この日の夕食は、豆と野菜の入ったスープとパン。

「あれ、これだけ?」と少し拍子抜けする。

でも、スープとパンだけの日はこの日が最初で最後だったので、まだよかったのかもしれない。

アマゾン川に沈む夕日

夕食後、アマゾン川に沈む夕日を眺める。

昼間は汗だくになるほど暑かったのに、日が落ちると一気に冷え込む。

夜は寒気でなかなか眠れない。

服を重ね着し、トラベルシーツの中にダウンジャケットを入れて、即席の布団にする。

少しかさばっても、ブランケットがあればもっと快適だっただろう。

2月8日 食事事情とWi-Fi事情、船上生活の現実

ハム&チーズサンドとパイナップル等の朝食

朝日が差し込み、まぶしさで目が覚めた。

夜はあまり熟睡できず、体は重い。

それでも朝食の時間は決まっている。

急いで列に並ぶ。

朝食はハム&チーズサンドとパイナップル。

それから、甘ったるい何か正体不明のスイーツ。

コーヒーとミルクもあるけど、すでに砂糖がたっぷり入っている。

ブラジルのローカルご飯は、とにかく甘い。

何でもかんでも甘い。

正直、私の好みの味ではない。

おだやかなアマゾン川

食後は、また川を眺める時間。

今日も基本的にやることは同じ。

景色を見て、昼寝をして、また景色を見る。

穏やかなアマゾン川。

両岸にはジャングルが続く。

ときどき、小さな集落が見える。

こんな辺境の地にも人が暮らしている。

その事実に、ふと驚く。

ボートが近づき荷物を運搬していた

しばらくすると、近くでエンジン音が響いた。

下をのぞくと、小さなボートが船に近づいている。

どうやら荷物の受け渡しをしているようだ。

寄港地でなくても、こうして物資が行き交うらしい。

川は生活の道なのだと実感する。

有料のWi-Fiチケット

あまりに暇すぎて、有料Wi-Fiを購入。

今日は2時間分を2回。

合計4時間だけインターネットに接続し、ブログを執筆する。

たった4時間で16レアル(=486円)。

安くはない。

しかもパソコンで接続すると、スマホでは使えない。

どちらか一方のみ。

不便だけれど、仕方がない。

牛煮込みとパスタの昼食
バナナ&リンゴ

10時半。

まだ朝の感覚なのに、もう昼食の時間だ。

列に並び、受け取ったのは牛の煮込みとパスタ。

赤身肉はアヤワスカ前にはあまり良くないと聞いているので、正直ちょっと微妙。

できるだけ量を少なめにしてもらった。

食後は、自分で持参していたバナナとリンゴにオートミールをかけて食べる。

本当はサラダやフルーツのような、さっぱりしたものが食べたい。

でも、そういうものはほとんど出てこない。

乗客の99%はローカル。

食事付きでかなり安い運賃なのだから、文句を言う立場ではない。

それはわかっている。

でもこんな食事が1週間続くと思うと、少し気が滅入る。

食事中、カナダ人の男性に話しかけられる。

この船の外国人は、カナダ人男性、スペイン人男性、そして私の3人だけらしい。

彼はポルトガル語が話せないので、英語で会話できるのがうれしいと言う。

彼はタバチンカまで行った後、また同じ経路でマナウスへ戻り、さらにアマゾン川を船で海のほうへ下る予定らしい。

私以上に変わった旅程の人がいた、と内心驚く。

正直、私はこの区間だけでハンモックフェリーは十分だ。(‘A`)

ひき肉の炒め物、パスタ、ごはんの夕食

夕食はひき肉の炒め物、パスタ、ご飯。

がっつりした塊肉よりも、ひき肉のほうがまだ食べやすい。

少しほっとする。

夜になると赤や緑のライトが点灯する

夜になると、船内には赤や緑のカラフルなライトが点灯する。

まるでパーティ会場のようだ。

理由は虫対策。

白いライトだと大量の虫が寄ってくるため、あえてこの色にしているらしい。

静かな川の上、赤や緑の光に照らされたハンモック船。

不思議な夜が、またひとつ過ぎていく。

2月9日 雨季の船内生活と騒音ストレス

雨が降っていたためブルーシートが張られた

3日目の朝。

目を覚ますと、船内がやけに薄暗い。

外は雨。

デッキサイドにはブルーシートが張られていた。

ここ数日はずっと晴れていたから忘れかけていたけれど、今は雨季。

晴れれば蒸し暑く、雨が降れば一気に肌寒くなる。

こんな日は、水シャワーを浴びる気にはとてもなれない。

卵サンドとスイカ等の朝食

朝食は卵サンドとスイカ。

そして、例によって甘ったるい何か。

雨で視界不良のアマゾン川

外は雨で視界も悪く、景色もほとんど楽しめない。

ひたすら暇。

有料Wi-Fiを、2時間×2回、さらに1時間分購入。

1時間だけスマホで接続し、Kindle Unlimitedで読める本を大量にダウンロードする。

これでしばらくは読書ができる。

船内は相変わらず人でぎっしり。

ハンモックが密集し、プライベート空間はほぼゼロ。

さらに、ブラジル人はとても自由だ。

大きなスピーカーを持参し、爆音で音楽を流す人もいる。

子どもたちも元気いっぱいで、朝から晩まで走り回り、叫び声が響く。

正直、かなりきつい。

カナダ人男性も同じように疲れていた。

彼は日本を旅行したことがあるらしく、「日本は静かで礼儀正しい国だった。ブラジルとは大違いだ」とぼやいていた。

気持ちはわかる。

でも、ローカルの環境に自ら飛び込んでいるのはこちらだ。

お邪魔している立場としては、大きなことは言えない。

その国の文化や価値観を受け入れないと、ローカルに混じる旅はできない。

周りのブラジル人たちはみんな親切にしてくれる。

それだけは本当に救いだった。

チキン、ポテトサラダ、豆スープ、パスタ等の昼食

昼食はチキン、ポテトサラダ、パスタ、豆スープ。

やっとサラダが登場してくれたのはうれしい。

でも、チキンも豆スープも正直あまり好みではない。

ちなみにこのチキン、この船旅で合計5回登場する。

ほぼチキン尽くし。

後半はちょっとした拷問だった。

カナダ人男性がアイスをご馳走してくれた

食後、カナダ人男性がアイスをご馳走してくれた。

本当はアヤワスカ前に甘い物は控えるべきなのだけれど、これは不可抗力。

ありがたくいただく。

チキンとパスタの夕食
リンゴ&バナナ

夕食もチキンとパスタ。

昼に続いて夜もチキン。

量を少なめにしてもらい、持参のリンゴとバナナをデザート代わりに食べる。

川沿いにある集落

夕方になると雨が止み、空が少しずつ明るくなった。

川沿いの集落が見えてくる。

集落の子どもたち

木造の家々が並び、その前で子どもたちが裸足で走り回っている。

中にはそのまま川へ飛び込む子も。

たくましい。

デッキで夕日を見る人達

やがてデッキには夕日を見ようと人々が集まり始める。

美しい夕日

雨上がりの空に沈む、美しい夕日。

快適とは言いがたい環境の中で、それでもこんな景色をゆっくり眺められる時間は、どこか贅沢に思えた。

2月10日 断カフェイン開始と単調な船上時間

マーガリンが塗られたパンとスイカ等の朝食

4日目の朝。

朝食は6時半から7時半まで。

この日はうっかり寝坊して、食堂に着いたのが7時25分。

「もう終わりました」とあっさり告げられる。(‘A`)

しばらく呆然としていたら、同情されたのか、マーガリンが塗られたパンとスイカを分けてもらえた。

朝食は早めに行くべし。

身をもって学ぶ。

この日から、アヤワスカに向けた準備として、コーヒーや緑茶を断つことにした。

飲み物は水のみ。

なんだか口さみしい。

チキン、豆スープ、パスタの夕食
リンゴ&バナナ

昼食はチキン、豆スープ、パスタ。

また今日も。

さすがに笑うしかない。(‘A`)

持参のリンゴとバナナでなんとか空腹をしのぐ。

昼間はハンモックに揺られながらKindleで読書。

ゴロゴロするしかない時間。

チキンとパスタの夕食
リンゴ&バナナ

夕食もチキンとパスタ。

朝以外4食連続でチキン。

正直、もう拷問に近い。

売店前のカフェスペースでブログ執筆

夕食後はインターネットを2時間分購入し、ブログ作業。

最近はハンモックよりも、売店前のカフェスペースで作業することが増えた。

やはり机でパソコンを使うほうが体は楽だ。

この日は日が沈んだあともしばらく作業していた。

それが良くなかったのかどうか、翌朝思い知ることになる。

2月11日 虫刺され地獄と寄港ラッシュ

蚊?謎の虫に噛まれた足首

夜中から足首がむずむずとかゆい。

朝確認すると、何かに噛まれている。

蚊か、吸血系のコバエか、ノミか、ブヨか。

正体は不明だが、とにかく猛烈にかゆい。

昨日、虫除けスプレーをせずにカフェスペースで作業していたせいだろうか。

それとも夜中にトイレへ行ったときか。

蚊帳付きハンモックとはいえ、どこかの隙間から入り込んだ可能性もある。

とにかく、この船には何かしら虫がいる( ゚Д゚)!!

周囲のローカルたちは平気そうなのに、なぜ私だけ…。(血涙)

このかゆみは、その後2週間以上続くことになる。

この日以降、ネパールで買ったタイガーバームを塗って痒みを押さえ、足に虫除けを吹きかけ、寝るときは靴下を履くようになった。

できる限り対策はしたものの、日に日に刺され跡が増えている気がする。

この虫刺されで、ハンモックフェリー生活はさらに過酷になった。

ソーセージ&玉ねぎサンド等の朝食

朝食はソーセージ&玉ねぎサンドなど。

魚フレーク、豆スープ、パスタの昼食

昼食は魚フレーク、豆スープ、パスタ。

やっとチキン地獄から解放され、ほっとする。

トナンチンス港

正午ごろ、トナンチンス(Tonantins)港に到着。

多くの乗客がここで下船していった。

荷運びをする人々

港は荷運びの人々でごった返している。

洗濯機、テレビ、スーツケース。

大きな荷物が人力で次々と運び出される。

その後は貨物室の物資も運び出され、作業は数時間に及んだ。

人がちょっと少なくなった船内

人が減った船内は少しさみしい。

けれどその分、空間に余裕ができて、ほんの少しだけ快適になる。

アイス売りのおじちゃん

しばらくして、アイス売りのおじちゃんが船内を歩き回り始めた。

スペイン人男性がアイスをご馳走してくれた

するとスペイン人男性のジョージが、なんとアイスをご馳走してくれた。

本来アヤワスカ前は甘い物は控えるべきだが、自分で買ったわけではない。

ありがたくいただく。

ジョージはタバチンカ到着後、ペルー側のサンタ・ロサへ渡り、そこからイキトスへ向かうという。

私と同じルートだった。

とりあえずサンタ・ロサまでは一緒に行こう、という流れになる。

ポルトガル語も少し話せる彼は、心強い存在だ。

ひき肉とパスタの夕食

夕食はひき肉とパスタ。

チキンではない。

それだけでうれしい。

サント・アントニオ・ド・イサー川港

17時15分、サント・アントニオ・ド・イサー川港に到着。

ここでも多くの乗客が下船した。

港の路上市

長時間停泊していたので、港の路上市へさっと買い物に出る。

船の目の前だったので、急いで戻る。

置いていかれるのが一番怖い。

オレンジとマンゴーを購入

オレンジとマンゴーを購入。

リンゴは残りわずか、バナナはどんどん傷んできている。

新しいフルーツを補給できて、ほっとした。

2月12日 タバチンカ目前、船旅最終局面

ハム&チーズサンド等の朝食

6日目の朝。

朝食はハム&チーズサンドなど。

もはや特別な感想もなく、淡々と食べる。

魚のフライ&パスタの昼食
リンゴ&バナナ&オレンジ

昼食は魚のフライ&パスタ。

魚のフライは少し塩っ辛い。

でも、昨日補給したフルーツのおかげで、食後にデザートにリンゴ、バナナ、オレンジを食べることができた。

それだけで気分が少し救われる。

ソリモンエス主要港

14時45分、ソリモンエス(Solimões)主要港に到着。

ここでも多くの乗客が下船し、船内はすっかり静かになった。

3階はあまり人がおらず、2階もまばらな感じになっている。

気づけば、私の両隣も空いている。

しばらくして、ジョージがハンモックを私の隣へ移動させてきた。

女子ひとり旅。

知り合いが近くにいるというだけで、安心感がまるで違う。

魚のフライ&パスタの夕食
リンゴ&オレンジ

ハンモックフェリー最後の夕食は、魚のフライとパスタ。

食後にリンゴとオレンジを食べる。

リンゴはジョージとカナダ人男性にも少しお裾分けした。

数年間ずっと夢見てきた、ハンモックフェリーでのアマゾン川の船旅。

現実は想像以上に過酷だった。

食事は口に合わず、朝晩の寒暖差に体は振り回される。

騒音に悩まされ、虫に噛まれ、ハンモックで体は痛い。

それでも、ローカルに混じりながらアマゾン川を遡上したこの時間は、間違いなく私にとって最高の冒険だった。

明日はいよいよ国境の街タバチンカに到着する。

ただし、何時に着くのかはわからない。

だからホテルも予約していないし、ブラジルの出国やペルーの入国がスムーズにできるのかも未知数。

このエリアはネット上の情報も少ない。

手探りで進んでいくしかない。

でも今は、ジョージという心強い仲間がいる。

きっとなんとかなる、そんな気がしている。

次回は、ブラジル・ペルー・コロンビアの三国が接するスリーフロンティアでの国境越えと、イキトス行きの船探しについて書く予定。

2月7日〜2月12日:使ったお金

2月7日

・楽天モバイル1GBチャージ:500円

合計:500円

2月8日

・インターネット代(2時間分×2回):16レアル(=486円)

合計:486円

2月9日

・インターネット代(2時間分×2回):16レアル(=486円)
・インターネット代(1時間分×1回):5レアル(=152円)

合計:638円

2月10日

・インターネット代(2時間分×1回):8レアル(=243円)

合計:243円

2月11日

・フルーツ(マンゴー、オレンジ):15レアル(=456円)

合計:456円

2月12日

・楽天モバイル1GBチャージ:500円

・タクシー2回分&渡し船:40レアル(=1,216円)

※13日に支払ったタクシー2回分&渡し船は、ブラジルでの合計に含めるため12日分に計上します。

合計:1,716円

これまでの旅費の合計

パラグアイからブラジルでの旅費の合計は193,204円でした。

・ブラジルでの滞在費(13泊):クレカ払い130,279円+キャッシング62,925円=193,204円

合計:193,204円

よって、日本出国からブラジルまでの旅費の総合計は、3,606,817円でした。

※ 余ったレアルは合計552レアル(=16,790円相当)。そのうち 500レアル(=15,209円相当) は、旅人と100ドルに交換し、その後320ソルに両替。52レアル(=1,581円相当)はホテルで31ソルに両替しました。