【70】9時間バスで首都ルサカへ!高級和食で締めるザンビア最後の夜(2025.6.17)

ザンビア

今日は朝7時のバスでリビングストンを出発し、約9時間かけてザンビアの首都・ルサカへ。

のどかな街から一転、都会の喧騒に少し圧倒されつつも、宿まで歩いて移動。

明日のタンザニア行きに備えてビザ書類をコピーしにネットカフェへ。

夜は、なんとリビングストンで出会った日本人4人とルサカで再集合し、高級日本食レストラン「Musubi」で贅沢ディナー!

まさか翌日、とんでもない展開が待っているとは知らず、ザンビア最終日を満喫したのであった──。

バスで9時間!リビングストンからルサカへ大移動

ルサカ行きのUBZ社のバス

朝6時すぎ、まだ薄暗い時間帯だったので、バスターミナルへは安全のために配車アプリ「YANGO」でタクシーを手配。

6時半にはバスターミナルに到着し、すぐに乗車できた。

UBZ社のバスは定刻の7時に出発。

車内は途中で乗客を次々と乗せていき、あっという間に満席に。

トイレ休憩で立ち寄ったカフェ

途中のトイレ休憩で立ち寄ったカフェでは、小腹を満たすためサモサと生クリーム入りのパンを購入

サモサ
生クリーム入りパン

移りゆく風景を眺めながら、バスの中でのんびりいただく。

隣の席には赤ちゃん連れの若いお母さんが座っており、「アリス」という可愛らしい赤ちゃんをなんと2時間ほど抱っこさせてもらうことに。

赤ちゃんと戯れているうちに、気づけばルサカに到着していた。

ルサカのバスターミナルで緊張感MAX

ルサカのバスターミナル「Inter-City Bus Terminus」は、人の多さと喧騒に満ちていて、リビングストンとの落差に少し戸惑う。

バスの中から外の様子をスマホで撮っていたら、同乗していた女性から「ここではスマホに気をつけなさい」と忠告されるほど。

警戒モードでスマホはバッグにしまい、ショルダーバッグとバックパックを前抱えにして、足早に宿へ向かう。

歩くこと15分、ようやく予約済みの「Crown Palace Inn」に到着。

まさかの満室!?Crown Palace Innで宿トラブル

Crown Palace Inn

ルサカでバックパッカー向けの宿を探してみたものの、安いだけで治安や清潔面に不安のある宿ばかり。

さすがにちょっと泊まる気になれず、仕方なくビジネスホテル風の「Crown Palace Inn」を、宿の公式サイトからネット予約することにした。

予約完了のメールもちゃんと届いていたので安心してチェックインしようとすると、まさかのひと言。

「満室なので泊まれません。キャンセルのメールを送りましたよ」

と、スタッフが送信履歴を見せてきた。

でもそのメール、私には届いていないし、宛先のアドレスもまったくの別人。

いやいや、そんなの通用するわけないでしょう!

ここで追い出されたら、またバックパックを担いで新しい宿を探さなきゃいけない。

絶対に無理!と必死に食い下がり、なんとか部屋を用意してもらえることに。

とはいえ、まだ掃除中とのことで、部屋に入れるのは30分後とのこと。

この空き時間を利用して、明日のタンザニア入国に備えたビザ書類の印刷を済ませることに。

スタッフに聞くと、宿の向かいの大通りを渡った先、「Downtown Shopping Mall」の中にネットカフェがあり、そこで印刷できるという。

大きな荷物は宿に置いて、身軽になってネットカフェへと向かった。

ビザ書類をネットカフェで印刷

スタッフに印刷の旨を伝え、WhatsAppでPDFを送って印刷してもらう。

カラー印刷は高かったけれど、入国時のトラブルを避けるため、重要ページはカラーで。

予備も含め2部コピーして合計72クワチャ(=440円)。

ザンビアの物価からすれば、やや高めの出費。

ホテルの部屋

コピーを終えて宿に戻ると、ようやく部屋に入ることができて、ほっとひと息。

冷蔵庫やテーブルなど、設備は最低限ながら一通り揃っていて、とりあえずは問題なさそう。

夕食は、滝観光を一緒に楽しんだショウさんとその友人とで、日本食レストラン「Musubi」に行く約束をしていたので、配車アプリ「YANGO」を使って向かうことに。

……なのだけれど、ルサカのタクシー事情は正直あまり良くない。

アプリでマッチングしても車がまったく動かない、電話しても生返事、ようやく居場所を見つけて近づいても「その金額じゃ行かない。追加で◯◯クワチャ払え」などと、ルール無視の要求をしてくる始末。

結局3回くらい呼び直して、ようやくまともなドライバーに当たり、無事出発。

高級和食「Musubi」で再集合!日本人6人で大盛り上がり

Musubi Japanese Restaurant

Musubiは市内中心部から少し離れた住宅街にひっそりと佇んでいて、看板もないため、最初は店の場所が分からずちょっと迷った。

砂利が敷き詰められたエントランスを進んでいくと、そこから一気に和の空間が広がっていて、自然と期待が高まる。

店内は落ち着いた和テイストのインテリア

店内は落ち着いた和テイストのインテリアで、先に到着していたショウさんたちが出迎えてくれた。

私は、カレーライスに前菜2品とデザートが付いたセットメニューを注文。

キュウリの酢の物

最初に運ばれてきたのは、キュウリの酢の物。

さっぱりした酸味が、まさに日本の味そのもので感動。

揚出し豆腐

揚げ出し豆腐は、ふんわりした豆腐にやさしい出汁の風味がじんわりと広がり、ここがアフリカのザンビアだということを忘れてしまいそうになるほど。

カレーライス

そしてメインのカレーライス。

使われていたのはゴールデンカレーのルー。

食べ慣れた懐かしい味に、思わず笑みがこぼれる。

ひと口ひと口、大切に味わった。

黒ごまアイス

デザートには黒ごまアイス。

香ばしくて、口当たりも滑らかで、食事の締めにぴったり。

巻き寿司

食べ終わる頃、チョベサファリで一緒だったササキさんとムラタさんから「今から合流するよ!」との連絡が。

しばらくしておふたりも到着し、さらにMusubiのオーナーも加わって、気づけば日本人6人でのにぎやかな夜に。

巻き寿司や焼き鳥、生姜焼きなども追加で頼み、ワインと一緒に存分に日本食を堪能。

話も弾んで、あっという間に時間が過ぎていった。

お会計はそれなりの金額になったけれど、ムラタさんが多めに出してくださったおかげで、私は5,000円弱の支払いで済んだ。

美味しいごはんに、濃ゆめな日本人メンバーたちとの楽しい会話。

ザンビア最後の夜は、忘れられない思い出で満たされた。

6月17日:使ったお金

レストランではムラタさんが多めに出してくださったけれど、自分も少し支払って約5,000円ほど。

高級だったけれど、日本人メンバーでわいわい日本食を囲めた時間は、金額以上の価値があった。

・タクシー代(宿→バスターミナル):20クワチャ(=122円)
・トイレチップ:3クワチャ(=18円)
・昼食(サモサ等):22クワチャ(=134円)
・宿代(1泊分):450クワチャ(=2,750円)
・VISA印刷代:72クワチャ(=440円)
・お菓子等:16クワチャ(=97円)
・タクシー代(宿↔レストラン往復):154クワチャ(=941円)
・夕食(カレー等):810クワチャ(=4,951円)

合計:9,453円