【7】2500年の歴史を歩く〜古都ブハラ旧市街のメドレセとバザール巡り〜(2025.4.10)

ウズベキスタン

昨夜は深夜にブハラへ到着したため、この日は宿でのんびりと過ごす時間が多め。

さらに、砂漠の乾燥で喉に違和感があり、なんだか風邪をひきはじめている気配も…。

念のため薬局で風邪薬を購入し、今日は無理せず体を休めながらの観光に。

夕方には少し体調が回復してきたので、ブハラ歴史地区を軽く散策。

かつてのキャラバンサライ(隊商宿)やバザール、モスク、メドレセなど、見どころ満載のエリアを歩いてみた。

今回は、2500年以上の歴史を持つオアシス都市・ブハラの静かで美しい風景をお届けします。

朝食レストランで突然のコニャックダンス!?

昨夜1時すぎに宿にチェックインしたため、朝は少し遅めに起床。

Antique Rizvon Hotel

宿は「Antique Rizvon Hotel」。

歴史地区まで徒歩圏内という立地の良さに加え、朝食付きの個室が1泊約2,000円とお手頃だったのでここに決定。

ツインのシングルユース

朝8時ごろ、朝食を食べにダイニングへ。

パン、ジャム、ソーセージ、チーズ

料理は少しずつ小皿で運ばれてくるスタイルで、パンやジャム、ソーセージ、チーズ、目玉焼きなどが順にテーブルへ。

目玉焼きとソーセージ
ポーリンチ

ウズベキスタンの朝ごはん「ポーリンチ」も登場。

雑穀?をミルクで煮た、優しい味の朝食メニューだった。

ロシア人?ぽい団体の宿泊客

そこへロシア人らしき団体の宿泊客も食堂に集まり始め、部屋に流れていたロシアミュージックに合わせて、ひとりの女性がなんとコニャックダンスを踊り出した!

朝食会場でまさかのダンスタイム。

さすが自由な旅人たち、思わず見とれてしまった。

薬局

朝食後、喉の痛みがやはり気になったので、宿のスタッフに薬局の場所を尋ね、近くの薬局へ。

症状を伝えると、のどスプレーと飲み薬をすすめられた。

喉スプレーと飲み薬

飲み薬は食後に1日3回服用するようにとのこと。

2つ合わせて84,000スム(約932円)とちょっと高めだったが、体調には代えられない。

宿に戻ってしばらく休み、昼食をとるため旧市街へ出かけることに。

ラビハウズでのんびりランチとバザールめぐり

ラビハウズ

旧市街の中心には、「ラビハウズ」と呼ばれる池がある。

周辺にはカフェやレストラン、古いメドレセが建ち並び、市民や観光客の憩いの場として賑わっていた。

ラビハウズのレストラン

池のほとりのレストランに座って、サラダとコンポート(果物のシロップ漬けジュース)を注文。

サラダとコンポート

甘くてフルーティーなコンポートは、風邪気味の体に染みわたる。

ビタミン補給で早く治そう!

昼食後は、ブハラ名物「タキ(Toki)」と呼ばれるかつての隊商宿バザールを散策。

現在はお土産屋が並ぶショッピングエリアとなっていて、主なスポットは以下の3つ。

  1. Toki Sarrofon(タキ・サラフォン)
  2. Toqi Telpakfurushon(タキ・テルパクフルシャン)
  3. Toqi Zargaron(タキ・ザルガロン)

それぞれ特徴的な名前がついているが、基本的に売られているのはスカーフ、陶器、装飾品、スパイスなど。

気に入ったお店があれば、じっくり選ぶのも楽しい。

①Toki Sarrofon
①Toki Sarrofon
①Toki Sarrofon
②Toqi Telpakfurushon
②Toqi Telpakfurushon
②Toqi Telpakfurushon
③Toqi Zargaron
名物コウノトリのハサミ

ブハラで人気のお土産といえばコウノトリのハサミ。

デザインはオス・メスから選べる。

個性的なデザインの錠前

個性的なデザインの錠前も売っていて、興味を惹かれる。

スパイス各種

スパイス屋さんもあって、カラフルなスパイスが所狭しと並んでいる。

香りに誘われてついつい足を止めてしまう。

日本で買うと高価なスパイス類も、ここでは比較的お手頃。

Toqi Zargaronを抜けると、目の前に2つの歴史的メドレセが現れる。

Abdulaziz Khan Madrassah

アブドゥルアジス・ハン・メドレセ(Abdulaziz Khan Madrassah)は、ブハラ随一の美しい装飾が見どころ。

Ulug’bek madrasasi

ウルズベク・メドレセ(Ulug’bek madrasasi)は1418年に建てられた、中央アジア最古のメドレセ。

2つは向かい合わせに建ち、歴史と芸術の息吹が交差するエリア。

ユルタキャンプツアーを探してS&P Travelへ

夕方、翌日の予定を考えながら、以前から気になっていたユルタキャンプツアーを探すことに。

Googleマップで見つけた「S&P Travel」は宿から徒歩圏内だったので、直接訪ねてみた。

S&P Travel

ちょうどオーナーは不在だったが、奥さんが電話で連絡を取ってくれ、少し話をすることができた。

「ブハラ発 → アイダール湖でユルタ宿泊 → 翌日サマルカンドへ」という希望を伝えると、チャーター車で220ドル(約31,675円)との提案。

他の旅行者と一緒なら割引も可能だが、一人参加の場合はどうしても割高になるらしい。

少し予算オーバーではあったが、明日詳しく相談できるとのことで、朝9時に宿で再び会う約束をしてこの日は終了。

人気レストラン「Old Bukhara」でディナー&夜の街歩き

Old Bukhara

夜は人気レストラン「Old Bukhara」で夕食。

テラス席は予約で満席だったため、屋内の落ち着いた席に通された。

マスタヴァ

トマトベースのスープ「マスタヴァ」と野菜入りのピラフを注文。

スープは優しい味わいで、体調が万全でない日にもぴったり。

野菜入りご飯

食後はライトアップされた旧市街をぶらぶら散歩。

Toqi Zargaron

夜のタキは昼間とは違った表情で、静かな美しさをたたえている。

カラーン・モスクとミナレット

最後に訪れたのはブハラ屈指の夜景スポット、カラーン・モスクとミナレット。

まるで絵画のように浮かび上がるその姿は、まさに幻想的。

明日は昼間に改めて見学に行く予定。

体調を回復させつつ、ブハラの雰囲気をしっかり堪能できた一日。

薬が効いて、明日はもっと元気になれますようにと祈りながら就寝。

4月10日:使ったお金

この日は薬と食事代のみの、控えめな出費。

・薬:84,000スム(=932円)
・昼食(サラダ等):61,000スム(=677円)
・水とチーズ:15,000スム(=166円)
・夕食(マスタヴァ等):92,000スム(=1,021円)

合計:2,796円