ダカールのローカル市場を歩き、魚市場や民芸品の屋台が並ぶスンベディウン市場へ。
セネガル名物の乗合バス「カラ・ラピッド」にも乗ってみた。
人混みでごった返すサンダガ市場を経て、夕食はビュッフェ形式のレストランでひと休み。
移動と暑さで少し疲れたけれど、充実した一日だった。
明日はモーリタニア国境近くの町サン・ルイへ向かう予定。
しかし、ダカール滞在中に届いたのはまさかのモーリタニアe‑Visaのリジェクト通知。
この先の旅程に、早くも不安がよぎる。
路線バスに乗ってローカル市場めぐりスタート

朝ごはんは、昨日果物売りのおばちゃんから買ったマンゴー。
今日はちょっと頑張って、初めて“花咲カット”に挑戦してみた。
そしてこのマンゴー、人生で一番美味しかったかもしれない。
ねっとり甘くてジューシーで、まさに旬の味。
雨季のセネガルは湿気も暑さも強烈だけど、その分フルーツが本当に美味しい。
今日は、ダカール中心部にあるローカル市場「サンダガ市場」へ行ってみることに。
いつものように配車アプリYANGOでタクシーを呼ぼうとしていたら、目の前にちょうど8番バスが到着!
このバスは1時間に1本あるかないかの激レア路線らしく、まさか乗れるとは思っていなかった。
これはチャンス!と運転手に手を振って合図し、急いで飛び乗った。

サンダガ市場まで行きたいと伝えると、運賃は175フランと言われた…が、お釣りが無いらしく、200フラン(=52円)を支払うことに。
まぁ、細かいことは気にしない。
英語はまったく通じないので、ジェスチャーを駆使してのやり取り。
たったこれだけのことにやたら時間がかかるけど、これも含めてローカル旅の楽しみ。
本来はサンダガまで乗るつもりだったが、途中で「スンベディウン市場」の近くを通ったので、急きょ予定変更。
気になっていた場所だったので、思い切って下車!
上記のマップの位置でバスを降りて、ダウル・タペ通り沿いのローカル市場を眺めつつ、スンベディウン市場へと向かう。


通り沿いには、野菜や魚、肉などを扱うローカルな食品市場が広がっていた。
活気はあるけど、ハエもすごい…。
手で払いながら足早に通り抜ける。
魚と民芸品が集まるスンベディウン市場へ
海岸沿いに出ると、そこが「スンベディウン市場」だった。
この市場は、魚市場と民芸品エリアに分かれていて、どちらもディープなローカル感が漂う。

浜辺にはカラフルな漁船がずらり。
セネガルのボートって、どれも絵本から飛び出してきたみたいに可愛い。

魚市場では、水揚げされたばかりの魚たちがずらりと並び、炭火で焼いてその場で食べられるスタイル。

昨日食べた生ウニも最高だったけど、ここで焼かれてるウニもめちゃくちゃ美味しそうだった。

魚市場の隣には、民芸品を扱う屋台エリア。
木彫り、絵画、布小物など、セネガル土産にぴったりな品が並ぶ。

中でも目をひいたのが、西アフリカの牧畜民が使うという「フラニ帽」。
草で編まれたベースに革の装飾、先がピンととんがった独特のフォルムがたまらなく可愛い。
本当はひとつ欲しかったけど、荷物の多さを考えて断念。
悔しい…(T_T)
名物バス「カラ・ラピッド」に初挑戦してみた
スンベディウン市場を一通り楽しんだあとは、バスを降りた場所まで戻る。
次の移動手段を考えていると、目の前に現れたのは、ド派手なローカルミニバス「カラ・ラピッド」!

セネガルの路上でひときわ目を引くこのバス、車体にはカラフルなペイントがびっしり。
宗教的な言葉が描かれていることも多い。

もともとは古いトラックの荷台を改造したもので、乗り降りは後部のステップから。

中は簡易ベンチがずらっと並び、人がぎゅうぎゅうに詰め込まれる。
冷房はなく、天井も低くて揺れも強烈。
でも、風が入ってくるのは救い。
助手が乗客を呼び込み、料金も集金。
車内のカオスっぷりはなかなかのもので、路線バスよりも数段レベルが高い乗り物だ。
もちろん英語は通じないし、どこ行きかもよくわからないけど、こういうのも旅のスパイス。
思い切って乗ってみて正解だった。
運賃は100フラン(=26円)と格安。
サンダガ市場の混雑とパスポートコピー作戦

サンダガ市場(Marché Sandaga)に到着すると、そこは人、人、人!
この市場は観光客向けというより、日用品を買いに来るローカルの人々で賑わう場所。
あまりの混雑ぶりに、スマホを出すのもためらわれるほどだったので、写真は1枚だけ。

市場を出たあとは、街なかのコピー屋さんでパスポートのコピーを10枚印刷。
次に向かうモーリタニアでは、道中何度もコピーの提出を求められると聞いていたので、備えあれば憂いなし。
1枚13円くらいなので、ケチらず多めに用意。
ビュッフェでひと休み、La Planchaで夕食タイム

夕食は、ダカールで人気のビュッフェレストラン「La Plancha」へ。
ここ、なんと5,000フラン(=1,314円)で食べ放題、ソフトドリンクも飲み放題!破格。

店内はおしゃれで清潔感があり、客層は地元のプチ富裕層らしき人たち。
旅行者でも入りやすい雰囲気だった。


ローカルジュースも豊富で、ビサップ(ハイビスカス)やブイ(バオバブの実)のジュースなど…。

サラダの種類が多くて嬉しくなり、まずはモリモリ一皿。
続いてセネガル料理中心のメイン一皿、最後にケーキとフルーツを詰め込んだデザート一皿。
もう、胃袋が喜びまくり。
エアコンの効いた空間で、久しぶりに「落ち着いて食事できたなあ」と実感。
生き返るって、こういうこと。
帰りはタクシーで宿まで帰宅。
そして明日は、いよいよセネガルの古都・サン・ルイへと向かう日。
……なのだけれど、頭の中は不安でいっぱい。
6月末に申請していたモーリタニアのe-Visaが、ダカール滞在中にまさかのリジェクト(申請拒否)。
え、どうする私??( ゚Д゚)
7月14日:使ったお金
今日はほぼ宿代がメインの出費デー。
宿代は、日本円で銀行振込させてもらえたおかげで、現地でキャッシングせずにすんだのが地味にありがたい。
・宿代(4泊分):100,000フラン(=26,262円)
・バス代(宿→市場):200フラン(=52円)※本来は175フラン
・バス代(市場→市場):100フラン(=26円)
・コピー10枚:500フラン(=131円)
・夕食代(ビュッフェ):5,000フラン(=1,314円)
・タクシー代(レストラン→宿):4,000フラン(=1,051円)
合計:28,836円