チューリッヒの朝、ラウンジで締めくくるスイスの旅

スイスで迎える最後の朝。
日本から持ってきた中華あんかけスープにワッフル、そしてワインという、ちょっと不思議な組み合わせの朝ごはんをさっと済ませ、朝9時すぎにホテルを出発した。
チューリッヒ中央駅から空港までは電車で10分ちょっと。
あっという間に到着できるのがありがたい距離感だった。

チェックインカウンターで案内されたのは、うれしい誤算。
予約時には「スルーバゲージ不可」となっていたのに、実際はスルーバゲージが可能とのこと。
私たち家族3人のスーツケースはそのまま日本まで運ばれることになり、手荷物が軽くなって喜んでいた。
……のも束の間、思わぬ落とし穴が。
タイは暑い国。
しかも乗り継ぎで約20時間も滞在するとなると、預けた荷物の中で、お土産用に入れていたチョコレートが見事に溶けていた。
あのとき、チョコだけでも手荷物に入れておけばよかったなぁと反省した。

13時半のフライトまで少し時間があったので、搭乗ゲート近くの「Primeclass Lounge」へ。
私と母はプライオリティ・パスで無料入室できるけれど、父と弟は同伴者料金として35ドルを支払って利用。
物価の高いスイスで、料理もお酒も飲み食べ放題でこの価格は、とてもありがたい。

ラウンジ内はドリンクもフードも充実。
スパークリングワインをはじめ、ビールやジュース、種類豊富な料理たちが並んでいて、朝ごはんを簡単に済ませてきたのはこのためだった。
しっかりお腹を満たして、搭乗ゲートへ向かう。
タイ航空でバンコクへ!機内食と雪山に見とれた空の旅

エコノミー席はほんの少し広めで、思ったより快適。
離陸後まもなく機内食が運ばれてきて、ビーフを選んだ。
でも、ラウンジでしっかり食べていたせいか、お腹がいっぱいで少し残してしまった。

ふと窓の外に目をやると、トルコ付近の上空には美しい雪山が広がっていた。
夕焼けに染まる真っ白な峰々が印象的で、しばらく見とれてしまった。

着陸前に出た朝食は、オムレツやフルーツなどの定番洋朝食。
そして現地時間の朝5時半、バンコク・スワンナプーム空港に到着。
深夜便の疲れに加え、強烈な時差ボケ。
そこにバンコクの蒸し暑さが追い打ちをかけてきて、体力は限界ぎりぎり。
空港近くのホテル「ゴールド エアポート スイーツ」へ向かうべく、配車アプリGrabでタクシーを呼んだ。

この日はAgodaで24日宿泊分として1泊予約していたけれど、「朝から使いたい・夜にはチェックアウトしたい」と伝えたところ、1,000バーツの追加で2部屋を朝7時から使わせてもらえることに。
部屋は仮眠やシャワーにちょうどいい快適さ。
10時頃までのんびり過ごして、少し体力を回復。
本来なら体を休めたいところだけど、母も弟も初バンコクということで、観光したい気持ちが勝った様子。
タクシーで市内中心部へ向かった。
バンコクトランジット満喫!寺院・マッサージ・海鮮ビュッフェでしめくくり

最初に訪れたのは、母が行きたがっていた「ワット・ポー」。
金色に輝く巨大な涅槃像が有名なお寺だ。
私は父と今年の正月に訪れたばかりだったので、今回は母と弟だけが中を見学。
私と父は入口付近のベンチでのんびり座って待っていた。

そのあと向かったのは、近くにある「ワットポー・マッサージスクール・サービスセンター」。
タイマッサージの有名店で、私と両親は全身マッサージ、弟はフットマッサージを1時間ずつお願いした。
フライト疲れと筋肉痛で足がガチガチだったけど、マッサージ後は痛みもきれいさっぱり。
さすが本場、プロの技。
至福の時間だった。

マッサージのあと、川沿いを少し歩いてみると、チャオプラヤ川の対岸に「ワット・アルン(暁の寺)」が見えた。
今回は渡らず、対岸から写真だけパシャリ。
そのままタクシーでお目当てのレストランへ。

遅めの昼食&早めの夕食として選んだのは、「Kodtalay Seafood Buffet The Riverfront」。
今年の正月に父と姉妹店に行ったとき、とても美味しかったので、今回は家族全員で訪問。
生簀のエビやカニを自分で捕まえ、氷水でしめてからBBQ。
これが楽しい!
時間無制限・食べ放題・ソフトドリンク飲み放題で695バーツ(=3,231円)。
ビールは別料金で瓶1本120バーツ。
コスパ抜群すぎる人気店なので、私たちは14時の開店と同時に入店した。

エビやカニのほかにも、ホタテ、イカ、タコなどシーフード天国。
一応肉や野菜もあるけど、誰も手をつけない。
みんな無心で海鮮を焼いていた。

さらに寿司や刺し身、中華やタイ料理なども揃っていて、贅沢すぎるラインナップ。
お腹がはちきれるほど食べて飲んで、大満足で宿へ戻った。
シャワーを浴びて少し仮眠をとり、夜21時半にチェックアウト。
空港へ向かった。
半年旅の前半戦終了。いざ、日本へ帰国

深夜1時ごろ、再び飛行機に乗って日本へ出発。
二夜連続の深夜便はさすがにキツかったけど、機内食の親子丼が思いのほか美味しくて、少し元気を取り戻せた。
朝8時、半年ぶりに日本に帰国。
ああ、やっぱり日本が一番好きだなぁと思ってしまう。
治安が良くて、静かで、ご飯も美味しくて、人も親切で、物価も安い。
あらためて、日本のありがたさを感じた。
でも今回はたった6日間の一時帰国。
保険やら手続きやら買い出しやら、とにかくやることが山積み。
それをなんとか全部片づけて、次の旅へ。
今度は父との二人旅。
お正月ぶりの親子旅の行き先は、なんとネパール。
膝が悪い父と一緒に、エベレストベースキャンプまでのトレッキングに挑戦するという、ちょっと無謀な計画。
どこまで行けるかわからないけど、安全第一で、楽しく、思い出に残る旅にしたい。
9月23日〜25日:使ったお金
9月23日
・電車代(チューリッヒ中央→チューリッヒ空港):14フラン(=2,584円)※ハーフフェアカード適用料金
・売店買い物代(お菓子等):9.75フラン(=1,799円)
・空港ラウンジ利用(同伴者2名分):70ドル(=10,804円)
・航空券代(チューリッヒ→日本):453,560円
合計:468,747円
9月24日
・SIM代(1GB×3人分):303円
・タクシー代(空港→宿):118バーツ(=560円)
・宿代(1泊分):7,870円
・宿代(追加代金):1,000バーツ(=4,846円)
・ビール代:310バーツ(=1,441円)
・タクシー代(宿→ワット・ポー):491バーツ(=2,380円)※高速代込み
・ワット・ポー入場代(2人分):600バーツ(=2,790円)
・トイレチップ代:10バーツ(=46円)
・マッサージ代(1時間×4人分):2,080バーツ(=9,672円)
・マッサージチップ代(4人分):200バーツ(=930円)
・タクシー代(ワット・ポー→レストラン):161バーツ(=780円)
・夕食代(ビュッフェ):3,133バーツ(=14,568円)
・夕食代(酒追加):240バーツ(=1,116円)
・タクシー代(レストラン→宿):291バーツ(=1,410円)※高速代別
・タクシー代(高速代):75バーツ(=348円)
・タクシー代(宿→空港):188バーツ(=874円)
・あめ代:40バーツ(=186円)
・エポスカードATM手数料(2回分):440円
合計:50,560円
※1,100バーツ(=5,115円)分余ったので、次回の旅に持ち越し。
これまでの旅費の合計
日本出国からスイス到着まで、約半年間の旅でかかった費用の総合計は、2,113,212円でした。
この金額には、以下の費用は含まれていません:
- スイスでの滞在費(家族合流後の8泊分)
- チューリッヒ→日本への復路航空券代
- バンコクでのトランジット宿泊・観光費用
スイス以降の費用まとめ(参考)
ちなみに、スイス〜バンコク経由〜日本帰国でかかった追加の費用は以下の通り:
- スイス滞在費(家族4人・8泊分):1,247,536円(一人あたり 311,884円)
- 航空券代(チューリッヒ→日本/家族4人分):453,560円(一人あたり 113,390円)
- バンコクでの滞在費(観光・宿泊・食事等):55,934円(一人あたり 13,983円)
上記すべてを合計すると、スイス以降の費用総額は1,757,030円、一人あたりでは約439,257円となった。
ちなみに、今回のスイス滞在〜帰国ルートの費用は、私の分はすべて家族が負担してくれました。感謝…!