ボリビア・ウユニを出発し、標高4,800mを超える高地を巡ってチリ・アタカマ砂漠へ抜けた2泊3日のツアー。
その最終日から、サン・ペドロ・デ・アタカマでの滞在をまとめた旅日記。
間欠泉が噴き上がる極寒の朝、高地で息が上がりながら歩いたソル・デ・マニャーナ、短い時間でもありがたかった温泉、色彩が現実感を失わせるサルバドール・ダリ砂漠とベルデ湖。
バタバタの国境越えを経て辿り着いたアタカマでは、SIMを買い、ツアーを手配し、月の谷で別の惑星のような夕暮れを眺め、渓谷に湧くプリタマ温泉でようやく体を休めた。
過酷さと美しさが交互にやってくる、そんな数日間の旅を振り返っていく。
1月11日 高地ツアー最終日と国境越え|アタカマでSIM購入とツアー探し
今日は、2泊3日でボリビアからチリ・アタカマ砂漠へ抜けるツアーの最終日。
早朝5時に出発し、ソル・デ・マニャーナ間欠泉、温泉、サルバドール・ダリ砂漠、ベルデ湖を巡ったあと国境を越え、午後1時にはサン・ペドロ・デ・アタカマに到着する予定。

朝食は4時半から。
パンケーキ、ヨーグルト、シリアルを、眠い目をこすりながら口に運ぶ。
朝も当然ながら電気は通っておらず、真っ暗な中で荷造りをする。
眠気と慌ただしさが重なり、サングラスを宿に置き忘れたまま出発してしまった。

5時50分、最初に訪れたのはソル・デ・マニャーナ間欠泉(Sol de Mañana)。
周囲を囲む山々がゆっくりと朝日に染まっていく中、白い蒸気が勢いよく立ち上る光景は、この時間帯ならではの静かな迫力があった。
ここは今回のツアーで訪れた場所の中でもっとも標高が高く、約4,800m。
しかも早朝ということもあり、正直、体はかなりきつい。
息は浅く、少し歩くだけで心拍数が一気に上がる。
ここでは無理をせず、ゆっくりと歩きながら、次に控えている温泉のために体力を温存することを意識した。

足元には無数の穴が点在し、そこから白い蒸気が噴き出している。
ガイドのケンジからは「以前、写真撮影に夢中になって穴に落ちてしまった観光客がいる」という話を聞き、私たちは穴に近づきすぎないよう注意しながら見学した。
冷え切った高地の空気の中で、地面の奥から噴き上がる蒸気を眺めていると、今も活動を続ける地球の鼓動が、そのまま伝わってくるようだった。

6時30分、ポルケス温泉(Termas de Polques)に到着。
入場料は15ボリ(=253円)。
簡単な更衣室はあるものの、鍵付きロッカーやシャワーはない。
貴重品は鍵のかかるバックパックに入れ、着替えとタオル、スマホだけを持って温泉へ向かった。
露天風呂は2つあり、水着着用で入浴するスタイル。
入口から見て左側の浴槽のほうが少し温度が高く、日本人にはちょうどいい湯加減だと思う。

温泉に入る前と出たあとの寒さは相変わらずで、冷たい高地の空気の中での着替えは、もはや修行。
それでも、一度お湯に浸かってしまえば極楽だった。
冷え切っていた体が、ゆっくりとほどけていくのがわかる。

湯船から少し離れた場所には、野生のビクーニャ(?)の姿も見えた。
滞在時間は約30分ほど。
時間が短いので、宿を出るときに水着を下に着ておくと、温泉に浸かる時間を最大限楽しめる。
久しぶりの温泉に、正直もっとゆっくりしていたかったけれど、チリへ向かうシャトルバスの出発は9時半と決まっている。
名残惜しさを感じつつ、慌ただしく温泉を後にした。

温泉のあとは、車で少し移動してサルバドール・ダリ砂漠へ。
目の前に広がっていたのは、何層にも色を重ねたような山々と、果てしなく続く乾いた大地。
赤やベージュ、白が混ざり合う山の斜面はどこか現実感が薄く、スペインの美術館で見たダリの絵画を思い出させる。
風景そのものが、シュルレアリスムの世界に迷い込んだようだった。
ダリ本人がこの地を訪れた記録はないそうだけど、この色彩と広がりを前にすると、なぜ彼の名が付けられたのかは一目で納得できる。

最後に訪れたのは、ベルデ湖(Laguna Verde)。
大きな湖と、その背後にそびえる山々の景色は、3日間の旅の締めくくりにふさわしい美しさだった。
この3日間、ほとんど舗装されていない道を長時間走り続けてくれたドライバー兼ガイドのケンジ。
高地での運転だけでも大変なはずなのに、食事の準備、スケジュール管理、国境越えの手続きまで、すべて一人で担ってくれていた。
ボリビアには基本的にチップ文化はあまりないようだけど、このツアーは本当に過酷な行程だったと感じたので、最後に心ばかりのチップとして10ドルを渡した。
絶景だけでなく、人に支えられて成り立っていた3日間。
そのことを噛みしめながら、チリ国境へと向かった。

ボリビア国境へ向かう途中には、エドゥアルド・アバロア・アンデス動物保護区の出域ゲートがある。
前日に購入していた国立公園のチケットを提示し、チェックを受けてから通過する。
なお、ボリビアでは入国前・出国前の両方で税関のオンライン申告が必要となる。
事前に公式サイトからフォームを入力し、QRコードを取得しておく仕組みだ。
▶ ボリビア税関(Aduana Nacional)オンライン申告フォーム
http://anbsw01.aduana.gob.bo:7401/viajero/form250.do
この手続きについては、前日にケンジから案内があり、指示どおり入力を済ませていた。
ここではなぜか、そのQRコードもパスポートと一緒に提示する必要があった。
すべての手続きを終え、いよいよボリビアのイミグレへ。

8時30分、ボリビアのイミグレに到着。
ここで、ツアーをご一緒したアマネさんとアンナさんとはお別れ。
2人はケンジとともにウユニへ戻り、私とハナ、トムはチリ行きのシャトルバスへ乗り換える。
ただし、シャトルバスの出発は9時半。
それまでにイミグレを通過しなければならない。
駐車場にバックパックを置き、列に並ぶが、これが異常な長さ。
しかも進みが遅く、出発に間に合うのか不安になりながら待つ。
ようやく自分の番になって驚いた。
イミグレのカウンターにいた職員は、なんと一人だけだった。
この人数を一人で捌いているとは……( ゚Д゚)
ボリビア、イミグレ職員を雇うお金もないのか?と思わずツッコミたくなる。

結局、9時半ギリギリでなんとかスタンプをもらい、ヘッドスライディング気味にシャトルバスへ滑り込みセーフ。
冷や汗ものだった。
チリへ入国すると、iPhoneの時計が自動的に1時間遅れ、10時半に。
ボリビアとチリの間には、1時間の時差がある。
チリ側のイミグレであるヒト・カホン国境検問所に到着後、入国スタンプをもらい、荷物検査を受ける。
なお、チリ入国時にはSAGと呼ばれる農畜産検疫の事前申請が必要で、こちらも前日の夜に済ませておいた。
▶ SAG申請フォーム
https://dj.sag.gob.cl/declaracion-jurada

12時、サン・ペドロ・デ・アタカマに到着。
予定より1時間早い到着だった。
ラ・アパチェタ広場に降り立った瞬間、カラッとした暑さが全身を包む。
朝は標高の高い場所でかなり冷えていたため厚着をしており、その分よけいに暑く感じた。
サン・ペドロ・デ・アタカマの標高は約2,400m。
これまでの酸素の薄いエリアから解放され、体は一気に楽になったが、気温差はなかなか厳しい。
早く服を脱ぎたくて、急いで宿へ向かった。

サン・ペドロ・デ・アタカマでは、Hostal Misky Wasiに5泊する。

中心地から徒歩15分ほど離れた住宅街にある宿だけど、ここはドミ部屋が魅力的。
女子ドミだけど、ツインルームの2人部屋という珍しいタイプだ。
部屋の快適さは相部屋の相手次第だけど、フランス人のルーシーとシェアすることになり、彼女がとても常識的で落ち着いた人だったので、快適に過ごすことができた。
ルーシーはこのあとボリビアへ行く予定だったため、余っていた50ボリを5,000チリペソに両替してもらった。
ボリをきれいに使い切ることができ、本当に助かった。

早朝から観光、そして国境越えと体は疲れていたが、まずはチリ旅の準備。
街の小売店でMovistar社のSIMカードを5,000ペソ(=892円)で購入した。
30日間で40GB使えるプランで、チリのSIMは安くて助かる。
ただし、アクティベートは少々ややこしい。
SMSで届くURLにアクセスし、顔とパスポートをスキャンして手続きを行う必要がある。
画面表示はスペイン語のみなので、不安な人は店員さんに手伝ってもらうのがおすすめ。

次は、アタカマ砂漠のツアー探し。
プリタマ温泉、月の谷、セハ湖、星空観測に行きたかったため、4社ほど回って見積もりを出してもらい、もっとも安かったRICA RICA TRAVELに申し込んだ。
正規料金は合計155,000ペソだったけど、120,000ペソ(=21,748円)まで割引してもらえた。
アタカマでは、複数のツアーをまとめて申し込んだり、現金払いにすると値引きしてくれることが多い。
交渉してみる価値はあると思う。
なお、ツアー代金に入場料は含まれておらず、別途支払いが必要。
プリタマ温泉については事前にオンラインでクレジットカード決済が必要だけど、スタッフが購入を手伝ってくれた。

ツアーの手配も無事に終わり、ほっと一安心。
お土産屋さんで、コカの葉とコカキャンディを見つけ、思わず購入。
アタカマはボリビアに近いため、こうしたものがまだ普通に売られている。
今朝、サングラスを宿に置き忘れてきてしまったので、ここで新しくサングラスも買った。
強烈な日差しのアタカマでは、サングラスはほぼ必需品。
無いとかなり辛い。

帰りにスーパーへ寄って6日分の食材を買い込み、宿へ戻った。
移動と手配でバタバタしていた一日も、これでひと区切り。
ここからは、腰を落ち着けてアタカマ滞在を楽しめそうだ。

今日は昼食を食べていなかったので、夕食は少し豪華に。
ソーセージと野菜の炒め物、トマト、チーズ、サラミ、生ハム、デザートにチェリー。
栄養もしっかり取れて、暑いアタカマでも食べやすい、さっぱりしたメニューだった。
チリは物価が高めなので、自炊すればかなり節約になる。
1月12日 砂と岩の世界を歩く。月の谷観光とサンセットカクテル

アタカマ2日目。
今日は午後から月の谷へのツアーに参加する。
それまでは特に予定もないので、朝はのんびり過ごすことにした。
朝食はパン、目玉焼き、サラミ、生ハム、チーズ、チェリー、ヨーグルトなどを自炊で用意。
朝からなかなか豪華な内容で、ちょっと優雅な気分になる。

アタカマは午前中が比較的涼しいので、宿のテラスでブログ作業。
心地よい風が吹き抜けていて、ここでの作業はとても居心地がいい。

ブログを書いていると、宿の飼い猫ソルちゃんがやってきた。
スペイン語で「ソル」は太陽。
その名前どおり、明るくて愛嬌たっぷりで、この宿の人気者だ。
私がブログを書いていると、隣に座ってきたり、すぐ横で昼寝を始めたり。
あまりの可愛さに、すっかりメロメロになってしまった。

昼食は、チーズとサラミを載せたパンとジュースで軽めに。
というのも、今日のツアーにはサンセットタイムにカクテルパーティが用意されている。
そのため、昼はそこまでしっかり食べなくても大丈夫そうだった。

月の谷ツアーのバンは、14時30分から15時の間に宿へ迎えに来ると、RICA RICAのスタッフから聞いていた。
ところが、15時を過ぎても一向に来ない。
連絡すると、「15時から15時半のお迎えに変更になった」と、後から言われた。
正直、RICA RICAはこうした時間管理がかなりいい加減。
このツアーに限らず、他のツアーでも集合時間を過ぎてから変更の連絡が来ることが多く、待たされる時間が長かった。
南米全体がルーズなのかもしれないけれど、この会社は特にルーズだった印象がある。
時間を無駄にしている感じがして、そこだけは正直ストレスだった。

今日は月の谷(Valley of the Moon)の観光。
15時から15時半にかけて各ホテルで参加者をピックアップし、その後、夕方から夜にかけて月の谷を巡る行程だ。

まずはマヨール砂丘(Duna Mayor)へ。
砂丘までは徒歩で向かうのだけれど、これが想像以上にきつい。
足を取られる砂地に、容赦ない日差し。
短い距離でもじわじわと体力を削られ、アタカマの乾燥と暑さを一気に思い知らされた。

途中でガイドが地面から拾い上げた、白い塊を見せてくれた。
よく見ると、塩が結晶化したもの。
この一帯がかつて塩の採掘地だったことがわかる。

ようやく展望ポイントに到着。
少し高い場所に立つと、足元から一気に月の谷が広がる。
鋭く刻まれた岩肌と、なだらかな砂丘の曲線。
その対比がとても美しい。

うねる砂丘とギザギザの岩肌が重なり合い、どこまでが地面で、どこからが谷なのか分からなくなる。
「月の谷」という名前に、思わず納得してしまった。
ここに立っていると、地球というより、どこか別の惑星に来たような感覚になる。

次に立ち寄ったのは、月の谷のシンボルともいえる「三人のマリア(Tres Marías)」。
風と塩に長い時間をかけて削られ、三人の女性が並んで立っているように見える奇岩だ。
近くで見ると表面はザラザラで、自然の力だけでここまで形が作られたことに驚かされる。

すぐ近くには、どう見てもカピパラの頭にしか見えない岩もあった。
ある人はカピパラ、ある人はリャマの頭だと言う。
壮大なのにどこかゆるい、このギャップも月の谷らしさなのかもしれない。

続いて訪れたのは、ビクトリア(Victoria)と呼ばれる塩鉱山エリア。

この一帯は、かつて塩の採掘が行われていた場所で、地面や岩の表面には白く結晶化した塩が残っている。
ガイドの話によると、当時この地域では塩と水が物々交換で取引されていたこともあったそうだ。
水が貴重な土地だからこそ、塩もまた重要な資源だったことがうかがえる。
今は観光地として静かに残っているけど、かつて人の生活と深く結びついていた場所だと思うと、この無機質な風景が少し違って見えてきた。

ツアーの最後は、高い場所から月の谷全体を見下ろすことができる、カリ展望台のサンセットポイントへ。
太陽がゆっくりと傾くにつれて、岩肌の色が少しずつ変わっていく。
明るいベージュだった谷はオレンジ色に染まり、やがて赤みを帯び、影が長く伸びていった。
その移ろいを、ただ黙って眺めている時間が、とても贅沢だった。

サンセットを待つあいだ、車の横にカクテルスナックが用意された。
チーズやクラッカー、フルーツにピスコサワーやフレッシュジュース。
アタカマ砂漠のツアーでは、こうした軽食が付くことが多い。
乾いた大地の真ん中でいただく軽食は、それだけで特別感があり、なんだかとても優雅な気分になる。
いつもの貧乏バックパッカー旅とは、少し違う時間だった。

グラスに注がれたピスコサワーを飲みながら、他のツアー客と会話を楽しむ。
気がつけば何度もおかわりしていて、すっかりほろ酔い状態に(‘A`)

スウェーデン人のハンスと仲良くなり、一緒に記念写真を撮った。
彼は今も現役で働いているそうだけど、これまでに訪れた国は70〜80カ国にもなるらしい。
仕事でもプライベートでも世界を飛び回っているとのことで、彼の話はとてもおもしろかった。

最後はハンスと一緒に、砂漠に沈む夕日を見届ける。
世界各地で夕日や朝日を見てきたけれど、やはり大自然の中に静かに沈んでいく夕日は美しい。

20時半、アタカマの街へ戻り、ツアーで一緒だったハンスとフランス人カップルと夕食へ。
訪れたのは、アタカマで人気のレストラン、La Picada Del Indio。
私はギリシャ風サラダをオーダーした。
ピスコサワーやチリ産の赤ワインも飲みながら、みんなでアタカマの夜を楽しく過ごす。
会計のとき、ハンスが「今日は僕が払うよ」と言ってご馳走してくれることになり、恐縮。
明日も一緒に夕食を食べる約束をしているので、そのときにまとめて払えばいいか、と今日はありがたくお言葉に甘えることにした。
1月13日 渓谷に湧く天然温泉|プリタマ温泉で癒しの朝

アタカマ3日目は、午前中にプリタマ温泉へ向かう。
8時半頃に宿へ迎えの車が来て、サン・ペドロ・デ・アタカマの町から、山あいの渓谷にある温泉を目指す。
プリタマ温泉は、砂漠の真ん中に突然現れるような天然温泉。
乾燥した大地と岩山に囲まれた場所に、温かい水が流れる川があり、その川沿いにいくつもの入浴ポイントが点在している。
人工的なプールというより、渓谷を流れる温泉の川にそのまま浸かっているような感覚に近い。

駐車場に到着してから、温泉の入口までは意外と距離がある。
渓谷沿いの道を下っていく形で、景色はいいものの、帰りは少し登りになる。
体力は少し残しておいたほうがよさそうだ。
乾いた空気の中を歩いていると、本当にこの先に温泉があるのか少し不安になる。
けれど、しばらくすると木製の構造物が見えてきて、ようやく温泉エリアに到着した。

園内には更衣室とトイレが整備されている。
自然の中にある温泉だけれど、施設自体はきちんとしていて、着替えに困ることはない。
ロッカーも設置されており、鍵は近くの売店でレンタルできる仕組みになっている。
私は南京錠を持参していたので、公式に問題があるのかは分からないものの、自前の南京錠でロッカーをロックして利用させてもらった。

プリタマ温泉には、温度の異なる7つの入浴ポイントがあり、上から下へ段状に並んでいる。
それぞれの入浴ポイントは、赤い木製の歩道でつながっていて、歩いて移動できる。
裸足でも歩けるけれど、ビーチサンダルがあったほうが断然歩きやすい。

7つの入浴ポイントは、川の上流にあるものほど少し熱めで、下流に行くにつれてぬるくなる。
とはいえ、全体的にはぬるめの温度で、長湯にぴったり。
世界一周をしていると、海外では基本的にシャワー生活が続く。
湯船につかる機会はほとんどなく、ましてや温泉に入れることは本当に貴重だ。
温泉大好きな日本人として、世界に点在する温泉スポットは、できる限り訪れたいと思っている。
このツアーでは2時間半ほど滞在できるため、時間を気にせず、心ゆくまで温泉を楽しむことができた。
自然に囲まれた環境で、湯船に浸かりながら渓谷の景色を眺める時間は、なんとも贅沢だった。

なかでも一番印象に残ったのは、小さな滝が流れ込むプール。
ここは天然の打たせ湯のようになっていて、水流が肩や背中に当たり、とても気持ちいい。
場所によっては泡が立ち、即席のジャグジーのようにもなっていた。
標高の高い場所をずっと旅してきた疲れを、ここで一気に洗い流しているような感覚だった。

昼過ぎに宿へ戻り、この日は夕方まで部屋でゴロゴロ。
温泉で長湯をすると体がだるくなるので、あえて観光はせず、ゆっくり休むことにした。
夕方にソーセージと野菜炒め、チェリーを食べたあと、夜は再びハンスと夕食へ。

この日の夕食は、レストラン「Adobe」。
ハンスが今日のツアーで知り合ったというスイス人のルーカスも加わり、3人で訪れた。

夕方に軽く食べていたので、あまりお腹は空いておらず、キヌア衣のチキンフライをオーダー。
衣はさくさくで、とても美味しかった。

ここでもピスコサワーと赤ワインを飲みながら、3人で会話を楽しむ。
最後に、ハンスへ2日分の夕食代として40,000ペソ(=7,142円)を渡した。
実際はそれ以上に飲み食いしている気がしたけれど、少しでも払わないと申し訳ない。
ハンスは明日からアルゼンチン内陸の街、サルタへ向かい、その後ウルグアイを目指すと言っていた。
このときは「またどこかで会えたらいいね」とお別れした。
その「どこか」が、思っていたよりずっと近かったことを、この時の私はまだ知らなかった(・∀・)
次回は、アタカマ砂漠滞在の後半戦。
体がふわりと浮くと聞いていたセハ湖を目指し、再び砂漠の奥へと向かう。
星空観測も楽しみにしていたのだけれど……アタカマは、そう簡単には思い通りにさせてくれなかった。
1月11日〜1月13日:使ったお金
※11日に支払った温泉代・ガイドチップは、ボリビアでの合計に含めるため10日分に計上しています。
1月11日
・サングラス:5,000ペソ(=892円)
・コカの葉、コカキャンディ:3,000ペソ(=535円)
・SIM代(Movister40GB/30day):5,000ペソ(=892円)
・ツアー代(月の谷、プリタマ温泉、セハ湖):120,000ペソ(=21,748円)
・入場料(月の谷11,000ペソ、セハ湖21,000ペソ):32,000ペソ(=5,714円)
・入場料(プリタマ温泉):35,000ペソ(=6,302円)
・スーパー買い物代(パン等):30,790ペソ(=5,498円)
・宿代(5泊分):76,600ペソ(=13,678円)
合計:55,259円
1月12日
この日は出費なし
1月13日
・2日分の夕食代(ハンスへ):40,000ペソ(=7,142円)
合計:7,142円


