朝は、地元の人々で賑わうシヨブバザールへ。
紐状のチーズ、絞りたてのザクロジュース、ドライアプリコットにクルミを詰めたスイーツなどを食べ歩きながら、サマルカンドの台所のような市場の空気を満喫した。
午後は、タージ・マハル建設にも影響を与えたと言われる、グーリ・アミール廟へ。
ティムールが眠る霊廟の内部は金色に輝き、まばゆいほどの装飾に圧倒される。
夜はレギスタン広場へ再び足を運び、音楽と光のライトアップショーを鑑賞。
昨日のプロジェクションマッピングとは異なる雰囲気で、ウズベキスタンの伝統音楽にあわせて3つのメドレセが色とりどりに照らされる様子は幻想的。
サマルカンド最後の夜にふさわしい、心に残る時間だった。
市場での食べ歩きから霊廟の輝き、ライトアップされた歴史的建造物まで、ウズベキスタン旅の締めくくりを記録する。
地元の人で賑わうシヨブバザールを食べ歩き

朝一番に訪れたのは、サマルカンドで最も活気のある市場、シヨブバザール。
バザール内は香辛料、野菜、肉、衣類、金物まで生活用品がずらりと並び、生活のにおいがぎゅっと詰まっている。

観光客にはナッツやドライフルーツが人気で、入り口付近には試食させてくれる店も多い。

ドライアプリコットにクルミを詰めたスイーツは、ちょっと高級だけどひと口食べてその美味しさに納得。
ついつい食べ歩き用に少し購入。


香辛料の種類も豊富で、日本よりもずっと安く買えるのが魅力。

サマルカンド名物のナンは「一番美味しい」と評判だけど、サイズが大きすぎて断念。

手押し車に山積みにされたナンを眺めて満足。

別棟にはチーズ売り場も。
量り売りしてくれる。

別棟にあるチーズ売り場では、紐状のチーズを発見。
モンゴルで食べたあの味を思い出して即購入。

塩気が強いので食べすぎ注意。
市場の奥にはローカル向けのエリアが広がっていて、野菜やお惣菜、精肉店、金物、薬局などが並ぶ。






風邪気味だったので薬局で薬も購入。

鼻水と咳が出ると伝えると、1日4回服用の薬をすすめられた。
価格は10,000スム(約109円)。
明日から物価の高いオマーンに行くので、ここで手に入れておけて安心。

チーズの塩気で喉が乾き、ザクロジュースを購入。
目の前で絞ってくれるフレッシュジュースは贅沢で、日本ではなかなか味わえない一杯。

バザールを歩きまわったあとは、近くのハズラティヒズル・モスクへ。

入場無料のこのモスクは、テラスから市内を一望できる穴場スポット。

真正面にはビビハニム・モスクが見える。
ここからグーリ・アミール廟までは徒歩30分ほどあるので、途中のレギスタン広場までは電気自動車に乗って移動。

運賃は5,000スム(約54円)。
ティムールが眠るグーリ・アミール廟を訪ねて

グーリ・アミール廟の入り口に立つと、まず目に飛び込んでくるのはアーチ状の門にびっしりと施されたムカルナス装飾。
光と影が織りなすその美しさは、まるで天国の入り口のよう。

ティムールは14世紀に中央アジアから中東を支配した大征服者。
戦争と芸術の両方に通じ、サマルカンドを壮麗な都へと変貌させた人物。
彼が眠るこの霊廟は、後にタージ・マハルにも影響を与えたといわれている。


内部は黄金に輝き、豪華絢爛のひと言。
天井から壁面まで一面に施された装飾に息を呑む。


中央に置かれた黒緑色のネフライトの墓石がティムールのもの。
他にも息子や孫、ひ孫たちの墓石が並んでいる。
最後の晩餐とライトアップショーで締めくくるサマルカンドの夜
最後の夕食は、レギスタン広場近くの「EMIRHAN restaurant」へ。

ちょっと高級な雰囲気の店で、屋上からはレギスタン広場の裏側が見えるけれど、この日は寒かったので1階の室内席へ。
脂っこい料理が苦手なので、スープとサラダをオーダー。


ウズベキスタンでは野菜中心の食事が身体に合っていた気がする。
たぶん次に行くオマーンでも、同じようにサラダばかり食べてる気がする(笑)
夕食後、レギスタン広場へ。

20時からの開始にあわせて少し早めにスタンバイしていたら、今日はきっちり定刻にスタート(‘A`)
昨日はプロジェクションマッピングショーだったけれど、この日は音楽にあわせたライトアップショー。

伝統音楽に合わせて3つのメドレセが次々と色を変えていく。
どこか異国的で、幻想的で、サマルカンドで過ごす最後の夜にぴったりな演出だった。
宿のオーナーからもらった朝食と刺繍のプレゼント
翌朝は10時半発のフライトなので朝食は食べられないと伝えたら、宿のオーナーが空港で食べられるようにと、たくさんの食べ物を持たせてくれた。

巨大なナン、甘いパン、リンゴ、オレンジ、ヨーグルト…カバンに入りきらないくらい(笑)
ナイフやスプーンがないと伝えると、出発前に食べていきなさいとカットオレンジとスプーンも用意してくれた。

ありがたく、朝は宿でカットオレンジとヨーグルトを食べて、甘いパンとリンゴを持って空港へ向かった。
さすがにナンは無理だったので宿に置いてきた。

Agodaの紹介手数料を余分に請求されそうになった経緯があったので、オーナーは謝罪として手縫いの刺繍布をプレゼントしてくれた。
7kgのバックパック旅でお土産は避けていたけれど、これは別。
手仕事の温かみと旅の思い出が詰まった贈り物。
洗濯用のたらいを貸してくれたり、細かい気配りをしてくれたり、本当にお世話になった。
最後まで「マドモアゼル」と呼ばれたのはちょっと笑ってしまったけれど(笑)
4月15日:使ったお金
この日は宿代を3泊分支払ったので、出費は多め。
・チーズ:10,000スム(=109円)
・薬:10,000スム(=109円)
・ザクロジュース:30,000スム(=328円)
・ドライフルーツ:35,000スム(=383円)
・電気自動車:5,000スム(=54円)
・グーリ・アミール廟入場料:50,000スム(=548円)
・夕食(サラダ等):114,000スム(=1,249円)
・宿代(3泊分):957,000スム(=10,493円)
合計:13,273円
これまでの旅費の合計

日本出国からウズベキスタンまでの旅費の合計は、161,500円でした。
・航空券(日本→ウズベキスタン):66,211円
・韓国での滞在費(1泊):6,327円
・ウズベキスタンでの滞在費(11泊):クレカ払い1,743円+キャッシング87,219円=88,962円
合計:161,500円