【71】ルサカ空港で大失態!急遽コンゴ経由でタンザニアへ(2025.6.18)

ザンビア

今日はついに、タンザニアへ飛ぶ日──の、はずだった。

チェックインして、ラウンジで優雅にコーヒーでも……と思っていたその時、ふと見上げたフライトボードに、私の便が、ない。

これは夢?いや、悪夢( ゚Д゚)

まさかと思ってEチケットを確認すると──予約していたのは「来月」の便だった\(^o^)/オワタ

今日はダルエスサラームで空港野宿、翌朝ザンジバル入りという計画は、出発前から崩壊寸前。

すでにザンジバルの宿も2泊分予約済みで、予定をずらす余裕もない。

もうこうなったら今日中にダルエスに行くしかない!

そう決意してフライトボードを凝視すると、13:10発コンゴ共和国経由ダルエス行きの便を発見。

時間はもう正午前。

間に合うのか!?

空港内を全力疾走してTicketing Officeへ!

ルサカ空港がまさかの運動会会場に変わった、汗と焦りの1日がはじまった──!

ザンビア最後の朝ごはんは、Hungry Lionのチキンとラテ

Downtown Shopping Mall

ルサカの宿・Crown Palace Innには朝食がついていないため、宿のすぐ目の前にあるDowntown Shopping Mallへ。

ここにあるHungry Lionでチキンと、カフェでラテをテイクアウトして、部屋でゆっくりいただくことに。

朝食

Hungry Lionといえばチキンが名物。

ザンビア滞在中に一度は食べておきたいと思っていたのだけど、これが意外といけた。

まさかの予約ミス!チケット変更で空港を全力疾走

予定していたのは、15:05発のダルエス・サラーム行きエア・タンザニア便。

いつも使っている旅行予約サイト、Trip.com(トリップコム)のプラチナ会員特典で、ラウンジが無料で使えるのも楽しみのひとつだった。

早めにチェックインして、ラウンジで優雅にコーヒータイム♪…と思いきや、出発フロアの掲示板に私の便が見当たらない。

何度見ても、どこにもない。

まさかとEチケットを見直すと、予約していたのは「来月」の便だった──\(^o^)/オワタ

本当は今夜はダルエス空港で野宿して、翌朝の便でザンジバル入りする予定だったのに……その計画がまさかの出発前から崩壊。

しかも、ザンジバルの宿はすでに2泊分予約済み。

予定をずらすわけにもいかない。

もはや「今日中にダルエスへ」が絶対条件。

フライトボードを凝視しすると、13:10発・コンゴ共和国ルブンバシ経由でダルエスへ向かう便を発見。

時計を見ると、すでに正午前。

やばい、あと1時間ちょっとしかない。

パスポート片手に、空港内を猛ダッシュでTicketing Officeへ!

息を切らしながら早口で事情をまくし立てると、係員の方は状況を理解してくれたようで、すぐさま手続きを進めてくれた。

このTC216便は、ルブンバシでは降機せず、機内に乗ったまま乗客の入れ替えをしてダルエスへ向かう便。

航空会社に確認すると、コンゴのビザは不要とのこと。

ただし、変更手数料は160ドル(=24,800円)……痛い。

しかも、翌日のダルエス→ザンジバルの便はルサカからの便と一緒に予約してはいたものの、予約番号は別々。

つまり、通し扱いにはならず、こちらも変更には追加で手数料が必要とのこと。

さらに、それが110ドルかかるという…(‘A`)

1分だけ待って!とお願いし、スカイスキャナーで即検索。

すると、ダルエス→ザンジバルのチケットがなんと5,140円で買えると判明。

迷わずそっちは自力手配に切り替え、ルサカ→ダルエスだけを変更してもらうことに。

予定外の出費だけど、後日に出直す方がトータルで高くつきそうなので、ここは仕方なし。

クレジットカードで変更手数料を支払い、無事に手続き完了。

するとスタッフから「今すぐカウンターへ走れ!」の号令。

全速力でダッシュ!!

ルサカ空港をこんな勢いで駆け抜けるとは誰が想像したか(笑)

ギリギリでチェックインに間に合い、続けて保安検査、イミグレも猛ダッシュで突破。

あまりに慌てていたせいか、保安検査の係員に「まぁまぁ、落ち着いて」となだめられる始末。

でも、ここで乗り遅れたら目も当てられない。

必死に爆走。

空港で余った420クワチャ(=2,570円)を使い切る予定だったけど、バタバタしすぎて何も買えず。

すぐにボーディングタイムに突入

搭乗口に着いてひと息つく間もなく、すぐにボーディングタイムに突入。

ルブンバシ経由ダルエス行き

そしてルブンバシ経由ダルエス行きの便は、あっという間にルサカを飛び立っていった。

コンゴを素通りしながら、ワインで泥酔トラベラー爆誕

ルブンバシ到着

飛行機はルサカを飛び立ってから、1時間も経たないうちにコンゴ共和国のルブンバシに到着。

あまりに短距離だったため、フルサービスキャリアにもかかわらず、機内サービスは一切なし。

機内でしばらく待機

ルブンバシでは多くの乗客が降りていき、ダルエス・サラームまで行く乗客はそのまま機内で待機。

ほどなくしてルブンバシからの新たな乗客が乗り込んできて、再び離陸。

上空からコンゴを眺める

再び飛び立った機内の窓から見下ろすコンゴは、見渡す限りの深い緑。

豊かな自然が広がっていて、「コンゴ=ゴリラツアー高い国」くらいの知識しかなかった私は、一気に興味が湧いてきた。

いつかまた旅をする時に、ちゃんと訪れてみたい国のひとつになった。

機内食

ようやくお待ちかねの機内食サービスが始まり、私はビーフをチョイス。

飲み物は白ワインを頼んだのだけど──なぜか2本出てきた。

「これは飲むしかないでしょ!」と勢いで2本とも空けたら、思った以上に酔いが回り、着陸前にはすっかりベロベロ状態。

ダルエス・サラーム到着

疲れ切った神経にワインが染みすぎたのか、ダルエス・サラーム到着時には完全にフラフラ。

「こんな様子でイミグレ通れるのか…?」と不安になったけれど、印刷して持っていたタンザニアeVISAの用紙を見せたら、すんなり通過できてしまった。

ちなみに、このeVISA、オンライン申請時には「復路の航空券の提出」が必要とされている。

でも私は陸路でケニアに抜ける予定だったし、バスも直前まで予約したくなかったので、国境越えバスの公式サイトで支払い直前の画面まで進めて、そのスクリーンショットを提出した。

……結果、これでも無事に申請が通ってしまった。

あくまでこれは私個人の体験で、決しておすすめはしない。

が、「バスの予約画面スクショでも通るケースがある」ことだけは、一例として共有しておきたい。

そして、もうひとつ注意点。

このタンザニアVISA、申請から発行までめちゃくちゃ時間がかかることで有名。

私も渡航ギリギリまで音沙汰がなく、催促のメールを2回ほど送った。

ちなみに、ザンビアで出会った旅人のひとりは、結局ビザが渡航日までに間に合わず、VISAなしのまま出発日を迎えてしまったらしい。

ただ、2025年6月時点では、ダルエス・サラーム空港のイミグレにアライバルVISA用のカウンターがあった。

申請が間に合わなかった人や、うっかり忘れた人でも、現地で取得できる可能性は高そう。

ただし、こうした状況はいつ変更されてもおかしくないので、最終的な判断は自己責任で。

空港でSIM購入!野宿前に通信環境を整える

今回到着したのは、ジュリアス・ニエレレ国際空港の第3ターミナル。

翌朝のザンジバル行きフライトは第2ターミナルから出発予定だったけれど、この2つのターミナルは徒歩5分ほどで移動可能。

屋根付きの一本道がまっすぐ第2ターミナルへと続く

第3ターミナルを出て左へ進むと、屋根付きの一本道がまっすぐ第2ターミナルへと続いている。

vodacomのSIMカードショップ

その途中に、24時間営業と思われるvodacomのSIMカードショップがあった。

ここで購入したのは:

  • データパック(24.6GB):50,000シリング
  • SIMカード本体:3,000シリング
    合計:53,000シリング(=2,907円)

これから、空港内で一夜を過ごす予定。

第2か第3、どちらで寝るかは状況を見て決めようと空港内を偵察開始。

「アフリカ三大凶悪都市」の一つと言われるダルエス・サラームでの空港野宿。

ほんとに大丈夫なんか?と内心ビビりまくりつつも、楽園ザンジバルへ向けての試練の夜が始まった──。

6月18日:使ったお金

航空券やVISA代、SIMカード等は実際には18日の出費ですが、タンザニアでの合計に含めるため19日分に計上しています。

・朝食代(チキン等):65クワチャ(=397円)
・ラテ:20クワチャ(=122円)
・タクシー代(宿→空港):185クワチャ(=1,130円)

合計:1,649円

これまでの旅費の合計

ザンビアの紙幣

ナミビアからザンビアまでの旅費の合計は、73,883円でした。

・国境越えバス代(ナミビア→ザンビア):6,068円
・ザンビアでの滞在費(6泊):クレカ払い23,521円+キャッシング44,294円=67,815円

合計:73,883円

日本出国からザンビアまでの旅費の総合計は、895,749円でした。