スコールが降ったり止んだり、不安定な朝。
こんな日は無理に出かけず、ビーチ沿いのレストランでビュッフェを楽しみながら、紅茶片手にのんびりパソコン作業。
波の音を聞きながら過ごすゆるやかな時間が、意外と心地よかったりする。
午後になってようやく晴れ間がのぞいてきたので、ダラダラに乗って「ザ・ロック」へ出発。
海にぽつんと浮かぶその姿はまるで絵本のワンシーンのようで、外から眺めるだけでもテンションが上がる。
その近くのビーチからは、小舟をチャーターしてブルーラグーンへ。
本来はサンゴ礁と熱帯魚が広がる絶景ポイントなんだけど、あいにくの雨と満潮で透明度は低め。
それでもカラフルな魚たちが元気に泳いでいて、1時間ほど海の中で追いかけっこ。
夕食はパラダイス ビーチ バンガローズ内の日本食レストランで冷やし中華。
波音をBGMにすすった一杯が、想像以上にしみて、心も体もふわっと癒された。
ビーチ沿いの人気店で、海を眺めながら豪華朝食

宿から徒歩2分のパジェビーチへ朝食を食べに出かけた。
パジェは遠浅の海と白砂のビーチが広がる、のんびり派にぴったりのリゾート地。
干潮と満潮でガラリと表情が変わる海が魅力で、この朝はちょうど干潮。
真っ白な砂浜が、どこまでも広がっていた。

このビーチ沿いにある人気レストラン「Hello Capitano Zanzibar」は、日中はサンベッドでくつろぐ欧米観光客で賑わうが、朝の時間帯は併設ホテルの宿泊客がビュッフェ朝食を楽しんでいて、こちらも朝から活気がある。
宿泊していなくても28,000シリング(=1,557円)で朝食ビュッフェが楽しめると知り、今朝はここでゆっくりすることに。

ビュッフェには、おかず、パン、フルーツ、グラノーラ、ジュース、紅茶などが並び、すべて食べ放題・飲み放題。
さらに、ラテなどのカフェメニューも1杯注文でき、卵料理も好きなものをオーダーできる。
私はオムレツをチョイス。
ビュッフェは11時までゆっくり利用できるので、早めに来てのんびりするのもおすすめ。

海を眺めながら朝食を楽しんだあとは、紅茶を飲みながら波音をBGMにパソコン作業。
レストランの奥にはノマド向けスペースもあって、作業しやすい環境が整っている。
午前中はスコールが降ったり止んだりの空模様だったが、午後からは晴れてきたので、いよいよ観光へ出発!
ダラダラに揺られて、海に浮かぶザ・ロックへ

パジェの村には、ローカルの人々が暮らすエリアの中にゲストハウスが点在していて、生活の風景と観光が自然に混ざり合っている。
地元の人たちはとてもフレンドリーで、「ジャンボ!(こんにちは)」と笑顔で声をかけてくれる。
子どもたちも人懐っこく、手を振ってくれる姿にほっこり。
ヌングイやパジェでは、お金をねだられることもなく、観光客を自然に受け入れてくれるこの土地の温かさを感じる。
ここではたくさんのスワヒリ語を教わった。
- Jambo (Mambo):こんにちは
- Karibu:どういたしまして
- Asante (Asante sana):ありがとう
- Polepole:ゆっくり、のんびり
- Hakuna Matata:問題ない、大丈夫
「ポレポレ」と「アクナマタータ」が口癖なのが、なんともアフリカらしくて好きだ。
これから行くケニアでもスワヒリ語は使えるので、ここで挨拶くらい覚えられてよかった。

今日は、日本食レストラン「Roots bistro cafe Zanzibar」のオーナーに教えてもらったシュノーケリングスポット「ブルーラグーン」に行ってみることに。
340番のMICHAMVI(ミチャムヴィ)行きのダラダラに乗車。
↓ダラダラの乗車ポイント↓

運転手に「ザ・ロックへ行きたい」と伝えると、「THE ROCKの看板の前で降りな」と教えてくれた。
お金を払おうとしたら、「アクナマタータ(大丈夫)」と言われ、まさかの無賃乗車。( ゚Д゚)
意味がよくわからなかったけど、お言葉に甘えてしまった。

ダラダラを降りて一本道をまっすぐ進むと、すぐに「ザ・ロック」が見えてくる。


海の中にぽつんと建つ絶景レストランで、客はボートで店へ向かう。
干潮時には歩いて渡れるらしいけど、海の上にぽっかり浮かんで見える時間帯がやっぱり一番美しい。
今回は予算オーバーで入店は断念したけれど、外から眺めるだけでも大満足の景色だった。
小舟をチャーターして、ブルーラグーンでシュノーケリング
ザ・ロックレストランがあるビーチには、小さなレンタルボートがずらり。
シュノーケリングで人気の「ブルーラグーン」や「ヒトデが見られるポイント」まで連れて行ってくれる。
他の観光客と相乗りできれば料金も安く済むのだけど、あいにく私が行ったときは誰もおらず……。
結局、一人でボートをチャーターすることに。
最初は80,000シリング(=4,461円)と言われたけど、粘って交渉し、なんとか30,000シリング(=1,668円)まで下げてもらえた。

貸し切りボートでブルーラグーンへ。

10分ほどで、黄色い浮き(プイ)が目印のシュノーケリングポイントに到着。
自前のライフジャケットとシュノーケルセットを装着し、海へダイブ!
ブルーラグーンは本来、サンゴ礁と色とりどりの熱帯魚が広がる美しいポイント。
でもこの日は、午前中に降った雨と満潮の時間帯が重なってしまい、海の透明度はイマイチ。
水深1mくらいまでしか見えず、ちょっと残念なコンディションだった。
それでもカラフルな魚たちはたくさん泳いでいて、約1時間、彼らと一緒に海中散歩。
サンゴ礁はほとんど白化していたけれど、魚の姿に癒された。
ブルーラグーンでのシュノーケルは、天気や潮の時間帯を見て行くのがおすすめ。
シュノーケル後は、行きに降りた道でダラダラを待機。
ほどなくして340番のダラダラがやってきたので、それに乗ってパジェへ戻った。

全身びしょ濡れだったので座席に座るのを遠慮していたけれど、立っていると人が増えて逆に迷惑かなと思い、最後部の端にそっと着席。
今度はしっかり1,000シリング(=55円)を払って下車。
冷やし中華と波音に癒される、夜のごほうび時間
宿に戻ってシャワーを浴びたあと、夕食を食べに向かったのは「パラダイス ビーチ バンガローズ」内にある日本食レストラン。

ここは日本人女性が経営しているリゾートホテルで、パジェの中心地からは徒歩20分ほど。
ちょっと遠いけど、「冷やし中華が絶品」と聞いて気合いを入れて歩いた。

レストランではマサイ族のスタッフがボードゲームで遊んでいて、そのそばにはペット(?)の山羊がのんびり。
私の料理を狙って近づいてきたけれど、スタッフに追い払われてしょんぼり去っていった。

注文した冷やし中華は、期待を裏切らない日本の味。
味噌汁もつけて、全部で23,000シリング(=1,279円)。
このクオリティでこの価格は、ザンジバルではかなりお得。
夜のビーチで、波の音を聞きながらいただく冷やし中華。
なんて贅沢なごほうび。

帰り道、屋台でカットパイナップルを2つ購入(1,000シリング=55円)。
明日の朝ごはん用に。
明日は、日本食レストラン「Roots bistro cafe Zanzibar」のオーナーおすすめの「Mtende Beach」へ。
干潮の時間帯に訪れると絶景が広がるそうなので、11時の干潮を狙って、ダラダラとバイクタクシーを乗り継いで行ってみる予定。
6月26日:使ったお金
今回のブルーラグーンは一人チャーターだったので少し割高だったけれど、相乗りできればもっと安くなるかも。
・朝食(ビュッフェ):28,000シリング(=1,557円)
・船チャーター代:30,000シリング(=1,668円)
・ダラダラ(ザ・ロック→パジェ):1,000シリング(=55円)
・夕食(冷やし中華):23,000シリング(=1,279円)
・パイナップル:1,000シリング(=55円)
合計:4,614円