世界一周ルートの作り方!理想の旅程を組むコツとは?

世界一周ルートの作り方
ねこ
ねこ

後悔しない世界一周ルートの決め方&注意点ってなに?

世界一周のルートを決めることは、単に行きたい国を選ぶだけではありません。

気候やベストシーズン、ビザの要件、安全情報、国境越えの方法など、さまざまな要素を考慮しなければなりません。

例えば、ウユニ塩湖の鏡張りを見るには雨季のタイミングを、アフリカのサファリを楽しむなら乾季を狙うべきです。

また、シェンゲン協定の滞在制限や、訪問歴による入国制限も無視できません。

↓これらを踏まえて熟考を重ねて作ったルートが、こちら↓

この記事では、私が実際に世界一周のルートを作成する際に注意したポイントを詳しく紹介します。

効率よく、そして安全に旅を楽しむためのヒントを詰め込んでいるので、ぜひ参考にしてください。

行きたい国・観光地をリストアップする

まずは、行きたい国や観光地をリストアップします。

この段階では、細かいことは気にせず、「ここに行きたい!」と思う場所をどんどん書き出すのがポイントです。

ただし、「メキシコに行きたい」とざっくり書くのではなく、「メキシコの〇〇に行きたい」「メキシコの〇〇のお祭りを見たい」など、できるだけ具体的に書き出すと、計画が立てやすくなります。

観光地の気候とベストシーズンを調べる

行きたい国や観光地をリストアップしたら、それぞれのベストシーズンを調べます。

訪れる時期を間違えると、「楽しみにしていた景色が見られなかった…」という残念なことになりかねません。

例えば、アフリカでサファリを楽しむなら、雨季と乾季の境目がベスト。

特に、雨季から乾季へと移行する6~7月は、多くの動物を見るチャンスがあります。

また、ウユニ塩湖の鏡張りの絶景を見たい場合は、雨季の12月末から3月頃が最適です。

この時期は湖に水が張り、幻想的な風景を楽しめます。

国や地域によってベストシーズンは異なるため、都市名や観光地名でインターネット検索をして、最適な時期を確認しましょう。

さらに、雨が多い時期や、気温が極端に高すぎる・低すぎる季節は観光が難しくなることもあります

そのため、訪問する時期は慎重に選ぶことが大切です。

すべての観光地をベストシーズンに訪れるのは難しいですが、「これは絶対に見たい!」という場所を優先し、効率的に回るルートを考えるのがポイントです。

ビザと滞在可能日数を確認する

ルートを決めたら、次に各国への入国条件を確認しましょう。

ビザが必要かどうか、取得方法、滞在可能日数などを事前に調べておくことが重要です。

特にトルクメニスタンのようにビザ取得が難しい国もあります。

私も「地獄の門」を訪れたかったのですが、日程の都合で断念しました。

以下に、私が世界一周で訪れる予定の国のビザ情報をまとめました。

国名ビザの必要性滞在可能日数ビザ取得費用の目安注意点
ウズベキスタン不要30日以内
オマーン不要14日以内復路航空券・ホテル予約確認書が必要
ヨルダンアライバルビザ要30日以内無料
エジプトアライバルビザ or eVisa要30日以内約25米ドル復路航空券の提示を求められる場合あり
南アフリカ共和国不要90日以内復路航空券が必要
ナミビア不要90日以内復路航空券の提示を求められる場合あり
ザンビア不要90日以内
タンザニアアライバルビザ or eVisa要90日以内約50米ドルアライバルビザは申請に時間がかかることあり
eVisaは3週間前の申請推奨
ケニアeTA要90日以内約34米ドルeTA申請は通常3日以内に処理
旅行の2週間前に申請推奨
セネガル不要90日以内
モーリタニアアライバルビザ要30日以内約55ユーロ
(60米ドル)
現金払いのみ。釣り銭なし
西サハラモロッコの一部として扱われる情勢により入域条件が変わる可能性あり
モロッコ不要90日以内
ポルトガル不要シェンゲン協定により180日間で90日以内ETIASが必要になる可能性あり
スペイン不要シェンゲン協定により180日間で90日以内ETIASが必要になる可能性あり
チュニジア不要90日以内
スイス不要シェンゲン協定により180日間で90日以内ETIASが必要になる可能性あり
ドイツ不要シェンゲン協定により180日間で90日以内ETIASが必要になる可能性あり
ネパールアライバルビザ要90日以内約30米ドル(15日)、50米ドル(30日)、125米ドル(90日)
メキシコ不要180日以内
チリ不要90日以内
アルゼンチン不要90日以内
ペルー不要90日以内
ボリビア不要30日以内
ウルグアイ不要90日以内
パラグアイ不要90日以内
ブラジル不要90日以内
エクアドル不要90日以内
アメリカESTA要90日以内21米ドル復路航空券が必要
トランジットのみでもESTA要
申請は72時間前まで推奨
ESTAの有効期限は2年間
注意点
  • シェンゲン協定加盟国の滞在制限
    ポルトガル・スペイン・スイス・ドイツなどのシェンゲン協定加盟国では、180日間のうち最大90日までの滞在が可能です
  • ETIAS(事前渡航認証システム)の導入予定(詳細は未定)
    2025年〜2026年に、EU諸国への渡航には「ETIAS」と呼ばれる事前渡航認証が必要になる予定です
    シェンゲン協定加盟国へ渡航する際は、事前にETIASを申請しておく必要があります
    最新情報は、ETIASの公式サイトで確認してください
  • ビザの取得方法
    eVisaやアライバルビザの取得方法は国によって異なります
    渡航前に各国の公式サイトで申請手続きや必要書類を確認してください
  • ビザ取得費用
    為替レートや各国の政策により変動する可能性があります
    最新の費用は各国の大使館や領事館の公式サイトで確認してください
  • 突然の訪問やトランジットの確認
    旅行中、予定外に訪れたくなる国やトランジットで立ち寄る国も出てくるでしょう
    その場合は、都度ビザの必要性を確認することをおすすめします

入国制限に注意!訪問歴が影響するケース

渡航する順番によっては、過去に訪れた国の影響で入国を拒否される場合があります。

世界には対立関係にある国が多く存在し、パスポートに特定の国のスタンプがあると、「この国に入国するのに好ましくない人物」と判断される可能性があります。

情勢は変化するため、自分が渡航を予定している国について事前に最新情報を調べておきましょう。

また、今回の旅行では問題なく入国できたとしても、数年後の旅に影響が出ることも考えられます。

将来の計画も視野に入れながら、慎重に渡航先を選ぶことが大切です。

以下に、入国拒否や審査が厳しくなる国の組み合わせの一例をまとめました。

入国拒否・審査が厳しくなる国の組み合わせ

訪問歴がある国影響を受ける国対策
【2011年以降】
イラン、イラク、北朝鮮、スーダン、シリア、リビア、ソマリア、イエメン
【2021年以降】
キューバ
アメリカESTA申請不可、ビザ取得が必要
イスラエルイラン、イラク、レバノン、リビア、サウジアラビア、スーダン、シリア、イエメン、ソマリアイスラエルの入国スタンプをパスポートに押さないよう依頼(紙に押してもらう)
イスラエル訪問後に中東諸国へ行く予定がある場合は、新しいパスポートを取得する

今回の旅行では、当初、私の訪問予定国リストにイランとイスラエルが含まれていました。

しかし、イランに行くとアメリカのESTA申請ができなくなります。

アメリカは南米へ向かう際のトランジット地として予定しており、たとえ乗り継ぎのみであってもESTAの申請が必要です。

さらに、ネパール、メキシコ、チリ、アルゼンチンは父と一緒に旅をする計画で、最後に父をアメリカまで見送り、日本行きの飛行機に搭乗させる必要があります。

このため、イラン行きは泣く泣く諦めました。

イスラエルについては、情勢が落ち着けば訪れたいと考えていましたが、イスラエルに行くとイランの入国が難しくなるため、今回は渡航リストから外すことにしました。

訪問国の安全情報をチェックする

海外旅行を計画する際には、訪問する国や地域の安全情報を事前に確認することが重要です。

特に注意が必要な場所については、外務省が危険情報を発表しており、その危険レベルは以下の4段階に分類されています。

危険情報の4段階
  • レベル1(黃): 十分注意してください
    渡航や滞在に際して、特別な注意が必要です
  • レベル2(薄いオレンジ): 不要不急の渡航は止めてください
    不必要な渡航を控えることが推奨されます
  • レベル3(濃いオレンジ): 渡航は止めてください(渡航中止勧告)
    渡航を中止することが強く勧告されます
  • レベル4(赤): 退避してください(退避勧告)
    渡航は完全に禁止されており、滞在者は直ちに退避することが求められます

以下に、2025年4月から2026年3月までに訪問予定の国・地域の危険レベルをまとめました。

2025年4月〜9月に訪問予定の国・地域の危険レベル

国名都市・場所危険レベル備考
ウズベキスタンサマルカンド、ブハラ、ヒバレベル1
オマーンマスカットレベル0
ヨルダンペトラ遺跡、死海、ワディラム砂漠レベル1
エジプトヌエバレベル3ヨルダンのアカバ〜ヌエバまで船で国境越え
ヌエバ〜ダハブまでバス移動
ダハブ、ルクソール、アスワン、ギザ、カイロレベル1
南アフリカ共和国ケープタウンレベル1
ナミビアナミブ砂漠レベル1
ザンビアリビングストン、ルサカ、カピリ・ムポシレベル1
タンザニアダルエスサラーム、アルーシャ、ザンジバル島レベル1
ケニアナイロビレベル2
マサイ・マラ国立公園、モンバサ・ワタム島レベル1
セネガルゴレ島、サン・ルイ島レベル1
モーリタニアヌアクショットレベル1
ヌアディブ、シンゲッティレベル2アイアントレイン(ヌアディブ〜シュムまでの鉄道)はレベル2
西サハラレベル3モロッコとの国境越え
モロッコ側幹線道路(ダフラ〜モロッコ区間)のみレベル1
モロッコエッサウィラ、マラケシュ、シャウエンレベル1
ポルトガルリスボン、ポルトレベル0
スペインバルセロナレベル0
チュニジアチュニスレベル1
スイスツェルマット、チューリッヒレベル0
ドイツフランクフルトレベル0

2025年9月〜2026年3月に訪問予定の国・地域の危険レベル

国名都市・場所危険レベル備考
ネパールカトマンズ、エベレストレベル1
メキシコメキシコシティ、オアハカ、グアナフアト、サン・ミゲル・デ・アジェンデレベル1
チリサンティアゴ、イースター島、アタカマ砂漠レベル1
アルゼンチンウシュアイア、パタゴニアレベル0
アメリカロサンゼルスレベル0
ペルーリマ、ワカチナ、マチュピチュ、レインボーマウンテン、イキトスレベル1
レティシアレベル2マナウス〜イキトスまで船で国境越え
途中レティシア〜イキトスまでレベル2
ボリビアチチカカ湖(コパカバナ)、ウユニ塩湖レベル0
ウルグアイモンテビデオレベル0
パラグアイイグアスの滝、イグアス日本人居住地レベル0
ブラジルリオデジャネイロ、マナウスレベル1
エクアドルガラパゴス諸島レベル0
キトレベル1

ネパール、メキシコ、チリ、アルゼンチンは父と旅行する予定ですが、それ以外は単独での旅行となるため、安全性を考慮し、レベル2以上の地域は極力避けています。

ただし、以下の行程では危険地帯を通過する必要があります。

  • ヨルダンからエジプトへの航路国境越え
  • ナイロビでの滞在
  • モーリタニアのアイアントレイン乗車
  • 西サハラの国境越え
  • ブラジルからペルーへのアマゾン川航路国境越え

また、陸路で国境を越える場合、国境周辺は危険レベルが高いことが多いため、最新情報を確認しながら慎重に行動することが重要です。

危険と判断した場合は、予定を変更して空路で移動する選択肢も検討します。

安全を最優先にし、危険地帯での滞在時間を短縮するなど、適切な対策を講じながら旅を楽しみたいと思います。

突然の情勢変化にも対応できるよう、外務省の海外安全ホームページなどで最新情報を確認し、柔軟に行動する予定です。

以下の記事の中で、外務省の海外安全ホームページについて詳しく紹介していますので、参考にしてください。

【格安航空券やホテルの検索に!】海外旅行で使える便利アプリとサイト活用術

黄熱病リスクとイエローカードの必要性

旅行前の準備として、一部の国では、黄熱病リスクのある国から入国する際に、黄熱予防接種証明書(イエローカード)の提示が求められることがあります。

そのため、訪問予定の国がこの対象に含まれているか、しっかり調べることが大切です。

また、イエローカードの提示が必須でなくても、黄熱病の感染リスクがある国へは、予防接種を受けた方が安心です。

以下に、私が世界一周中に訪れる国々の中で、特に黄熱病に関して注意が必要な国をまとめました。

国名感染リスク入国要件の概要
オマーン・黄熱リスク国から来る、生後9か月以上の渡航者はイエローカード必須
・乗り継ぎで、黄熱リスク国の空港に12時間以上滞在した場合も必須
※アフリカ地域:ルワンダ、タンザニア含む
エジプト・黄熱リスク国から来る、生後9か月以上の渡航者はイエローカード必須
・乗り継ぎで、黄熱リスク国の空港に12時間以上滞在した場合も必須
南アフリカ共和国・黄熱リスク国から来る、1歳以上の渡航者はイエローカード必須
・乗り継ぎで、黄熱リスク国の空港に12時間以上滞在した場合も必須
ナミビア・黄熱リスク国から来る、生後9か月以上の渡航者はイエローカード必須
・乗り継ぎで、黄熱リスク国の空港に12時間以上滞在した場合も必須
ザンビア・黄熱リスク国から来る、1歳以上の渡航者はイエローカード必須
・乗り継ぎで、黄熱リスク国の空港に12時間以上滞在した場合も必須
タンザニア・黄熱リスク国から来る、1歳以上の渡航者はイエローカード必須
・乗り継ぎで、黄熱リスク国の空港に12時間以上滞在した場合も必須
ケニア感染リスク有・黄熱リスク国から来る、1歳以上の渡航者はイエローカード必須
セネガル感染リスク有・黄熱リスク国から来る、生後9か月以上の渡航者はイエローカード必須
・乗り継ぎで、黄熱リスク国の空港を経由した場合も必須
モーリタニア感染リスク有・黄熱リスク国から来る、1歳以上の渡航者はイエローカード必須
ネパール・黄熱リスク国から来る、生後9か月以上の渡航者はイエローカード必須
・乗り継ぎで、黄熱リスク国の空港に12時間以上滞在した場合も必須
アルゼンチン感染リスク有黄熱予防接種証明書(イエローカード)は不要
ペルー感染リスク有黄熱予防接種証明書(イエローカード)は不要
ボリビア感染リスク有・黄熱リスク国から来る、1歳以上の渡航者はイエローカード必須
パラグアイ感染リスク有ブラジル、ボリビア、ペルー、ベネズエラから来る、1歳以上の渡航者はイエローカード必須
ブラジル感染リスク有黄熱予防接種証明書(イエローカード)は不要
エクアドル感染リスク有ブラジル、コンゴ民主共和国、ウガンダからの渡航者、及び乗り継ぎで黄熱リスク国の空港に12時間以上滞在した1歳以上の渡航者はイエローカード必須
注意点
  • 渡航ルートの選定
    イエローカードが必要な国や、黄熱病感染リスクのある国への渡航・乗り継ぎ時は、経路選定に十分注意しましょう
  • 地域によるリスク差
    同じ国でも、標高の高い地域や一部都市部では感染リスクが低い場合もあります
    渡航前に、訪問予定地域の詳細情報を確認してください
  • 最新情報の確認
    渡航前は必ず、各国の大使館・領事館や、厚生労働省検疫所FORTHの公式サイトなどで最新の渡航要件や感染リスク情報を確認することが重要です

イエローカードについて詳細は、以下の記事でまとめていますので参考にしてください。

世界一周旅行で必要な海外渡航ワクチンを徹底解説

国境越えルートの選び方

国境を越える方法は、空路、航路、陸路といった選択肢があります。

世界一周航空券もありますが、私はLCCを中心に、国際バスや鉄道、船などを利用して周る予定です。

陸路や航路で国境を越える方が、よりロマンがあるからです。

世界一周航空券には制約があるため、自由な行程を組みたい場合は他の移動手段を検討するのが良いでしょう。

航空券が安くなるルートや、陸路・航路で国境を越える具体的な方法は、インターネットや書籍を活用して詳しく調べることが大切です。

アフリカ内の都市間移動は、航空路線やフライトの本数が少なく競争も少ないため、南米よりも航空券が高くなることが多いです。

その一方で、アフリカとヨーロッパ間の航空券は、需要と供給の関係から意外と安くなる場合もあります。

そのため、予算を抑えたいバックパッカーの間では、アフリカ内の移動で陸路を使い国境を越える人が多いようです。

陸路や航路で国境を越える場合は、まず安全情報を確認し、国際バスや鉄道、フェリーのスケジュールと料金をしっかりチェックしましょう。

  • アフリカでは、タンザニアとザンビアを結ぶタンザン鉄道に乗る予定ですが、現在直通列車が運休しているため、乗り換えが必要な状況です
  • 南米では、ブラジルからペルーへハンモック船でアマゾン川を渡る予定ですが、毎日運行されているわけではありません

このように、具体的に情報を集めることで、移動にかかる日数や費用なども予測でき、計画が立てやすくなります。

ラマダン期間を考慮した計画を立てる

ラマダンはイスラム暦の第9月にあたり、イスラム教徒にとって最も重要な月の一つです。

この期間中、イスラム教徒は日の出前から日没まで断食を行います。

ラマダン期間
  • 2025年:2月28日(金) ~ 3月29日(土)
  • 2026年:2月17日(火)頃 ~ 3月19日(木)頃

※ラマダンの開始日は月の観測状況によって変動するため、正式な日程は直前に発表されます。

ラマダン期間中にイスラム圏を訪れる際は、以下の点に注意しましょう。

  • 公共の場での飲食を控える
    日中、人前での飲食や喫煙は避ける(公共交通機関や自家用車内も含む)
    多くの国では、非イスラム教徒にもこのルールが適用される
  • 服装に配慮する
    肌の露出が多い服装は避け、控えめな服装を心がける
    特にショッピングモールやレストランなどの公共の場所では、適切な服装を意識する
  • 営業時間の変更に注意
    多くの店舗やレストランが営業時間を短縮、または昼間は閉店することがある
    食事や買い物の計画を立てる際は、事前に確認しておくと安心
  • 交通渋滞と事故に注意
    日没前は帰宅ラッシュで交通量が増え、事故のリスクも高まる
    できるだけこの時間帯の外出を避けるのが賢明
  • 現地の習慣やマナーを尊重する
    公共の場での愛情表現や大音量での音楽視聴は控える
    イフタール(断食明けの食事)時にアルコールや豚肉を注文するのは避ける
  • セキュリティに注意
    ラマダン期間中やその前後はテロのリスクが高まることがあるため、安全対策をしっかり行う
  • 柔軟な旅程を立てる
    観光地や娯楽施設の営業時間が変更される可能性がある
    予定を柔軟に調整できるよう、余裕をもった計画を立てる

ラマダン期間中に観光をする際は、上記のような注意点があるため、ラマダンの時期を避けて旅行計画を立てるのも一つの方法です。

イスラム圏を訪れる際は、ラマダン中の文化や習慣を理解し、尊重することで、より快適に過ごすことができるでしょう。

スケジュールに余裕を持たせることが重要

海外、特に途上国では、日本のように交通インフラが時刻表通りに動くとは限りません

実際に現地に行くと、事前に調べた情報と異なっていることも多いため、余裕を持ったスケジュールを立てることが大切です。

また、私は体が弱く、感染症にかかりやすいため、無理のないペースで旅を進める必要があります。

体調を崩さないように、定期的に休息日を設けながら、心身を回復させつつ移動する予定です。

さらに、アフリカではビザが必要な国が多く、旅をしながら取得しなければならないケースもあります。

そのため、ビザの手続きにかかる時間も考慮し、余裕を持って計画を立てることが重要です。

また、旅の途中で特に気に入った場所が見つかった場合は、予定を変更して滞在を延長することも考えています。

世界一周のルートはあくまで仮の計画であり、その時の気持ちや状況に応じて、柔軟に目的地を選んでいくつもりです。

まとめ:無理なく楽しめるルートを作ろう

世界一周のルート決めには、しっかり計画を立てる人、大まかに決める人、その時の気分で動く人と、さまざまなスタイルがあります。

しかし、ビザの要件や訪問歴による入国制限を知らずにいると、入国拒否や予期せぬルート変更を強いられることもあります。

自由に旅をしたい方でも、最低限の準備はしておくことをおすすめします。

また、安全面の確認も非常に重要です。

例えば、西サハラの国境緩衝地帯では、地雷原の中を轍(わだち)に沿って車で走り抜ける必要があります。

このようなリスクを知らずに無計画に突入する旅人もいますが、危険を正しく理解しているかどうかで、旅の結果が大きく変わることもあります。

危険を回避するためには、事前の情報収集が欠かせません。

「現地での感動が薄れるから、あまり調べたくない!」と思う方もいるかもしれません。

しかし、安全に関わる情報だけは、必ず事前に確認してください。

楽しい旅も、無事に帰ってこそ意味があります。

特に、一人旅では自分の身を守れるのは自分だけです。

この記事が、皆さんの旅の準備に少しでも役立てば嬉しいです。

ねこ
ねこ

私も無事に生きて帰れるよう、情報収集を頑張ります!