マサイ・マラでのサファリ最終日は、観光地化されたマサイ村への有料オプションからスタート。
少数民族の文化に興味がある私でも、ちょっと引いてしまうほどの”商売感”に戸惑い、今回はパス。
その後はレストランでのランチを挟み、ナイロビの街へと戻った。
疲れがどっと押し寄せ、夕食は具なしパスタで簡単に済ませた──そんな、少しほろ苦いサファリ完結編。
目が$になってる!? 商売感強めのマサイ村はスルー

朝7時半、キャンプ地を出発。
この日は私を含め6人でサファリカーに乗り込み、マサイ村へと向かった。
……とはいえ、村はキャンプから歩いて行けるほどの近さだった。
村の入口にはたくさんのマサイ族がいて、出迎えてくれる…というよりは、観光客を待ち構えているような雰囲気。
彼らの目が完全に“$”になっている($▽$)!! 商売っ気がすごい。
このマサイ村訪問は、マサイ・マラツアー最終日の有料オプションで、滞在時間はたったの40分、料金は20ドル。
もちろんツアー代には含まれておらず、その場で現金払いだ。
私は少数民族の村を訪ねるのが好きで、これまでもいくつもの村を巡ってきたけれど、ここは正直あまり好みではなかった。
村というより完全に観光地といった印象だったので、私は車を降りて、入口付近のベンチで待つことにした。
……とはいえ、ベンチに座っているだけでも、次々とマサイ族が来てはなかなかのお値段のお土産を売り込んでくる。
のんびりもしていられない(笑)

それでも、村で飼われている家畜を見ながら静かに過ごす時間は、それなりに平和だった。
お土産屋とランチ休憩を挟み、ナイロビへ帰還

その後はお決まりのルートで、お土産屋さんにトイレ休憩がてら立ち寄り。
どれも欧米人向け価格で手が出ず、さらっと見るだけで退散。

お昼は12時ごろ、ナロクという街にあるレストランでランチ休憩。

ビュッフェ形式で8種類ほどの料理が食べ放題だった。

食事代はツアーに含まれていたけど、飲み物は別料金。
水ひとつでなんと3ドルという強気の価格設定にはちょっと驚いた。
喉もそこまで乾いていなかったので、さっと食べて車に戻る。
このレストランで、別行程のお客さん2名をピックアップすることになっていたようで、彼らの到着を待つために約1時間待機。
混載ツアーなのでこういう時間もやむを得ないけれど、地味に疲れる。
ところで、初日のドライバーの態度がどうしても納得できず、ツアー会社にWhatsAppで連絡してみたのだけど、返ってきたのは「他のお客様は満足しているので、問題はなかったと考えています」という的外れな返信。
ツアー客それぞれで行程も宿も違うのだから、みんながどう思ったかではなく、私は私の経験として問題を伝えたつもりだったのに…まったく噛み合わないまま終わった。
しかも、ドライバー本人からは「たくさん動物を見られたんだから満足だろ?何が不満なんだ?」と強い口調で詰められる始末。
こちらも黙ってはいられないので、せめてもの意思表示として、チップは渡さなかった。
このツアー会社は、正直おすすめしない。
疲れ果てた夜、具なしパスタでお腹を満たす
夕方、日本人宿「RAHAKENYA」にツアー会社の車で戻ってきた。
ツアー会社とのやりとりに疲れ果ててぐったりしていて、とても外出する元気は残っていなかった。

というわけで、ケニア初日に買っておいた乾燥パスタを使って、自炊で簡単な夕食。
具はなし。
お味噌汁は貰い物。
大量に茹でたパスタを食べていたら、一緒にいた日本人旅人マコトさんに「多っ!」と笑われたけれど、私はけっこう大食いなのだ(笑)
明日はちゃんと野菜も摂ろう…と心に決めて、この日は静かに眠りについた。
7月8日:使ったお金
今日も出費はゼロ!