短期海外旅行のお金はどうする?現金・カード・キャッシングの使い分け

旅の準備

海外旅行では、お金をどうやって持っていけばいいんだろう?

現地の両替所で両替するべきか、クレジットカードとデビットカードを使うならどちらが便利なのか……。

初めての海外旅行はもちろん、久しぶりに海外へ行く人も、お金の準備に迷うことがあると思う。

でも、数日〜数週間程度の短期旅行なら、あれこれ準備しすぎなくても大丈夫。

私がおすすめするのは、現地通貨の調達にはクレジットカードの海外キャッシング、現地でのカード決済にはデビットカード、そして万が一に備えて日本円を少額持っていく方法だ。

ただ、海外でお金を使うときは、手数料や為替レート、カードの使い分けなど、事前に知っておきたいこともある。

この記事では、31カ国349日の世界一周で実際にお金を使ってきた経験をもとに、短期の海外旅行で使いやすく、できるだけ無駄な手数料を抑えるためのお金の持ち方を紹介する。

世界一周や海外に長期滞在する人は、こちらの記事も参考にしてみてください👇️

※この記事のカード情報や手数料は、2026年9月時点の情報です。カードのサービス内容や手数料は変更されることがあるため、最新情報は各カード会社の公式サイトで確認してください。

スポンサーリンク

海外旅行のお金は、どうやって用意する?

海外旅行では、現地で使うお金をどうやって用意しているだろうか。

現地に着いてから両替所で日本円を現地通貨に両替する人もいれば、海外ではクレジットカードを使うという人も多いと思う。

でも、その方法は結構手数料をとられているかも……!?

現地の両替所で日本円を両替すると、為替レートに両替によるコストが上乗せされる。

特に現地に到着して早々、空港の両替所で両替する場合は、レートが悪いことが多い。

さらに、日本からの旅行者が少ない国では、米ドルやユーロのほうが両替需要が高く、日本円の両替レートが悪いこともある。

また、一度にたくさん両替して、帰国までにお金を使い切れなかった場合は、残った現地通貨を再び日本円に戻す際にもコストがかかる。

そのため、私は海外旅行で現地の両替所を利用することは、あまりおすすめしていない。

では、クレジットカード払いはどうか?

現金を使わずカードで決済できるのは便利だけど、その一方で、「海外事務手数料」と呼ばれる手数料がかかる。

海外事務手数料とは、海外でクレジットカードを使って外貨で支払ったときに、カード会社から請求される手数料のこと。

手数料率はカードによって異なるけれど、私が持っているクレジットカードでは、2026年9月現在、海外事務手数料が3.63~3.85%ほどかかる。

近年は海外事務手数料も上昇傾向にあり、以前は2%台だった海外事務手数料が3%台へ引き上げられたカードもある。

海外旅行でカードを使うなら、ポイント還元率だけでなく、海外事務手数料もしっかり確認しておきたい。

たとえば、1万円分をカードで決済すると、海外事務手数料だけで363~385円。

1回だけなら、それほど大きな金額には感じないかもしれない。

でも、旅行中は食事や買い物、観光などで何度もカードを使う。

毎日のようにカードを使っていると、この差額も少しずつ積み重なっていく。

そして、私が現地でのカード決済を控えている理由は、手数料だけではない。

カード情報を使う機会を、できるだけ増やしたくないからだ。

海外では、利用した店やサービスからカード情報が漏れたり、不正利用されたりする可能性もある。

実際、私自身もカードの不正利用を経験した。

そのため、私は現地での食事や買い物、観光費用などは、できるだけ現金で支払うようにしている。

一方で、バスや鉄道、ホテル、航空券など、オンラインで予約するときにはクレジットカードを利用する。

つまり、カードをまったく使わないのではなく、できるだけカード決済する場面を絞っている。

では、その現金をどうやって用意するのか。

そこで活躍するのが、クレジットカードの「海外キャッシング」だ。

スポンサーリンク

現地で使う現金は「海外キャッシング」で調達

海外キャッシングとは、海外のATMでクレジットカードを使って現地通貨を引き出す方法。

必要になったタイミングでATMから現地通貨を引き出すことができる。

たとえば、

  • 韓国ならウォン
  • アメリカなら米ドル
  • ヨーロッパならユーロ

というように、その国で必要な通貨をその都度調達する。

ただし、海外キャッシングには利息がかかる。

そのため、単純に「キャッシングならお得」というわけではない。

私の場合は、

・海外ATM手数料が無料のカードを選ぶ
・キャッシング後に早期返済する
・利息がかかる期間をできるだけ短くする

という使い方をしている。

こうした使い方をすることで、利息や手数料を抑え、私の場合はカードでそのまま決済するよりも負担を抑えられることが多かった。

スポンサーリンク

海外キャッシングにはどんな費用がかかる?

海外ATMで現地通貨を引き出すと、為替レートによる換算に加えて、ATM利用手数料や利息などがかかり、日本円で請求される。

① 海外ATM利用手数料

まず、カードによっては、海外ATMを利用する際に手数料がかかる。

たとえば、1万円以下の引き出しで110円、1万円を超えると220円というカードもあれば、無料のカードもある。

また、これとは別に、ATMを設置している銀行や事業者が「ATMオーナー手数料」を設定している場合もある。

ATMオーナー手数料については、後の章で詳しく解説する。

② 為替レートによる換算

次に、引き出した現地通貨が日本円に換算される。

換算には、国際ブランド(Visa、Mastercard、American Expressなど)が定める基準レートが使われる。

③ キャッシングの利息

そして、海外キャッシングで忘れてはいけないのが利息。

キャッシングは、クレジットカードを使ってお金を借りる仕組みなので、返済までの日数に応じて利息が発生する。

一般的なキャッシング金利は実質年率18.0%。

たとえば5万円を30日間借りた場合、

5万円 × 18.0% ÷ 365日 × 30日 = 約740円

となる。

ただし、これは30日間借りた場合。

早期返済に対応しているカードなら、キャッシングから返済までの期間を短くすることで、利息も抑えられる。

私が海外キャッシング用に使っているカード

海外キャッシング用のカードを選ぶとき、特に重視しているのが「海外ATM手数料が無料」で「お金をかけずに簡単に早期返済ができること」。

ここからは、私が実際に使っている海外キャッシング用カードを紹介する。

Dilightジャックスカード

私がメインで使っているのが、Dilightジャックスカード。

海外ATM手数料が無料で、早期返済にも対応している。

早期返済はWebから申し込むことができ、返済金額と振込先がメールで届く。

あとは、指定された口座にネット銀行から振り込むだけ。

海外にいてもネットだけで手続きできるので、長期旅行でも使いやすい。

ジャックスカードシルバー

もう一つ使っているのが、ジャックスカードシルバー。

このカードは、以前持っていたジャックス横浜カードが終了した際に切り替わったカード。

Dilightジャックスカードと同じ条件で海外キャッシングを利用できるため、メインカードが使えなかったときのサブカードとして使っている。

ネット銀行の「振込手数料無料」も活用

早期返済では、銀行振込を利用する。

そこで役立つのが、普段から使っているネット銀行。

ネット銀行なら、海外にいてもインターネットから振込ができるため、旅先から早期返済もできる。

私は楽天銀行とソニー銀行の2つを使っていて、2026年9月現在、

  • 楽天銀行:月4回まで振込手数料無料(預金残高などの条件によって無料回数が異なる)
  • ソニー銀行:月2回まで振込手数料無料

となっている。

合わせて月6回まで無料で振り込める。

海外キャッシングでは、ATM手数料だけでなく、早期返済の際の振込手数料まで考えておくと、余計なコストを抑えやすい。

私が現在持っているクレカ5枚を海外キャッシング用に比較

現在私が持っているクレジットカードについて、海外キャッシングの使いやすさを比較してみる。

海外旅行では、カードを複数枚持つだけでなく、国際ブランドも分散しておくと安心。

私はVisa、Mastercard、American Expressの3ブランドを持っている。

カード国際ブランド海外ATM利用手数料早期返済の方法
DilightジャックスカードMastercard無料Webで申し込み → 指定口座へ振込
ジャックスカードシルバーMastercard無料Webで申し込み → 指定口座へ振込
エポスゴールドカードVISA110~220円Webで申し込み → ペイジー支払い
楽天プレミアムカードVISA110~220円チャットで申し込み → 指定口座へ振込
セゾンゴールドアメックスAMEX110~220円Webで申し込み → 指定口座へ振込

使いやすさで見ると、ジャックスの2枚が特に使いやすく、その次がエポスゴールドカード。

その後に楽天プレミアムカード、セゾンゴールドアメックスが続く。

ジャックスの2枚は、海外ATM手数料が無料で、早期返済もWebから申し込める。

次に使いやすいのが、エポスゴールドカード。

海外ATM利用手数料はかかるものの、ペイジーで早期返済できるのがメリット。

銀行振込を利用しないため、振込手数料を気にしなくていい。

その次が、楽天プレミアムカードとセゾンゴールドアメックス。

この2枚は海外ATM利用手数料がかかるうえ、早期返済には銀行振込が必要。

そのため、海外キャッシング用として考えると、ジャックスやエポスより使いやすさは下がる。

海外キャッシング用のカードを選ぶときは、単に「キャッシングができるか」だけでなく、

  • 海外ATM利用手数料はいくらか
  • 早期返済ができるか
  • 早期返済の手続きが簡単か
  • 返済時に振込手数料がかからないか

といった点まで確認しておくのがおすすめ。

海外ATMを使うときの注意点

海外キャッシングは、必要なときに必要な分だけ現地通貨を用意できるので便利。

ただし、海外のATMを利用するときは、手数料以外にもいくつか注意しておきたいことがある。

ここからは、海外旅行でATMを利用するときに、特に気をつけたいポイントを紹介する。

「Conversion」が表示されたら、現地通貨を選ぶ

海外ATMでは、「Conversion」という表示が出ることがある。

これは、ATM側で日本円に換算するか、現地通貨のまま処理するかを選ぶ画面。

ここでは必ず、現地通貨のまま処理する「Without Conversion(換算せずに続ける)」ほうを選ぶ。

「DCC(Dynamic Currency Conversion)」と呼ばれる仕組みで、日本円への換算を選ぶと、ATM側が設定した為替レートが適用される。

多くの場合、カード会社のレートよりかなり不利なレートが設定されるため、せっかく海外キャッシングで手数料を抑えても、ここで大きく損をすることがある。

ATMの表示意味選択
Without Conversion換算せずに続ける◎ こちら
Continue without Conversion換算せずに続ける◎ こちら
Decline Conversion換算を拒否する◎ こちら
With Conversion換算して続ける× 選ばない
Accept Conversion換算を受け入れる× 選ばない

表示内容がよくわからない場合は、無理に進めず、取引をキャンセルするのもひとつの方法。

ATMはできるだけ安全な場所を選ぶ

海外ATMは、できるだけ安心して利用できる場所を選びたい。

私は、銀行の建物内や空港、ショッピングモールなど、管理されている場所にあるATMを利用していた。

特に、警備員がいる場所は比較的安全だと感じるので、なるべくそうした場所を選んでいた。

道端やガソリンスタンドなどにぽつんと設置されているATMよりも、人の目がある場所のほうが安心。

もちろん、銀行内や警備員がいる場所だから絶対に安全というわけではないので、利用するときは周囲の状況も確認していた。

スキミングの機械がないか確認する

ATMを使う前に、カード挿入口やキーパッドに不自然なものが付いていないか確認する。

不自然な出っ張りや後付けされたような部品があれば、スキミング装置の可能性があるので、そのATMは使わない。

周囲に不審なカメラやデバイスがないかも確認し、少しでも怪しいと感じたATMは避けるようにしていた。

暗証番号は手で隠して入力する

ATMで暗証番号を入力するときは、必ず手でキーパッドを隠す。

周囲に人がいる場合はもちろん、隠しカメラなどから見られる可能性もあるので、毎回意識していた。

カード・現金の取り忘れに注意

海外のATMでは、一定時間カードを抜かないと、カードがATMに吸い込まれてしまうことがある。

現金を受け取って安心して、カードを取り忘れないように注意したい。

カードが出てきたら、すぐに抜き取る。

取引が終わったら、カードと現金をすぐにバッグへしまい、レシートも念のため保管しておく。

カードと現金をしまったら、ATMの前に長居せず、その場を離れる。

ATMオーナー手数料に注意

海外ATMでは、カード会社の手数料とは別に、ATMを設置している銀行や事業者が「ATMオーナー手数料」を設定していることがある。

ATMオーナー手数料は国やATMによって大きく異なり、無料のATMもあれば、1回数ドルの手数料がかかるところもある。

2026年の海外ATM調査では、旅行者が支払う手数料として最も一般的だったのは5.87米ドルだった。

出典:ATM Fee Saver「Travel ATM Fee Index 2026」

特にデビットカードでは、この手数料がそのまま請求されるケースが多い。

そのため、私は海外ATMで現金を引き出すときに、デビットカードは使わないようにしていた。

一方、クレジットカードの海外キャッシングでは、ATMの画面に手数料が表示されても、実際の請求には反映されないケースが多い。

なぜクレジットカードでは請求されないことが多いのか。

その背景のひとつが、クレジットカードのキャッシングに適用される利息制限法だ。

利息制限法では、キャッシングにかかる利息に上限が定められている。

そのため、カード会社がキャッシングに高額な手数料を上乗せすることは難しい。

実際、私の場合は、海外ATMでは手数料が表示されることがほとんどだったが、クレジットカードでキャッシングすると、実際の請求には反映されないことが多かった。

ただし、ATMやカードによっては手数料が請求される場合もあるので、必ず無料になるとは限らない。

海外ATMを利用するときは、

  1. できるだけ現地の主要銀行ATMを選ぶ
  2. ATM画面に表示される手数料を確認し、高ければキャンセルして別のATMを探す
  3. 独立系ATM(Euronetなど)は高額な手数料が設定されていることがあるため、できるだけ避ける

この3つを意識しておくと安心だ。

現地でのカード決済は主にデビットカード

海外旅行では、現地通貨の現金で支払うことが多い私だが、カード決済が必要になる場面もある。

そんなときに利用しているのが、ソニー銀行のVisaデビットカード「Sony Bank WALLET」。

クレカより手数料がお得なSony Bank WALLET

Sony Bank WALLETは、ソニー銀行のキャッシュカードにVisaデビット機能が付いたカード。

海外のVisa加盟店で利用でき、外貨口座を利用することで、海外でのカード決済にかかる手数料を抑えられるのが特徴だ。

対象10通貨の外貨口座を開設し、一定の条件を満たせば、海外事務手数料が0円になる。

対象通貨は、米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、カナダドル、スイスフラン、香港ドル、南アランド、スウェーデンクローナ。

私は外貨をあらかじめ用意しておくのではなく、円口座に日本円を入れて使っていた。

「円からアシスト」という機能があり、外貨口座の残高が足りない場合は、不足分が円口座から自動的に充当される。

そのため、海外でカードを使うたびに、必要な分だけ円から外貨に自動で両替される。

外貨預金は預金保険制度(ペイオフ)の対象外なので、私は外貨を持ったままにせず、円で資金を管理していた。

また、対象10通貨以外の通貨で利用した場合でも、海外利用時の事務処理経費は1.79%。

私が持っているクレジットカードの海外事務手数料は3.63~3.85%ほどなので、対象10通貨はもちろん、対象外の通貨でもSony Bank WALLETのほうが手数料を抑えられる。

そのため、海外でカード決済するときは、Sony Bank WALLETを積極的に利用している。

特に、航空券やホテル、バス・鉄道のチケット、観光チケット、ビザ代、配車アプリの運賃など、公式サイトや公式アプリからネットで支払う場面でも使いやすい。

なお、海外でカード決済するときに「現地通貨」か「日本円」かを選べる場合は、キャッシングのときと同じように「現地通貨」を選ぶようにしていた。

日本円を選ぶと、店舗側が独自の為替レートで換算する「DCC(ダイナミック・カレンシー・コンバージョン)」が適用されることがある。

DCCについては前の章で詳しく説明しているので、ここでは省略する。

使う場所によってカードを使い分ける

Sony Bank WALLETは海外決済の手数料を抑えやすい一方、デビットカードなので、利用すると銀行口座から直接お金が引き落とされる。

そのため、私は信頼できるお店や、公式サイトだと確認できたネット決済など、安心して使える場所を中心に利用している。

反対に、少しでも不安を感じる場所ではクレジットカードを使う。

クレジットカードなら、万が一不正利用されても、カード会社の補償対象になれば、銀行口座から直接お金が引き落とされるデビットカードより安心感がある。

デビットカードを海外で使う場合は、万が一の不正利用に備えて、紐づいている銀行口座に必要以上のお金を入れておかないのも対策のひとつだ。

カードの利用履歴をこまめに確認する

カードを使う以上、不正利用への備えも必要だ。

海外旅行中はもちろん、帰国後もしばらくはカードの利用履歴をこまめに確認しておきたい。

不正利用に早く気づけば、カードを停止するなどの対応も取りやすい。

私は持っているカードを家計簿アプリ「マネーフォワード」に連携し、利用履歴をまとめて確認できるようにしている。

ネット決済では通信環境にも注意

ネットでカード決済をするときは、偽サイトではないかを確認するだけでなく、通信環境にも気をつけたい。

公共Wi-Fiではカード情報を入力するような決済はできるだけ避け、基本的には自分のスマホのモバイル回線を使うようにしている。

どうしてもWi-Fiを利用してネット決済をする必要がある場合は、宿のWi-Fiなど、信頼できるネットワークを利用すると安心だ。

SMS認証が必要な決済に注意

クレジットカードやデビットカードによっては、ネット決済の際にSMS認証が必要になることがある。

海外でSMSを受信できないと、認証コードが届かず、決済できないこともある。

特に、楽天モバイルや格安SIMは、大手キャリアと比べて海外でSMSを受信できる国や地域が限られる場合があるため、辺鄙な国へ行くときは注意したい。

渡航前に、カードの2段階認証が「SMS」なのか「メール」なのかを確認し、SMS認証の場合は、渡航先でSMSを受信できるかも確認しておくと安心だ。

SMS認証用の電話番号を別に用意するなら、auのサブブランド「povo」も選択肢のひとつ。

海外ローミングに対応しており、200以上の国・地域でSMSを利用できる。

基本料は0円で、半年に1回、最も安い250円のトッピングを購入して電話番号を維持するという使い方もできる。

Sony Bank WALLETはキャッシングには不向き

ここまでSony Bank WALLETのメリットを紹介してきたけれど、海外ATMで現金を引き出す用途にはあまり向いていない。

Sony Bank WALLETはデビットカードなので、前の章で説明したように、海外ATMから現地通貨を引き出す際には、カード側の手数料に加えてATMオーナー手数料がかかることがある。

さらに、Sony Bank WALLETでは海外ATM利用時に1.79%の事務処理経費がかかり、対象10通貨以外ではさらに220円の海外ATM利用料がかかる。

一方、クレジットカードの海外キャッシングなら、海外ATM利用手数料が無料のカードもあり、早期返済すれば利息も抑えられる。

そのため私は、Sony Bank WALLETはカード決済、クレジットカードは現金調達と、用途を分けて使っている。

海外旅行に便利なWiseやRevolut

海外旅行用のデビットカードとしては、WiseやRevolutも人気がある。

WiseとRevolutは、どちらもイギリス発のデジタル金融サービスで、海外送金や外貨の両替、カード決済などに対応している。

専用のデビットカードを発行でき、複数の通貨を管理できるのも特徴だ。

海外での決済手数料を抑えやすいため、短期の海外旅行だけでなく、長期滞在者や留学生などにも利用されている。

私もWiseかRevolutを作ろうかと検討した。

ただ、カードを選ぶときは手数料だけでなく、トラブルが起きたときの安心感も重視した。

WiseやRevolutにも資金を保護する仕組みはあるけれど、私は国内の銀行であるSony Bank WALLETのほうが、資金管理やトラブル時の対応、サポート体制まで含めて安心して使えると感じた。

そのため、新たにWiseやRevolutを作ることはせず、すでに持っていたSony Bank WALLETをそのまま使うことにした。

とはいえ、クレジットカードを作りにくい学生などにとっては、WiseやRevolutも便利な選択肢だと思う。

もしものために日本円を少額持っていく

海外旅行では、万が一に備えて日本円も少額持っていくと安心だ。

私は短期の旅行なら、数万円程度の日本円(もしくはUSドル)を予備として持っていき、ATMが見つからなかったり、カードを紛失・盗難されたりして、現地通貨を用意できなくなった場合に備えている。

もしどうしても現金が必要になったら、最後の手段として、現地の両替所で日本円を現地通貨に両替すればいい。

日本円はあくまで「もしものとき」の予備だ。

ただし、アフリカでサファリに行く場合や、アルゼンチン、ボリビアを旅行する場合は、お金の持ち方や両替について注意したい点がある。

こうした国では、一般的な海外旅行とは少し違ったお金の準備が必要になることもある。

詳しくは、こちらの記事で紹介している。

お金の準備を整えて、安心して海外旅行へ

海外旅行のお金は、現金とカードをいくつか用意しておけば、短期旅行ならそれほど難しく考えなくても大丈夫。

私の場合は、現地通貨は海外キャッシング、カード決済はデビットカード、そして予備として日本円を少額持っていくようにしている。

ただ、カードを選ぶときは、海外事務手数料やATM手数料などを確認しておきたい。

手数料は変更されることもあるので、旅行前に最新情報をチェックしておくと安心だ。

また、出発前にカードの利用限度額や海外利用の設定などを確認し、カードが使えなかったときに備えて、予備のカードや現金も用意しておく。

海外キャッシングを使うのが初めてなら、まずは少額だけキャッシングしてみて、普段の支払いはデビットカードを中心にするのもいい。

海外ATMの使い方に慣れてきたら、キャッシングを活用してみよう。

お金の仕組みを少し知っておくだけでも、海外旅行の費用は抑えやすくなる。

私もいろいろ試しながら、自分に合ったお金の持ち方を見つけてきた。

これから旅に出る人の参考になれば嬉しい。

海外50カ国以上の旅で実際に役立った、旅の準備情報をまとめています👇️