【215】イザベラ島|ペンギンと泳ぐティントレラス島と無料スポット完全ガイド(2026.3.11〜2026.3.13)

エクアドル
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ガラパゴスの中でも最大の面積を持つイザベラ島。

今回の3日間は、ティントレラス島のツアーでガラパゴスペンギンと泳ぐ体験から始まった。

イザベラ島は、ツアーだけでなく無料スポットでも驚くほど多くの野生動物と出会うことができる場所。

パール・シェルではウミガメやサメ、アシカたちと同じ海を泳ぎ、道を歩けば野生のゾウガメに出会う。

気づけば、すぐそばに動物たちがいる環境だった。

さらに、炎天下の中を歩いた涙の壁ハイキング、ラグーンや洞窟、フラミンゴの湖を巡る島歩きなど、自然を間近に感じる時間が重なっていく。

アシカと過ごす穏やかなビーチのひとときもあれば、どうしても見たかったアオアシカツオドリに出会えず、焦りやもどかしさを感じる場面もあった。

それでも、この島で過ごした時間は、ただ“見る”だけではない、自然の中に入り込むような体験の連続だった。

3月11日 ティントレラス島と涙の壁ハイキングを巡る充実の一日

パン、目玉焼き、りんご、梨の朝食

イザベラ島3日目の朝。

朝食は、パンに目玉焼き、りんごと梨。

シンプルだけど、しっかりした一日の始まり。

今日は、イザベラ島の人気スポット「ティントレラス島」へ向かう。

ティントレラス島は、イザベラ島から約1〜2kmほどの場所にある小さな無人島。

距離としては近いものの、国立公園の管理エリアに含まれているため、訪問はガイド付きツアーのみ。

ツアーは午前と午後の2回に分かれている。

海のコンディションが安定しやすいのは朝ということで、今回は午前ツアーを選択。

所要時間は約4時間、料金は40ドル。

ガラパゴスのシュノーケルツアーの中では、かなり良心的な価格帯だと思う。

仲良しのアシカ

朝9時半、宿に送迎車が迎えに来て、桟橋へ。

到着すると、そこはアシカたちのたまり場。

顔をくっつけてじゃれ合う姿。

のんびりした空気と、無防備な距離感。

見ているだけで頬がゆるむ。

ツアーのボート

10時、ボートに乗船。

走り出して5分ほどで、あっという間にティントレラス島へ到着。

ガラパゴスペンギン

島に近づくと、溶岩の岩場の上にガラパゴスペンギンの姿。

思わず「えっ」と声が出る距離感。

ちょうど羽の生え変わりの時期らしく、首元の羽がふわっと乱れている。

その少し不格好な感じが、むしろ印象的だった。

ガラパゴスペンギンは、赤道付近に生息する、世界で最も北にいるペンギン。

野生のペンギンは、これまでケープタウンやウシュアイアでも見てきたけれど、今回で3回目。

ペンギンは本来、冷たい海に適応した生き物。

この海域はフンボルト海流などの寒流の影響で栄養が豊富で、魚が多く集まる。

だからこそ、この赤道近くでも生きていけるらしい。

ウミガメもいた

海を覗くと、ウミガメの姿も見える。

ペンギンにウミガメ。

この小さな島に、いろんな命が集まっている。

まるでひとつの楽園のような場所。

ティントレラスのシュノーケルスポット

シュノーケルポイントに到着。

事前には「シュノーケル道具の貸出なし」と聞いていたけれど、現地ではセットを無料で貸してくれた。

ただしフィンはなし。

とはいえ波は穏やかで、泳ぐのに苦労はない。

周りを見ると、参加者の8割ほどはフィン付き。

ツアー会社ごとに条件が違うのかもしれない。

ガイドに続いて海へ。

しばらく泳いでいると、ガイドが急にスピードを上げた。

何事かと思って追いかけると──目の前を泳ぐ、ガラパゴスペンギンの群れ。

しかも5匹。

ペンギンと一緒に泳ぐなんて、ガラパゴス以外ではなかなかできない体験だと思う。

しかも、いつでも見られるわけではないらしく、かなり運が良かった。

目の前をすいすいと泳ぐ5匹のペンギンたち。

並走して泳いだり、水中で間近に観察したりと、本当に貴重な体験だった。

ただ、追いかけるのは想像以上に大変だった。

ガイドも他の参加者もフィン付き。

フィンなしの自分は、同じスピードで泳ぐだけでもかなり必死。

それでも、ここは踏ん張りどころ。

ペンギンのために、全力で泳ぐ。

水中ではほかにも、ウミガメや色とりどりの魚たち。

シュノーケル時間は30分ほどと短かったけれど、大満足のひとときだった。

ティントレラス島上陸

シュノーケルのあとは、ティントレラス島へ上陸。

足元に広がるのは、黒くゴツゴツとした溶岩の大地。

かつて流れ出たマグマが冷えて固まったもの。

キイロアシゴイの幼鳥

溶岩の上に茂るマングローブの枝の間。

そこに、まだ羽が整いきっていないキイロアシゴイの幼鳥の姿があった。

枝に守られるように、小さな巣がひっそりとある。

その中で、母鳥に見守られながら、静かに身を寄せるように佇んでいた。

巣に入るイグアナ

足元には、イグアナの巣穴が点々と。

一見ただの穴に見えるけれど、よく見ると中にイグアナが入り込んでいる。

産卵のための巣で、身を潜めている状態。

気づかずに近づくとびっくりする距離感なので、足元には注意が必要。

イグアナの脱皮した皮

さらに、脱皮した皮も落ちていた。

こうした痕跡からも、この場所がイグアナたちの生活の場であることが伝わってくる。

サメのお昼寝スポット

そして、この島で一番有名なのがサメの水路。

岩の割れ目のような場所にサメが集まって、昼寝をしている光景が見られるらしい。

……が、この日は不在。

代わりに、アシカが気持ちよさそうに泳いでいた。

ガイドとともに島を30分ほど歩き、ボートへ戻る。

シュノーケル30分、上陸30分。

合計1時間ほどの滞在は、正直少し物足りない。

でも、自然への負担を考えれば、このくらいの制限があるのも納得できる。

2匹のガラパゴスペンギン

島を離れるとき、岩場に2羽のガラパゴスペンギン。

向かい合うように立って、ほとんど動かない。

まるで置物のような静けさ。

それでも、その存在感。

なんだか見送られているようで、少し名残惜しくなる。

チョコパイ

帰りの船では、おやつにチョコパイをもらった。

ちょうど小腹が空いていたタイミングでありがたい。

本来なら、ここでアオアシカツオドリが見られることもあるらしいけれど、今日は出会えず。

それでも、ペンギンと泳げたことで満足感は十分。

昼食のパン

12時過ぎ、宿に戻って昼食。

ジャムを塗ったパンとジュース。

簡単だけど、しっかりお腹は満たされる。

午後はゆっくり過ごすか少し迷う。

でも結局、外へ出ることに。

理由はひとつ。

まだアオアシカツオドリを見ていない。

あの青い足。

自然界でもかなり特徴的な存在。

この鳥を見るためにガラパゴスに来た、と言ってもいいくらい。

本来はサン・クリストバル島のほうが見やすいらしいけれど、イザベラ島にいる間に出会えたら気持ちが楽になる。

できれば、早めに見ておきたい。

……ただ、この時はまだ知らない。

ここから、アオアシカツオドリ探しの泥沼が始まることを(‘A`)

ハイキングコース入口

午後は「涙の壁(Wall of Tears)」までのハイキングコースを歩いてみることにした。

町外れにある入口から始まる一本道。

島の西側へとまっすぐ延びていて、片道およそ6kmほど。

道中には、マングローブやビーチ、展望台などが点在していて、運がよければ野生動物にも出会えるらしい。

なお、この道は車やバイクの通行は不可。

移動手段は徒歩かマウンテンバイクのみ。

マウンテンバイクを借りれば楽に回れるけれど、今回はその費用をケチって徒歩を選択。

結果、炎天下の中をひたすら歩くことになる(‘A`)

歩き始めたのは14時半ごろ。

ちょうど一日の中でも最も暑い時間帯で、日差しは容赦ない。

日傘をさしながら進むものの、じわじわと汗がにじみ、あっという間に全身汗だくに。

入域管理チェックポイント

コースの途中には、小さなチェックポイントの小屋がある。

中にはパソコンが置かれていて、ここで名前や国籍、宿泊先などを入力する仕組み。

最初は少し意外に感じたけれど、ここはガラパゴス国立公園の管理エリア。

誰がいつ入ったのかを記録することで、万が一のトラブルや遭難時にも対応できるようになっているらしい。

一見、自由に歩けるように見えるこの道も、実はしっかりと管理されている。

カミーノ・デ・トルトゥーガス・ヒガンテスで野生ゾウガメと遭遇

町からハイキングコースを1時間ほど歩くと、「カミーノ・デ・トルトゥーガス・ヒガンテス(Camino de Tortugas Gigantes)」にたどり着く。

スペイン語で「巨大なカメの道」という意味。

名前の通り、野生のガラパゴスゾウガメが出没するポイントだ。

日中の猛暑よりも、気温が落ち着く夕方のほうが出現率は高いらしい。

ここは動物園でも保護施設でもない。

そんな自然の中で、のんびりと歩く野生のガラパゴスゾウガメの姿を目にした瞬間、思わず見入ってしまうほど感動した。

木のトンネル

ゾウカメと一緒に道を進んでいくと、木々がアーチのように重なり合った「木のトンネル」が現れた。

なんだかトトロの世界に入り込んだみたいだ。

ずっと日陰がなかったので、ここで少しだけ生き返ることができた。

セロ・オルチージャ(Cerro Orchilla)の展望台入口

さらに歩くと、セロ・オルチージャ(Cerro Orchilla)の展望台入口に到着。

展望台からの景色

息を切らしながら階段を登りきると、そこには展望台。

視界が一気に開けて、島の景色を360度見渡すことができる。

涙の壁(Wall of Tears)

16時半ごろ。

ようやく、ハイキングコース終盤にある「涙の壁(Wall of Tears)」に到着。

かつてこの島には流刑地があり、この石の壁は囚人たちによって築かれたものだという。

特別な意味を持つ建造物ではなく、過酷な労働を課すためだけに積み上げられた壁。

炎天下の中での重労働、厳しい環境。

多くの人が命を落としたとも言われていて、その歴史の重さがこの場所に残っている。

今は静かで、ただ石の壁がそこにあるだけ。

けれど背景を知ると、同じ景色でも少し違って見える。

自然の美しさだけではない。

こうした歴史も含めて、この島なんだと感じる場所だった。

階段を上り展望台へ

涙の壁の奥には階段が続いていて、その先には最奥の展望台がある。

ただ、この階段がなかなか手強い。

すでに炎天下を2時間以上歩いてきた体。

そこに追い打ちの上り階段。

途中で何度も心が折れそうになりながら、それでもなんとか一歩ずつ進む。

展望台「ミラドール・デ・ラ・バイーア」

たどり着いたのは、ハイキングコースの終点「ミラドール・デ・ラ・バイーア(Mirador de la Bahía)」。

名前の通り、イザベラ島の湾を一望できる場所。

海の向こうにトルトゥーガ島(Isla tortuga)が見える

海の向こうに、ぽつんと浮かぶ小さな島。

トルトゥーガ島(Isla tortuga)。

観光地化されていない無人島で、海鳥や海の生き物たちの住処になっているらしい。

反対側に目を向けると、どこまでも続く緑の大地。

イザベラ島はガラパゴスで最も大きな島だけれど、人が暮らしたり観光できるエリアはごくわずかで、全体の5%にも満たないという。

残りのほとんどは、人の手が入らないままの自然。

この広大な原生の森の中に、どれだけの動物たちがひっそりと生きているのか。

そう考えると、少し圧倒されるような気持ちになる。

ここまでの道のりは決して楽ではない。

でも、その分、この景色にたどり着いたときの満足感は大きい。

風が抜けていく音と、広がる景色。

それだけで、しばらく動けなくなるような静かな時間が流れていた。

けれど、余韻に浸る間もなく帰路へ。

日暮れまでに町へ戻らなければならない。

こちらをじっと見つめるゾウガメ

帰り道でも、ガラパゴスゾウガメに何度も出会う。

この日だけで、7匹ほど。

かなりの高確率。

のんびり歩いているように見えるけれど、ふとこちらを見るその目が鋭い。

じっと動かず、まっすぐに見つめてくる視線。

思わずこちらも立ち止まってしまう。

ゆっくりとした動きとは対照的に、その目だけが強い。

どこか試されているような、不思議な感覚。

この島の主はやっぱり彼らなんだな、と感じる瞬間だった。

エル・エステロ(El Estero)

途中、「エル・エステロ(El Estero)」にも立ち寄る。

マングローブ林が広がる、ラグーンのような場所。

この先の岩場に、アオアシカツオドリが現れるスポットがあるという。

最初は「ここを泳いで行くのか…」と少し躊躇していたところで、サンタ・クルス島で出会った旅人Mさんと偶然再会。

別ルートの小道から歩いて行けると教えてもらい、2人で向かうことにした。

アオアシカツオドリが現れる岩場

小道を進んでいくと、ふっと視界が開け、目の前に海が広がった。

その先、海の向こうにぽつんと浮かぶ大きな岩場。

ここが、アオアシカツオドリの休憩スポットらしい。

サンタ・クルス島で出会った旅人仲間のTさんから、この場所で群れを目撃したと聞いていたので、期待を膨らませながらやってきたのだけど──この日は、まさかの0匹。

Mさんも一度昼に訪れていて、そのときも姿は見られず。

そして今回、夕方にリベンジしに来たとのこと。

2人して肩を落として帰路につく。

しかも帰り道、雨に降られるおまけ付き。

なかなか散々な展開だった(T_T)

宿に戻ったのは19時半ごろ。

5時間以上、炎天下を歩き続けた一日。

足は痛く、体は完全に疲れ切っている。

ホワイトソースパスタとツナトマトサラダの夕食

それでも、夕食はなんとか用意。

この日のメニューも、ホワイトソースパスタとツナトマトサラダ。

しっかり食べて、体にエネルギーを戻す。

そのまま、この日は早めに就寝。

3月12日 無料スポット巡り、ラグーンや洞窟、フラミンゴの湖へ

パン、目玉焼き、パオナップルの朝食

イザベラ島4日目の朝。

朝食は、パンに目玉焼き、そしてパイナップル。

さっぱりした甘さが、朝の体にちょうどいい。

今日からはツアーの予定はなし。

自由にこの島を遊び尽くす。

イザベラ島は、無料スポットだけでも十分に楽しめる場所。

お金のないバックパッカーには、本当にありがたい環境だと思う。

まずは早朝から、パール・シェル(Pearl Shell)でシュノーケリングへ。

ここは朝一番に行くと人も少なく、動物との遭遇率も高い。

少し早起きしてでも来る価値のある場所。

アシカとイグアナが通せんぼ

朝8時に到着。

観光客も少なく、静かな時間が流れていた。

海へと降りる階段には、アシカとイグアナが通せんぼ。

その横をそっとすり抜けて、海へ入る。

海を泳ぐイグアナ

水中では、イグアナが泳ぐ姿。

前回ここに来たときは、海が濁っていてほとんど視界がなく、潮の流れも強くてなかなか大変だった。

それが今日は一転、透明度が高く、深い海の底までしっかり見える。

波も穏やかで、どこまでも泳いでいけそうな感覚。

同じ場所とは思えないほどの違いに、思わず驚く。

そのコンディションの良さもあってか、今日はたくさんの動物たちに出会えた。

ウミガメ4匹、ホワイトチップシャーク2匹、アシカ4匹、イグアナ2匹。

無料のシュノーケルスポットで、ここまで見られるのはかなりすごい。

さすがイザベラ島。

さらに、アシカがサメを追い回している場面にも遭遇。

からかっているのか、それとも遊んでほしいのか、アシカはなかなか面白い動物だ。

特に子どものアシカは好奇心が強く、人の周りをくるくると泳ぎ回ることもある。

ウミガメは、ゆっくりと浮かぶように泳ぎながら、岩に生えた苔を無心に食べている。

動物たちはそれぞれ好きなように過ごしていて、ここはまさに楽園のような場所だった。

毎日でも通いたくなる。

パン、パイナップルの昼食

たっぷり泳いだあとは、宿に戻ってランチ。

パンとパイナップル。

シンプルだけど、体を動かした後にはちょうどいい。

少し部屋で休憩してから、再び外へ。

向かうのは、昨日も歩いたハイキングコース。

ガラパゴスミヤコドリ

途中のポート・ビジャミル・ビーチでは、ガラパゴスミヤコドリの姿。

黒い体に白い腹、そして鮮やかな赤いくちばし。

シンプルなのに印象に残る配色。

ガラパゴス諸島の固有種で、個体数は数百羽ほどといわれている希少な鳥。

波打ち際を歩きながら、長いくちばしを使って餌を探す様子が、とても器用だった。

道端に佇むゾウガメ

今日もカミーノ・デ・トルトゥーガス・ヒガンテスへ。

そして、やっぱりゾウガメに出会う。

昨日の個体なのか、それとも別の個体なのかは見分けがつかない。

でも、その存在感はやはり特別。

少しだけ近づくと、驚いたように甲羅の中へ身を引っ込め、小さくなる。

その反応に、こちらも少し申し訳なくなる。

すぐに距離を取る。

2mの距離を守るのはもちろんだけれど、それ以上に、できるだけストレスを与えないように気をつけたい。

ガラパゴスゾウガメは、この島の固有種。

ひとまとめに呼ばれていても、島や火山ごとに異なる個体群が存在する。

すでに絶滅してしまったものもあれば、絶滅危惧種として保護されているもの、回復しつつあるものもある。

ここで見かける個体も、おそらく絶滅危惧種。

種の存続のためにも、大切に接しなければならないと感じた。

エル・エステロ(El Estero)入口

「今日こそはアオアシカツオドリに会いたい」

そんな気持ちで、エル・エステロ(El Estero)へ向かう。

この看板のある入口から中へ。

分岐点左がアオアシカツオドリの岩場、右がラグーン

途中に分岐点がある。

左へ行けば、アオアシカツオドリが現れる岩場。

右へ進めば、ラグーン。

アオアシカツオドリが出現する岩場が見える場所

まずは左へ。

溶岩の海岸線に出ると、海の向こうに目的の岩場が見える。

ここから、その様子を確認できる。

アオアシカツオドリが出没する岩場

……が、今日も姿はなし。

干潮時に行くと出現率が高いと聞いて、わざわざ時間を調べて来たのに、まったくいない。

しばらく海に入り、1時間ほど待ってみる。

それでも、最後まで現れることはなかった。

ラグーンへの道は木のトンネル

ちなみに、分岐を右に進むとラグーンへ。

途中の道は、木々が覆いかぶさるようなトンネル状になっていて、まるでトトロの世界のよう。

マングローブ林に包まれたラグーン「El Estero」

ラグーン「El Estero」は、潮の満ち引きによって水位が変わり、時間によって表情が大きく変わる場所。

ここからアオアシカツオドリの岩場までは、干潮時なら一番深いところでも胸くらいの水位。

カメラやスマホを持って移動することも不可能ではないけれど、水没には要注意。

ラグーンを泳いでいると、ウミガメに遭遇。

しばらく一緒に泳ぎながら、この静かな空間を楽しんだ。

エル・トゥネル(El Túnel)

次に向かったのは、エル・トゥネル(El Túnel)。

海とつながっている溶岩のトンネルで、内部には海水が入り込み、静かな水面が広がっている。

洞窟の奥は真っ暗

中に入ると、ひんやりとした空気。

外の明るさとは対照的な、落ち着いた暗さ。

奥へ進めば海に抜けるのかと気になり、少しずつ進んでみる。

すると、途中から視界が真っ暗になり、少し怖さを感じる。

手で岩を伝いながら慎重に進むものの、結局は潜水しないと先へ行けない構造で、途中で断念。

どういうふうに海とつながっているのか、気になる場所だった。

ラ・プラジータ(La Playita)

最後は、ラ・プラジータ(La Playita)へ。

名前の通り、小さなビーチ。

広い砂浜というより、入り江のような静かな空間。

溶岩が多く、波も強いため泳ぎには向かない。

ただ、ぼんやりと海を眺めるにはちょうどいい場所。

ここでアオアシカツオドリを見たという人もいるらしいけれど、私は出会えず。

イザベラ島モニュメント

町へ戻り、ビーチ沿いを散歩。

プエルト・ビジャミル・ビーチにあるモニュメントは、定番の写真スポット。

ビーチに建つ展望台

そのすぐ近くには展望台があり、この周辺にはウミイグアナの巣が点在している。

プエルト・ビジャミル・ビーチ(Port Villamil Beach)を一望

展望台からは、ビーチと町を一望。

特別なことをしなくても、ただ海を眺めているだけで十分に満たされる場所。

ポサ・デ・ロス・フラミンゴス(Poza de los Flamingos)

最後は、町外れのポサ・デ・ロス・フラミンゴスへ。

野生のフラミンゴが集まるラグーン。

美しいフラミンゴ

浅い水の中をゆっくりと歩きながら、餌を探す姿。

どこか優雅で、時間の流れまでゆっくりになるような感覚。

町のすぐそばに、こんな自然があることにあらためて驚かされる。

ホワイトソースパスタとツナトマトサラダの夕食

夕食は、3日連続でホワイトソースパスタとツナトマトサラダ。

安定のおいしさ。

……とはいえ、さすがに少し飽きてきた。

3月13日 アシカと遊ぶビーチの時間と、苦悩のアオアシカツオドリ探しの一日

パン、目玉焼き、パイナップルの朝食

イザベラ島5日目の朝。

朝食はパンに目玉焼き、そしてパイナップル。

変わらない組み合わせだけど、こういう朝が落ち着く。

今日も朝からパール・シェルへ。

パール・シェル(Concha de Perla)

今日も海の透明度は高く、波も穏やか。

絶好のシュノーケル日和。

8時半から泳ぎ始めて、ウミガメ2匹、アシカ1匹と一緒に泳ぐことができた。

朝の海はやっぱり気持ちいい。

赤ちゃんアシカが遊びに来た

ベンチで少し休憩していると、赤ちゃんアシカが近くまでやってきた。

あの小さな耳。

なんだか妙にかわいく感じる。

海の動物なのに、ちゃんと外に見える耳があるのが不思議だなと思って調べてみると、アシカは哺乳類で陸でも過ごすため、耳があるらしい。

同じ仲間でもアザラシには耳がない。

そういう違いを知ると、見え方も少し変わる。

プラヤ・イサベラ(Playa Isabela)

パール・シェルの近くにある、プラヤ・イサベラ(Playa Isabela)にも行ってみる。

フェリーターミナル近くの小さなビーチ。

広い砂浜というより、こぢんまりとした入り江のような場所で、海はとても穏やか。

そしてここは、アシカたちが集まるスポットでもある。

水の中を気持ちよさそうに泳ぎ、時々ふっと顔を出す。

気づけばすぐ近くまで寄ってきて、一緒に泳いでいるような距離感になることもある。

ただ、こちらが距離を取っているつもりでも、潮の流れで思いがけず近づいてしまうこともある。

実際、大人のアシカにうっかり近づいてしまい、低く吠えられて少し怖い思いをした。

子どものアシカは無邪気で好奇心旺盛。

でも、大人はやっぱり別の存在。

一定の距離を保たないと、警戒して威嚇してくることもある。

普段は穏やかに見えても、群れで魚を追い込むほどの力強さを持つ野生動物。

かわいさだけで近づいてはいけない、という当たり前のことをあらためて実感する。

ハンモックでお昼寝してたらアシカが突撃してきた

泳ぎ疲れて、ビーチのハンモックで少しお昼寝。

……していたら、「オウッ、オウッ」と低い声。

気づくと、一頭のアシカがこちらに向かって突進してきていた。

相手は大人のアシカ。

距離を取りたいけれど、手で押し返すわけにもいかない。

とっさに手をパンパンと叩いて音を出し、なんとか別の方向へ行ってもらうようにする。

どうやら、日陰のビーチはアシカにとっても格好のお昼寝スポットらしい。

場所の取り合いだ。

パン、パイナップルの昼食

お昼は宿に戻って、パンとパイナップル。

そのままベッドで少し昼寝。

食べて、寝て、泳いで、動物と出会って。

そんな時間を繰り返す日々。

ただそれだけなのに、これ以上ないくらい満たされている。

至福の時間。

プエルト・ビジャミル・ビーチ(Puerto Villamil Beach)

夕方からは、海岸線のビーチを歩いてエル・エステロへ向かう。

ハイキングコースを通ることもできるけれど、今日は砂浜ルート。

整備された道よりも時間はかかるけれど、この景色の中を歩けるのは気持ちいい。

草を食べるゾウガメ

エル・エステロへ続く小道では、リクガメの姿。

首をにゅーっと伸ばして、一心に草を食べている。

イザベラ島には、環境によってサドルバック型とドーム型の両方のゾウガメが生息しているらしい。

でも、この道で出会うのはドーム型ばかり。

このあたりはドーム型の個体が多いのかもしれない。

そして今日も、アオアシカツオドリの岩場へ。

……やっぱり、いない。

これで3日連続。

さすがに少し焦りが出てくる。

ただ、その代わりに、周辺を泳いでいるとウミガメを3匹も見ることができた。

それはそれで、うれしい出来事。

ラブ・ビーチ(Love Beach)

近くのラブ・ビーチ(Love Beach)にも立ち寄る。

名前の由来はよくわからないけれど、たしかにゆっくり過ごすにはいい場所。

ここも溶岩が多く、波が強いため泳ぎには向かない。

ただ、ぼんやり過ごすにはちょうどいい。

ここでもアオアシカツオドリの目撃情報があるらしいけれど、私は出会えず。

イザベラ島に沈む夕日

この3日間、島を歩き回りながらアオアシカツオドリを探してきた。

でも、結局見つけられないまま。

このまま出会えなかったらどうしよう、という不安がじわじわと大きくなる。

1回でも見られれば、それだけで気持ちはぐっと楽になるはずなのに。

今は、その余裕がない。

イザベラ島に沈む夕日。

きれいなはずなのに、どこか少しだけ重たい気持ちで見ていた。

アシカ、イグアナ、ウミガメ、リクガメ、サメ、ペンギン、タツノオトシゴ、ナスカカツオドリ。

すでに、珍しい動物も含めてたくさんの出会いがあった。

それでも、アオアシカツオドリを見られていないという一点だけで、ここまで気持ちが沈む。

自分が思っていた以上に、この鳥に会いたかったんだと気づく。

こうなるなら、アオアシカツオドリが一番見やすいサン・クリストバル島を最初に回ってもよかったのかもしれない。

あるいは、イザベラ島の滞在を少し短くして、サン・クリストバル島にもう少し時間を割いてもよかったのかも。

そんなことを、少しだけ考えてしまう。

お祭りで踊る女性たち

夜、町に戻るとイベントが開かれていた。

ステージの前では、カラフルなロングスカートを広げながら、女性たちが音楽に合わせて踊っている。

広場には地元の人たちが集まり、どこかお祭りのような雰囲気。

観光向けというより、地域の人たちのためのイベントのようだった。

ド派手なパレードカーも

会場の近くには、ひときわ目を引く車。

車体にはカラフルなラッピングが施されていて、魚やタコなどの海の生き物たちがぎっしり。

手作りのパレードカーのようだ。

どんなイベントなのかはよくわからなかったけれど、こういうローカルな空気に触れられるのは楽しい。

トマトソースパスタとトマトサラダ、すももの夕食

今日の夕食は、少しだけ趣向を変えてみる。

トマトソースにグリーンピースと玉ねぎ、ツナを加えて、ツナパスタに。

そこにトマトサラダと、デザート代わりのすもも。

ほんの少し変えただけなのに、ぐっと新鮮に感じて、ちゃんとおいしい。

次回のブログは、イザベラ島からサンタ・クルス島を経由して、いよいよ最後の島サン・クリストバル島へ。

念願のアオアシカツオドリには、出会えるのか……( ゚Д゚)!?

3月11日〜3月13日:使ったお金

3月11日

・パン:0.25ドル(=39円)
・クルーチップ:1ドル(=159円)
・パン:1ドル(=159円)

合計:357円

3月12日

・食材買い物代(野菜・果物):7.25ドル(=1,155円)
・パン:0.7ドル(=111円)

合計:1,266円

3月13日

なし