約1年間にわたる世界一周も、いよいよ最後の国・アメリカへ。
ヒューストンでアメリカ本土に初めて足を踏み入れ、ロサンゼルス、アナハイム、サンタモニカを4日間かけて巡った。
アナハイムでは、元祖ディズニーランドとして知られるカリフォルニア・ディズニーランドへ。
開園から閉園まで15時間以上遊び尽くし、人気アトラクションやパレード、ナイトショーを思う存分楽しんだ。
その後はサンタモニカを訪れ、ルート66の終点や太平洋の景色を眺めながら、約1年間の世界一周を振り返る。
出発した頃は果てしなく感じていた世界一周旅も、いよいよ終わりの時。
さまざまな景色や出会いを思い返しながら、日本への帰国までを過ごした4日間の記録。
3月20日 ヒューストン経由でロサンゼルス・アナハイムへ

いよいよ、世界一周最後の国となるアメリカへ。
深夜0時35分発のユナイテッド航空に乗り込んだ頃には、すでに眠気MAX。
離陸してほどなく機内食が運ばれてきたけど、ラウンジでお腹いっぱい食べたことに加え、眠さも重なり、私にしてはめずらしく半分ほど残してしまった。
あとになって少しもったいなかったな、と悔やむことになる。

朝6時過ぎ、ようやくヒューストンに到着。
イミグレーション前の広場では、大きなアメリカ国旗がお出迎え。
ハワイやグアムには行ったことがあるけど、アメリカ本土に足を踏み入れるのは今回が初めて。
地味にドキドキしていた。
というのも、ネットニュースやSNSでは「日本人女性が売春目的を疑われて入国拒否された」という話をよく目にしていたから。
「アメリカのイミグレって、やっぱり厳しいのかな……?」
もし入国拒否なんてされたらどうしよう。
カリフォルニアのディズニーランドのチケットも、大金を払って購入しているのに。
そんなことを考えながら緊張してカウンターへ向かった。
すると係員は、
「何しにアメリカに来たの?……え、一人でディズニーランド? はいはい、楽しんできてね〜。」
そう言って、バンッと入国スタンプを押し、あっという間に終了。
拍子抜けするほどあっさり、無事にアメリカへ入国できた。
入国拒否を心配していた自分が少し恥ずかしくなる。
……よく考えたら、私はもう「若い女性」という年齢ではなかった(‘A`)
なお、アメリカ入国にはESTA(電子渡航認証)の取得が必要。
料金は40.27ドル(=6,340円)で、以前より地味に値上がりしていた。
私はガラパゴス滞在中にオンラインで手続きを済ませておいた。

イミグレの混雑やトラブルを想定し、トランジット時間は約8時間30分とかなり余裕を持たせていた。
ところが思いのほかスムーズに通過できたので、ターミナルDにあるKLM Crown Loungeで時間を潰すことに。

朝の時間帯ということもあり、ラウンジには朝食メニューがずらり。
思っていた以上に充実していて、当たりラウンジだった。
中でもお気に入りは、アボカドとトマト、卵をのせたアボカドトースト。
シンプルだけど、とても美味しかった。

ラウンジは3時間までしか利用できなかったため、その後は搭乗ゲート付近の待合エリアへ。
イスが並んでいるだけかと思っていたら、テーブルと電源まで完備。
パソコン作業をしながら快適に過ごすことができた。

14時20分発、ロサンゼルス行きのユナイテッド航空は定刻どおり出発。
飛行時間は約4時間と短いため、機内サービスはパンとジュースだけの軽食だった。
ラウンジで食べきれなかったクッキーやポテトチップスもつまみながら、なんとか空腹をしのぐ。

ロサンゼルスが近づくにつれ、窓の外には砂漠のような荒涼とした風景が広がってきた。
これぞアメリカ西部。
そんな景色を眺めながら、自分がついにアメリカ本土までやって来たのだと実感する。

16時過ぎ、ロサンゼルス国際空港に到着。
ヒューストンとは2時間の時差があるので、長時間移動したわりにはまだ夕方。
なんだか少し得した気分になった。
翌日はアナハイムにあるディズニーランドを丸一日満喫する予定。
そのため、前泊・後泊ともにアナハイムで宿を予約している。
ロサンゼルス空港からアナハイムへの行き方はいくつかあるけど、深夜便と長時間トランジットで体はすでにクタクタ。
多少お金がかかっても、できるだけ楽なルートを選ぶことにした。
まずは空港からLAX FlyAwayのバスでユニオン・ステーションへ向かう。

ユニオン・ステーション行きのバスは12.75ドル(=2,038円)。
クレジットカード決済でそのまま乗車できる。
しかも直行なので、とても楽だった。

約35分でユニオン・ステーションに到着。
ここは地下鉄、メトロリンク、バスなど、多くの路線が集まる巨大なターミナル駅。
バスは「UNION STATION EAST」に到着するので、人の流れに沿って地下へ入る。

アナハイムまではMETROLINK(近郊鉄道)を利用する。
まずはチケットを購入しなければならない。
METROLINKのチケット売り場は、UNION STATION WESTにあるため、地下通路を歩いてEASTからWESTへ移動。


WESTにあるMETROLINKのチケット売り場で、アナハイムまでのチケットを8.75ドル(=1,320円)で購入。
そのままホームへ向かった。

ユニオン・ステーションからアナハイム駅までは約50分。
車窓を眺めながら過ごしていると、意外とあっという間に到着した。

18時40分頃、ようやくアナハイム駅へ到着。
ホテルまでは、あともうひと踏ん張り。

アナハイム駅からホテルまでは歩くと1時間以上。
さすがにヘトヘトで徒歩は無理。
かといってタクシーは高い。
ということで、バスで向かうことにした。
駅前の5番バス乗り場から、ディズニーランド近くを通る路線バスに乗ることができる。

運賃は2ドル(=319円)で、クレジットカード決済で乗車できた。

ディズニーランド近くのセブンイレブン前で下車。
まさか日本でおなじみのコンビニがあるとは思わず、ちょっとびっくり( ゚Д゚)
ここで夕食を買い、最後は歩いて宿へ向かう。
重いバックパックを背負いながら、最後の力を振り絞って約20分歩いた。

アナハイムで2泊する宿は「Bposhtels Anaheim」。
女子ドミトリー6人部屋・朝食付きで2泊16,612円。
「高っ!!(‘A`)」
と思うかもしれないけど、この周辺でディズニー徒歩圏内の宿はどこもかなり高額。
この金額でも、実はかなり破格なのだ。

部屋には冷蔵庫と電子レンジを完備。
コンビニで買ってきた食材を部屋で食べるのに便利だった。

夕食はコンビニで買ったパスタサラダ。
味は、まぁ……そこまで美味しいわけではない。
それでも、物価の高いロサンゼルスで8.73ドル(=1,317円)で食べられるのだから十分ありがたい。
明日は待ちに待ったディズニーランド。
その日に備えて、この日は早めに眠りについた。
3月21日 カリフォルニア・ディズニーランドで夢の一日

朝7時。
宿の朝食をしっかりといただく。
メニューはマフィン、ヨーグルト、リンゴ、バナナ、コーヒー、ジュースなど。
早朝から開園ダッシュを狙うゲストを想定しているのか、片手で持ち運べる軽食が中心だった。
食べきれなかったマフィンやバナナをバッグに入れ、開園待ちの列で食べることにした。

宿からディズニーランドへ続く大通りは、高級ホテルやレストランが立ち並び、まさにリゾートといった雰囲気。

早朝の澄んだ空気の中、木に登るリスを発見。
人に慣れているのか、こちらをじっと見つめてくる姿がとてもかわいらしい。
アメリカらしい、のどかな朝の光景だった。

宿からディズニーランドまでは徒歩約30分。
カリフォルニア・ディズニーリゾートには「ディズニーランド・パーク」と「ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パーク」の2つがある。
今回訪れるのは「ディズニーランド・パーク」。
世界で初めて造られたディズニーパークであり、ウォルト・ディズニー自身が完成まで関わった唯一のパークとしても知られている。
ディズニーファンにとっては、まさに“原点”ともいえる特別な場所だ。

とはいえ、実はディズニーランドに一人で来るのは今回が初めてだった。
家族連れやカップルであふれる夢の国に一人で入るのは、アフリカの乗合バスや南米の治安の悪い街を歩くのとはまた違った緊張感がある(笑)
世界一周を1年近く続けてきた人間が今さら何を……と思われるかもしれないけれど(‘A`)
おっかなびっくりゲートを通過し、ついに入園。
果たして一人ディズニーは楽しめるのか。
ここから私の挑戦が始まる…!

ゲートを抜けると、70周年の記念オブジェが出迎えてくれた。
70年も続くテーマパークという事実に、改めてその歴史の重みを感じる。
元祖ディズニーランドならではの特別感だ。
ちなみに、ディズニーランドのチケットは購入方法がいくつかあるけれど、私はKlookで購入した。
チケット料金は「Tier0~Tier6(※訪問日によって変動)」の変動制になっていて、私が訪れた土曜日は高めのTier4だった。
料金は、なんと26,951円!!
た……高い。゚(゚´Д`゚)゚。
血涙を流しながら、ミッキーに会うために購入した(‘A`)
購入後はディズニー公式サイトでチケットをリンクし、パーク予約を完了させる必要がある。
さらに公式アプリも必須で、待ち時間やマップ、レストラン情報まで確認できるので非常に便利だった。
英語表記なので最初は少し戸惑うが、流れさえ理解すれば難しくない。
やることは以下の3つだけ。
① チケット購入(Klookなど)
② 公式サイトでリンク&パーク予約
③ 公式アプリのダウンロード
これで当日はスムーズに入園できる。

お城前の広場で8時の開園を待つ。
そして8時になると同時に、ゲストたちが一斉にお目当てのアトラクションへ突撃( ゚Д゚)
朝の空いている時間は、人気アトラクションを狙うのが鉄則。
まず向かったのは、世界でもカリフォルニアとフロリダにしかない超人気アトラクション。

「スター・ウォーズ:ライズ・オブ・ザ・レジスタンス」は、映画『スター・ウォーズ』の世界を舞台にした大人気アトラクション。
ホログラムのレイとBB-8からミッションを受けるところから体験が始まる。
ライドに乗る前からすでに物語の中に入り込んでいるような没入感。

ミッションの途中、まさかの敵に捕らえられてしまう。
目の前にはストームトルーパーがずらりと並び、その迫力に圧倒された。
ここはライドに乗る前に歩いて進むエリアで、絶好の写真スポットでもある。

その後、輸送船型ライドに乗り込むと、映像・音響・実物セットが一体となった演出が続き、まさに映画の中を体験しているようだった。
スター・ウォーズを知らなくても楽しめる完成度の高さに驚かされる。

その後はスペース・マウンテンやインディ・ジョーンズなどを巡り、次に向かったのはティアナのバイユー・アドベンチャー。
丸太型ボートで進み、最後に約15mの急降下が待ち受けるウォーターライドだ。
SNSでは、この急降下中に撮影されるライドフォトで面白いポーズを決める人たちの写真がたびたび話題になっている。
安全バーがないまま進むスタイルには少し驚いたけど、アメリカらしい大胆さを感じた。

続いてはマッターホルン・ボブスレーへ。
スイスの名峰をボブスレーで滑り降りる設定のジェットコースターで、1959年に誕生した世界初の鋼管レール式コースターでもある。
本物のマッターホルンを見た記憶がよみがえり、少し懐かしい気持ちになった。

車両はボブスレー型で、かなり低い姿勢のままレールを滑り降りる。
雪山を本当にそりで駆け抜けているようなスピード感がある一方で、乗り心地はかなりハード。
ガタガタと激しく揺れ続け、途中から頭が痛くなるほどだった。
降りたあともしばらく余韻が残るレベルで、快適さだけなら最新コースターのほうが圧倒的に上だと思う。
それでも、1959年から続く歴史あるアトラクションに乗れたこと自体は大満足だった。

お昼はパレードを鑑賞。
ダッフィーがこちらに向かって手をぶんぶん振ってくれて、とてもかわいい。
自転車のフロートもどこかアメリカらしい雰囲気で、見ていてお気に入りだった。

ドナルドは両手を高く上げて、元気いっぱいにごあいさつ!
ふわふわのおしりを揺らしながら手を振る姿がかわいくて、思わず見入ってしまう。
カリフォルニアのミッキーとはこれが初対面だったけれど、ちょうど反対側を向いていて後ろ姿しか見られず……(T_T)
これは夜のショーに期待するしかない。

そして、お決まりの写真スポットにも立ち寄った。
創業者のウォルトとミッキーが手を繋いだ銅像は、ディズニーランドを象徴する存在。
背景には「眠れる森の美女の城」が建ち、日本のシンデレラ城とはまた違った美しさがある。

ディズニーランドのシンボルである「眠れる森の美女の城」。
1955年の開園当初からパークの中心に建ち続けている名所で、私が訪れたときは開園70周年を記念した華やかなデコレーションが施され、いつも以上に特別な雰囲気に包まれていた。
この城は、ドイツのノイシュヴァンシュタイン城をはじめ、ヨーロッパの城をモチーフにデザインされたと言われている。
世界一周中に実際にノイシュヴァンシュタイン城を訪れていたこともあり、「あの景色につながっているんだ」と思うと、なんだか感慨深かった。

14時過ぎ、混雑する時間帯を避けて昼食を食べることに。
朝からずっとアトラクションを乗り回していたので、お腹はもうペコペコだ。
「プラザ・イン」は、メインストリートUSAにあるアメリカ料理のレストラン。
開園当初から営業を続ける歴史ある名店で、ウォルト・ディズニーお気に入りのレストランとしても知られている。
ビクトリア様式の華やかな店内も見どころの一つだ。

人気メニューはフライドチキンだけど、この日はさっぱりしたものが食べたくてコブサラダをチョイス。
お値段は16.69ドル(=2,518円)と少し高めだったけど、ボリュームたっぷりでしっかり満腹になった。
お水が無料で飲めるのもありがたい。

昼食後は細々としたアトラクションを楽しみつつ、夕方になるとさすがに疲れが出てきた。
夜のショーに備えて少し休憩しようと、「ディズニーランド鉄道」に乗り込むことに。
パーク内を一周する蒸気機関車で、開園当初から親しまれている人気アトラクション。
ゆっくりと園内を巡りながら、約20分かけて一周する。
……のはずだったのだけど、気づけば途中で爆睡。
目が覚めたら、私はそのまま2周していた(‘A`)
おかげで少しだけ体力も回復できた。

そしていよいよお待ちかね、夜のパレードタイム。
大人気ナイトパレード「ペイント・ザ・ナイト」は、100万個以上のLEDライトで彩られたフロートが音楽に合わせて輝きながら進み、まるで光の世界に迷い込んだような幻想的なパレードだ。
パレードに登場したトリトン王を見て、チュニジアで見たネプチューンの巨大モザイク画を思い出した。
トリトンはギリシャ神話の海神ポセイドン(ローマ神話ではネプチューン)の息子。
白いひげや威厳のある姿は、チュニジアで見たネプチューン像とどこか雰囲気が重なって見えた。
ディズニーを歩いているだけなのに、世界一周で見てきた景色や出来事が次々と思い出される。
それだけディズニーは、世界各地の神話や歴史、文化を取り入れながら物語を紡いできたということなのだろう。

パレードの後は、プロジェクションマッピングと花火を組み合わせたナイトショー「ワンダラス・ジャーニーズ・ウィズ・ファイヤーワークス」を鑑賞。
ディズニー100周年を記念して制作されたショーで、眠れる森の美女の城を舞台に、ディズニー映画の名シーンが次々と映し出される。
音楽に合わせて色鮮やかなプロジェクションマッピングやレーザー、花火が一体となり、まるで映画の世界に入り込んだような圧巻の演出だった。
これほど大規模なショーが毎日開催されているなんて、さすが元祖ディズニーである。
しかも、これでフィナーレではない。
22時30分からは「ファンタズミック!」が始まるので、それまで締めに取っておいた、とっておきのアトラクションへ向かった。

みんな大好き「イッツ・ア・スモール・ワールド」。
ボートに乗ると、アジア、ヨーロッパ、アフリカ、南北アメリカなど世界各地をイメージしたエリアを巡り、それぞれの民族衣装を着たかわいらしい人形たちが「It’s a Small World」を歌って迎えてくれる。
世界中の子どもたちが歌い踊る姿を眺めていると、これまで旅してきた国々の景色や出会った人たちの顔が次々と思い浮かんだ。
ちょうどその頃はイラン情勢が緊迫していた時期でもあり、「世界中のみんなが仲良く」というシンプルなメッセージが、思いのほか胸へ響いた。

ボートで世界を巡る途中には、日本をイメージしたエリアも登場。
大きな鳥居や着物姿の子どもたちが並び、日本が一気に懐かしくなった。
3日後には、いよいよ日本へ帰国する。
約1年間続いた世界一周も、終わりがすぐそこまで近づいている。
そう実感すると、胸が少しだけ締め付けられた。

そして、いよいよ「ファンタズミック!」を鑑賞。
ミッキーマウスの夢の世界をテーマにしたショーで、水上スクリーンへのプロジェクションマッピングや巨大な噴水、炎、レーザー、花火など、多彩な特殊効果を駆使した迫力満点の演出が続く。
なんとなくだけれど、アメリカのミッキーは日本のミッキーよりリアクションが大きい気がする。
手を下から上へ大きく振り上げるしぐさも、日本よりオーバー。
いかにもアメリカンなノリで、とても陽気でかわいい。

ショーの中盤には、アメリカ河に停泊する帆船「コロンビア号」が登場。
ライトアップされた船体がゆっくりと姿を現し、まるで本当に18世紀の帆船が航海へ出るかのような迫力だった。

帆船のマストの上では、ピーターパンがロープ伝いに駆け回り、フック船長と対決。
高い場所で繰り広げられるアクションはスリル満点で、会場からは大きな歓声が上がっていた。

そして、たくさんのディズニーキャラクターを乗せた蒸気船「マーク・トウェイン号」も登場。
クライマックスは、ミッキーによる華やかなイリュージョン。
ショーを締めくくる印象的なシーンだったけど、写真ではその驚きや臨場感は伝えきれない。
むしろ初めて見る人には、何も知らないまま現地で楽しんでほしい。
そんな思いから、あえて写真は載せないことにした。
ショーが終わる頃には23時。
閉園の時間だ。

出口へ向かって歩いていると、ちょうど2回目のナイトパレードに出くわした。
メインストリートは大混雑だったので、パレードが終わるまでその場で鑑賞することに。
1回目よりもずっと近くで見られて嬉しかった。

美女と野獣のベルは、特に美しかった。

大トリでは、「魔法使いの弟子」のミッキーが登場。
キラキラと光るフロートの上から手を振る姿は、まるで本当に魔法をかけているようだった。
朝8時の開園から23時過ぎまで、15時間以上遊び尽くした一日。
体はかなり疲れていたけれど、それ以上に楽しかったという気持ちのほうが大きい。
一人ディズニーを本当に楽しめるのか少し不安もあったけど、その心配はまったくの杞憂だった。
気づけば朝から晩まで怒涛のスケジュールで、アトラクションもパレードも思い切り満喫していた。
| 順番 | アトラクション・ショー(正式名称) | 実際の待ち時間 |
|---|---|---|
| 1 | スター・ウォーズ:ライズ・オブ・ザ・レジスタンス | 20分 |
| 2 | スペース・マウンテン | 25分 |
| 3 | インディ・ジョーンズ・アドベンチャー | 40分 |
| 4 | ティアナのバイユー・アドベンチャー | 5分 |
| 5 | ビッグサンダー・マウンテン | 30分 |
| 6 | ミレニアム・ファルコン:スマグラーズ・ラン | 10分 |
| 7 | マッターホルン・ボブスレー | 20分 |
| 8 | ファインディング・ニモ・サブマリン・ヴォヤッジ | 15分 |
| 9 | オートピア | 10分 |
| ‐ | ザ・セレブレート・ハッピー・カバルケード(昼のパレード) | 13:30〜 |
| 10 | バズ・ライトイヤー・アストロブラスター | 30分 |
| ‐ | プラザ・インで昼食 | – |
| 11 | スター・ツアーズ – ジ・アドベンチャーズ・コンティニュー | 30分 |
| 12 | パイレーツ・オブ・カリビアン | 15分 |
| 13 | ホーンテッドマンション | 30分 |
| 14 | プーさんの冒険 | 15分 |
| 15 | ディズニーランド鉄道 | 15分 |
| 16 | 眠れる森の美女の城 | 0分 |
| 17 | 白雪姫の魔法の願い | 15分 |
| 18 | ピノキオの冒険旅行 | 10分 |
| 19 | ピーターパン空の旅 | 30分 |
| ‐ | ペイント・ザ・ナイト(ナイトパレード) | 20:30〜 |
| ‐ | ワンダラス・ジャーニーズ(プロジェクション&花火) | 21:30〜 |
| 20 | イッツ・ア・スモールワールド | 0分 |
| ‐ | ファンタズミック! | 22:30〜 |
なんとアトラクションは20個も体験。
「ティアナのバイユー・アドベンチャー」「ミレニアム・ファルコン:スマグラーズ・ラン」「マッターホルン・ボブスレー」はシングルライダーを利用したので、待ち時間を大幅に短縮できたのも大きかった。
日本のディズニーに比べると待ち時間はそれほど長くなく、限られた一日でもこれだけ多くのアトラクションを楽しめたのは大きな魅力。
入場料は決して安くはない。
それでも一日を終えて振り返ると、「来てよかった」と心から思えるほど満足度の高い一日だった。

深夜、セブンイレブンでホットドッグを買い、ホテルまで食べ歩きをしながら帰ることに。
アナハイムのメインストリートは、深夜でもディズニー帰りの人たちでにぎわっていた。
女性一人でも安心して歩ける雰囲気だったのは、とても心強い。
こうして、ディズニーランドで過ごした長い長い一日が終わった。
3月22日 サンタモニカとルート66終点を巡る

朝8時45分、昨日は丸一日ディズニーランドで遊んだので、この日は少し遅めに起床。
宿の朝食をお腹いっぱい食べ、10時過ぎにチェックアウトした。
この日はロサンゼルスのサンタモニカへ移動する日。
サンタモニカは、ロサンゼルス西部の太平洋沿いに広がる人気のビーチタウンだ。
ここで1泊したら、いよいよ日本へ帰国する。

ディズニーランド近くのバス停からは、ロサンゼルスのダウンタウン行きの路線バスに乗ることができる。

ディズニーランドからロサンゼルス市内へは、Metroの460番バスで移動。
……ところが、ここで問題発生。
このバスはクレジットカードや現金で支払うことができず、「TAPカード」でしか乗車できないものだった。
このとき私は、まだTAPカードを持っていなかった。
TAPカードとは、地下鉄(Metro)やバスなどで利用できる交通系ICカードで、日本のSuicaやICOCAのようなもの。
ロサンゼルスに到着したら、できるだけ早めに入手しておくことをおすすめする。
今回は、アナハイムからダウンタウン手前のLATTC/Ortho Institute駅付近まで乗車したのだけど、事情を説明すると運転手さんの計らいで無料で乗せてもらうことになった。
本当にありがたかった反面、申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
本来の運賃は、おそらく1.75ドル。
かなり格安で移動できるのでバックパッカーにはありがたい交通手段だけど、そのぶん電車より時間はかかる。
途中でバスを降り、ロサンゼルスの公共交通機関「LA Metro」に乗り換えてサンタモニカを目指した。

LATTC/Ortho Institute駅にある券売機で、ようやく「TAPカード」を購入。
改札はないので、そのままホームへ向かってしまいそうになるけれど、無賃乗車になってしまうので要注意だ。

このカード1枚あれば、地下鉄もバスも利用できる。
ロサンゼルス観光では欠かせないアイテムだ。

ロサンゼルス・メトロ(LA Metro)にはいくつかの路線がある。
ここからは、ダウンタウン・ロサンゼルスとサンタモニカを結ぶ「Metro E Line」に乗車。
乗り換えなしでサンタモニカまで行くことができる。

14時頃、ようやくサンタモニカに到着。
まずは今夜の宿へチェックイン。

宿泊したのは、サンタモニカの中心部にある「HI Los Angeles Santa Monica Hostel」。
アクセスが良く、女子ドミは1泊44.79ドル(=6,758円)だった。

部屋の外には共用のシャワールームとトイレがある。
共用とは思えないほど清潔で、とても使いやすかった。

お腹がペコペコだったので、宿の近くにあるハンバーガー屋さんへ。
「アメリカといえばハンバーガー」という単純な発想で選んだお店だったけれど、ここ「HiHo Cheeseburger」は、そのイメージを良い意味で覆してくれた。

なんと、ここのハンバーガーは100%牧草飼育・牧草肥育の和牛を使用。
ひと口かじるとジューシーな肉汁があふれ、とても美味しい。
……しかし、お値段は驚きの12.27ドル(=1,957円)。(゚Д゚)
ジュースもポテトも頼んでいないのに、単品でこの価格。
ロサンゼルスの物価の高さを、いきなり実感することになった。

ハンバーガーの美味しさと値段の高さに一喜一憂しながら、サンタモニカの街を散策。
どこを歩いても開放的で、治安も比較的落ち着いた雰囲気が漂っている。
今回はロサンゼルスのダウンタウンには行かなかったけれど、サンタモニカを選んで正解だったと思う。
のんびり街歩きを楽しみながら、「カリフォルニアらしさ」を存分に味わうことができた。

街を歩いていると、テスラのショールームを発見。

ショールームには、人型ロボット「Tesla Bot」も展示されていた。
テスラが開発中のロボットで、将来は家事や工場での作業などを担うことを目指しているという。
全世界株やS&P500を通じて、普段からアメリカ企業に投資していることもあり、一度は実際にアメリカ本土を歩いてみたいと思っていた。
こうしてテスラのショールームや最先端の技術に触れると、「自分が投資しているのは、こういう国で、こういう企業なんだ」と実感できる。
現地を歩いたことで、アメリカ経済を少し身近に感じられた気がした。

海沿いを歩いていくと、遊園地がある「サンタモニカ・ピア」に到着。
ここには、「Route 66 End of the Trail」の標識が立っている。
シカゴからサンタモニカまで約3,940km続く、伝説の国道「ルート66」の終点を示すシンボルだ。
多くの観光客が、この場所で記念撮影を楽しんでいた。
世界中の旅人が憧れる、ルート66の終着点。
そして私も、このサンタモニカを約1年間続いた世界一周の最後の目的地として選んだ。
「終点」という言葉が重なったからだろうか。
この標識を目の前にした瞬間、なんとも言えない感慨が込み上げてきた。

桟橋を降りて、サンタモニカ・ビーチへ。
目の前には観覧車が目印のサンタモニカ・ピアが広がり、ビーチでは海水浴や散歩を楽しむ人たちでにぎわっている。
どこまでも続く海と白い砂浜、そしてヤシの木が並ぶ景色。
まさに「これぞカリフォルニア」と言いたくなる風景だった。
ロサンゼルスらしい開放感に包まれ、思わず時間を忘れてしまう。
私はしばらく砂浜に腰を下ろし、どこまでも続く水平線をぼんやりと眺めていた。
この海の向こうには、日本がある。
明日はいよいよ飛行機で日本へ帰る日。
約1年間の思い出が、走馬灯のように頭の中を駆け巡った。
楽しいことばかりではなかった。
思い通りにいかず落ち込んだ日もあれば、不安や孤独を感じた日もあった。
それでも、旅先で出会ったたくさんの人たちに助けられながら、この世界一周を最後まで続けることができた。
この1年で、自分は少しは成長できただろうか。
旅をしていると、自分の弱さや未熟さを痛感する場面も少なくない。
それでも、さまざまな国を訪れ、多くの価値観や文化に触れるなかで、自分自身も少しずつ変わっていったような気がする。
この1年間は、自分自身を見つめ続けた旅でもあった。
ブログを書きながら、その日に感じたことや考えたことを言葉にするたび、自分が何を大切にしたいのかを何度も考えてきた。
たぶん、これからも私は旅を続けるのだろう。
世界には、まだ見たことのない景色があり、出会ったことのない人がいて、知らない文化がある。
そして、そのたびに少しずつ考え方を広げながら、また新しい景色に出会っていくのだと思う。

世界一周最後のディナーは、サンタモニカ・ピアにある「Bubba Gump Shrimp Co.」へ。

映画『フォレスト・ガンプ』をテーマにした人気のシーフードレストラン。
子どもの頃から大好きだった映画。
店内には映画で使われた小道具や写真が飾られ、作品の世界観を楽しみながら食事ができる。

名物はもちろんエビ料理。
ピアの景色を眺めながら食事を楽しめるのも、このお店ならではの魅力だ。

エビカクテルといちごレモネードを注文。
これだけで28.23ドル(=4,259円)。
大きなエビは身がぷりぷりで、とても美味しかった。
映画の世界観に浸りながら食事をしていると、フォレスト・ガンプのあるセリフを思い出した。
「I’m pretty tired… I think I’ll go home now.」
約1年間の世界一周を終えようとしているいま、その言葉が不思議なくらい心に重なった。

食後はもう一度、桟橋の先端まで散歩。
海を眺めていると、泳いでいるアシカの姿を見つけた。
ガラパゴスでたくさん見たアシカとは別種の「カリフォルニアアシカ」。
世界一周最後の最後に、またアシカに会えるとは思ってもみなかった。
ロサンゼルスには大都会というイメージを持っていたけれど、海沿いまで来ると野生生物が当たり前のように暮らしている。
そんな意外な一面も、この街の魅力なのだと感じた。
3月23日 世界一周の旅を終え、日本へ帰国

世界一周、最終日。
宿の中庭で朝食をいただいた。

コーヒーは宿のキッチンで無料サービスされていたもの。
リンゴはアナハイムの宿でもらったものだ。
軽く朝食をすませ、チェックアウトもさっと完了。
今日はロサンゼルス国際空港から、JALの直行便で日本へ帰国する日だ。

宿の近くのバス停から、まずは3番バスでLAX/Metro Transit Center Stationへ向かう。
TAPカードは持っていたものの残高が入っておらず、どうやって支払えばいいのか分からず運転席の前でもたもた……。
本来は事前に駅の券売機などでチャージしてから利用する仕組みらしい。
ところが、見かねた運転手さんが「いいから乗りな」と、そのまま無料で乗せてくれた。
世界一周も最後とあって気が抜けていたのか、アメリカの交通事情を事前にあまり下調べしていなかったせいで、無賃乗車を2回もしてしまうという大失態(T_T)

約40分でLAX/Metro Transit Center Stationに到着。
ここ1番乗り場からは、空港内を循環する無料シャトルバスに乗ることができる。

ほどなくして無料シャトルバスが到着。
ターミナルBまでは20分ほどで到着した。

帰国便は、ロサンゼルス13時35分発のJAL直行便。
羽田には翌日17時35分に到着予定だ。
時差が16時間もあるのでかなりの長旅に感じるけれど、実際の飛行時間は約12時間。
いよいよ、約1年間にわたる世界一周の旅も終わりを迎える。

機内サービスでは、なんと梅酒が飲めた!
海外ではなかなか飲む機会のない梅酒。
久しぶりに口にすると、とても美味しく感じられた。

機内食は和食をチョイス。
きんぴらを食べた瞬間、「日本に帰ってきたなあ」という気持ちが少しずつ湧いてくる。
早く日本食をたくさん食べたい!

食後には、ハーゲンダッツのアイスクリームが登場。
さすがJAL( ゚Д゚)

到着前には、パンとサラダ、ヨーグルトの軽い食事も提供された。
時間帯としては朝食ではないのだけど、時差の関係で脳みそが混乱する。
約2時間半の羽田でのトランジットを経て、国内線で西日本のとある地方空港へ。
ロサンゼルスから自宅のある地方空港までは、早めにチケットを予約していたこともあり、68,431円で帰ることができた。
ロサンゼルスから日本への直行便に加え、地方空港までの国内線も含めてこの金額。
かなりお得に予約できたと思う。
半年ぶりの自宅は、なんだか懐かしい。
父が布団を干し、部屋の換気もしてくれていたおかげで、その日はすぐに眠ることができた。
これから1年分のほこりを掃除して、久しぶりの日本での生活が始まる。
とはいえ、日本で過ごすのはほんのわずか。
実は9月から再び日本を離れ、今度は約半年間フィリピンに滞在する予定だ。
まずは約5か月間の英語留学。
その後は1か月ほどフィリピン国内を旅する予定である。
ということで、この世界一周が終わったあとは、新たに「フィリピン滞在記」が始まります(*´Д`*)
9月以降も、フィリピンでの暮らしや旅の様子を少しずつ更新していくので、よければまた遊びに来てください。
そして実は、その先の旅も現在計画中。
こちらはもう少し形になったら、改めてお知らせしたいと思います。
この世界一周は、今日でひと区切り。
1年間、世界一周の旅を見守り、ブログを読んでくださった皆さん、本当にありがとうございました。
またいつか、新しい旅の続きを。
3月20日〜3月23日:使ったお金
3月20日
・航空券代(キト→ロサンゼルス):37,030円
・ESTA:40.27ドル(=6,340円)
・バス代(空港→ユニオンステーション):12.75ドル(=2,038円)
・METROLINK代(ユニオンステーション→アナハイム):8.75ドル(=1,320円)
・バス代(アナハイム駅→ホテル):2ドル(=319円)
・夕食代(パスタサラダ等):8.73ドル(=1,317円)
・宿代(2泊分):16,612円
合計:64,976円
3月21日
・ディズニーランド入場料:26,951円
・昼食代(サラダ):16.69ドル(=2,518円)
・夕食代(ホットドック):2.79ドル(=421円)
合計:29,890円
3月22日
・メトロ代(アナハイム→LATTC/Ortho Institute):無料 ※本来は1.75ドル
・tapカード:2ドル(=301円)
・メトロ代(LATTC/Ortho Institute→サンタモニカ):1.75ドル(=264円)
・宿代(1泊分):44.79ドル(=6,758円)
・昼食代(ハンバーガー):12.27ドル(=1,957円)
・夕食代(エビカクテル等):28.23ドル(=4,259円)
合計:13,539円
3月23日
・バス代(サンタモニカ→空港):無料 ※本来は1.25ドル
・航空券代(ロサンゼルス→日本):68,431円
合計:68,431円
これまでの旅費の合計
エクアドルからアメリカでの旅費の合計は176,836円でした。
・航空券代(キト→ロサンゼルス):37,030円
・アメリカでの滞在費(3泊):クレカ払い54,217円+キャッシング0円+ドル払い114ドル(=17,158円)=71,419円
・航空券代(ロサンゼルス→日本):68,431円
合計:176,836円
よって、世界一周の旅費の総合計は、4,194,678円でした。


