フィリピン留学が始まって、まずは新しい環境に慣れるところからスタートした。
9月のフィリピンは雨季で蒸し暑い。
到着してまず感じたのは、日本とは違う気候と生活環境だった。
7kgのバックパック一つで来た私は、必要なものを現地で買い揃えるところから始めた。
買い物や証明写真、現地SIMの手続きなど、勉強以外にもやることは意外と多い。
生活が落ち着くと、いよいよ本格的な英語漬けの日々が始まった。
平日は6時間のマンツーマンレッスンに加えて、4時間以上の自習。
発音やスピーキングでは思うようにできず、中学レベルの英文さえ答えられない自分に悔しくて涙が出ることもあった。
それでも10日ほど経つと、洋楽の歌詞が以前より聞こえるようになり、少しずつ変化を感じるように。
そして、ある先生との出会いをきっかけに、英語の勉強が少しずつ楽しくなってきた。
そんな留学生活の最初の10日間。
フィリピン留学最初の1週間、新しい環境と生活に慣れる
9月のフィリピンは蒸し暑い
留学開始直後は、新しい生活環境に慣れるだけでも一苦労だった。
フィリピンの9月は雨季。
毎日のようにスコールが降り、湿度も高い。
もちろん、暑さの感じ方には個人差があると思う。
私は暑さが少し苦手なので、短パン、Tシャツ、サンダルで過ごしていても、やっぱり暑く感じる。

自室にはエアコンがあるものの、日本のように細かく温度調整できるタイプではない。
強くすると寒いし、弱くすると暑い。
さらに、共用スペースにはエアコンがない。
扇風機はあるものの、食事中も少し暑く感じる。
フィリピンではエアコンはまだ贅沢品という面もあるようだ。
その大きな理由のひとつが電気代の高さ。
フィリピンの電気代は日本と比べても高い水準で、ASEANではシンガポールに次いで2番目に高いという。
さらに、盗電による電力の損失も問題になっており、その一部は正しく電気代を払っている一般の消費者が負担する仕組みになっている。
そういう理由もあって、自室のエアコン代は自費だ。
自費で払っているとはいえ、電気代の高いフィリピンで、自分の快適さのためにエアコンをたくさん使うのは、なんとなく申し訳ない。
それに、長時間使うとエアコンに負荷がかかって壊れてしまうので、夜は扇風機で過ごしている。
ただ、暑さに悩まされるのは部屋だけではない。

シャワーを浴びるときも少し憂鬱だ。
私の部屋はCランクなので、バス・トイレは共用。
シャワーのお湯でシャワールームが蒸し暑く、さっぱりしたはずなのに、着替えているうちにまたじんわり汗をかいてしまう。
「せっかくシャワーを浴びたのに……」と、なんだかすっきりしない。
共用のシャワールームには脱衣スペースがあるところもあり、そちらのほうが広いため、蒸し暑さもマシで、着替えもしやすい。
ただ、他の人が使っていることもあるので、脱衣スペースのないシャワールームを使うこともある。
こちらは床が濡れているので、サッと着替えられる短パンが便利だ。
ちなみに、個室にバス・トイレが付いた部屋もある。
シャワーのあとも扇風機にあたりながら自室でゆっくり着替えられるので、ちょっと羨ましい。
ただ、料金が高くなるので、節約したい私はCランクに滞在している。
7kgのバックパックで留学生活をスタート
私は7kgのバックパック一つでフィリピンに来たので、まずは生活必需品を揃えるところからスタート。
短期留学でも大きなスーツケースで来る人が多いらしく、空港に迎えに来てくれたジェニファーにも「荷物はそれだけ?」と驚かれた。
私は世界一周のときも、7kgのバックパック一つで旅をした。
荷物は少なく、軽いほど移動も荷造りも楽になる。
1年間旅をして実感したのは、「何でも日本から持っていく必要はない」ということ。
現地で買えるものは現地で調達し、日本では手に入りにくいものや、軽くて持っていく価値のあるものを選べば、荷物はかなり減らせる。
今回持ってきた荷物も、世界一周のときとほぼ同じ。
以下が、フィリピン留学に持ってきた荷物だ。
| カテゴリー | 項目 |
|---|---|
| バッグ・ポーチ | バックパック、ショルダーバック、貴重品ポーチ |
| 便利グッズ | ホットアイマスク、ネックピロー、変圧ドライヤー、スケール、南京錠&ワイヤー、エコバック、衣類圧縮袋、洗濯紐、速乾タオル、速乾ハンカチ、スマホ防水ケース、バックパック雨よけカバー、折りたたみ傘(晴雨兼用) |
| ガジェット | MacBookAir、iPhone、スマートウォッチ、ワイヤレスイヤホン、バッテリー、変換プラグ、アダプター、タイプCケーブル、マウス、AirTag |
| 衣類・靴 | 下着 4セット、靴下 4セット、ショートパンツ 2セット、レギンス 3セット、Tシャツ 1枚、タイパンツ 1着、ブラウス 白&黒 各1着、ユニクロパーカー 1着、ウインドブレーカー 1着、帽子、ビーチサンダル、トレッキングシューズ |
| 貴重品 | パスポート、渡航ワクチン接種証明書、財布、パスポートコピー、パスポートサイズの証明写真、クレジットカード・キャッシュカード、日本円 |
| 美容・衛生用品 | 歯ブラシ、歯磨き粉、フロス、マウスピース、リップ、化粧水、日焼け止め(顔用・体用)、ヘアワックス、くし、カミソリ(顔用・体用)、眉バサミ |
| その他 | スマホストラップ、サングラス、ボールペン、SIMピン、S字フック、耳かき、爪切り、ソーイングセット、ティッシュ、マスク、薬、洗濯洗剤シート、ビニール袋、ジップロック、英語の参考書2冊 |
衣類・靴は、着てきたものも含めている。
また、私は5ヶ月の留学後に1ヶ月かけてフィリピンを周遊する予定なので、旅に必要なものも持ってきた。
そのため、ネックピローや洗濯紐、スマホ防水ケース、トレッキングシューズ、変換プラグ、洗濯洗剤シートなど、留学生活では使わないものも含まれている。
それぞれの持ち物については、世界一周のときの持ち物リストに写真付きで詳しくまとめている。
留学初日、生活必需品を買いに行く

留学初日の夕方、授業が終わったあと、学校スタッフのドナが近くのショッピングモールまで付き添ってくれた。
学校から徒歩3分ほどの場所にある「Ever Gotesco Mall Commonwealth Center」は大きなショッピングモールで、生活に必要なものはだいたい揃う。
館内にはATMもあるので、現金の引き出しもできる。
「できるだけ安いものがほしい」とドナに伝えると、安く買えるお店をそれぞれ案内してくれた。
おかげで買い物はスムーズ。
主に購入したのはこちら。
- 物理SIMカード(Smart)
- 筆記用具
- Tシャツ3枚
- フェイスタオル3枚
- ランドリーネット
- 体すりタオル
- シャンプー
- 虫除けスプレー
- トイレットペーパー
- サンダル
- 牛乳
- インスタントコーヒー
- 紅茶

何日かに分けて買い足し、合計で約3,000ペソ(=7,500円)だった。
バスタオルは学校から無料で借りられるけれど、ランドリー代は洗濯物の重さで決まる。
少しでも節約するため、バスタオルより軽いフェイスタオルを3枚購入した。
洗濯は学校のランドリーサービスを利用している。
洗濯物を入れる袋はなんでもいいので、大きめのランドリーネットを使うことにした。
シャンプーや石鹸は、シャワールームに自分で持っていって使う。
到着時には学校から固形石鹸と数日分のシャンプーを用意してもらっていたので、最初はそれを使った。
トイレットペーパーは学校から週2個支給されるけれど、私には足りないので追加で購入。
また、学校内は土足禁止なので、室内用のサンダルも買った。
シャワーでも使えるように、プラスチック製のものを選んだ。
朝食にはコーヒーなどの飲み物が出ないので、インスタントコーヒーや紅茶、牛乳も購入。
牛乳は共用の冷蔵庫で保管できる。
外国人登録の証明写真も現地で準備

ショッピングモールにある写真屋では、ACR I-Card(外国人登録証)の申請に必要な証明写真も撮影した。
日本ではあまり見かけない2×2インチ(約5.1×5.1cm)の写真が2枚必要で、料金は165ペソ(=416円)。
写真はたくさん渡してもらえたので、余った分は一応とっておいた。
買い物から証明写真の撮影までドナが付き添ってくれたので、とても助かった。
自分一人だったら、必要なものを探すだけでもかなり時間がかかったと思う。
色々なお店を自分で探し回るのも楽しいけれど、今は一刻も早く生活に慣れて、勉強に集中したい。
留学初日からここまでサポートしてもらえるとは、至れり尽くせりだ。
現地SIMを買ったら、思ったより大変だった
フィリピン留学が短期なら、eSIMが手軽で便利だと思う。
私も現地SIMを購入するまでのつなぎとして、Klookというアプリで「7日間・3GB」のeSIMを357円で購入しておいた。

ただ、長期滞在なら、現地の物理SIMのほうが安く利用できる。
いくつか通信会社があるけれど、私は通信品質と料金を考えてSmart社を選んだ。
SIMカードは100ペソ(=252円)で、ショッピングモールのスマホ販売店で購入できた。
ただし、SIMカードをスマホに入れるだけでは使えない。
SmartのアプリからSIMの登録が必要で、以下のものを用意する必要があった。
- パスポート
- 学校の入学証明書
- 出国便のeチケット
- 留学先の住所
登録手順が少しわかりにくかったので、ここもドナに手伝ってもらった。
必要な情報を入力し、書類の画像をアップロードして登録完了。
その後、利用するプランを選ぶ。
Smartには「Magic Data+」という、利用期限のないプランがある。
データ通信量は4GB〜64GBから選べて、通話とSMSも付いている。
私は30GBのプランを選んだ。
料金は499ペソ(=1,258円)で、内容は以下のとおり。
- 通常データ:26GB
- 5Gデータ:4GB
- 通話:200分
- SMS:200通
- 有効期限:なし
ところが、ここからが少し大変だった。
このプランを購入するには「ロード」と呼ばれるチャージが必要なのだけど、近くのショッピングモールでは購入できなかった。
大きなショッピングモール「SM City North EDSA」に行けばSmartの店舗があるらしい。
でも、わざわざそこまで行くのは面倒。
そこで、アプリからクレジットカードで購入できないか試してみた。
しかし、外国のカードだからなのか決済できない。
「GCASH」というフィリピンの電子決済アプリも試したけれど、こちらもユーザー登録時にエラーが起きて使えなかった。
万事休す……と思った。
でも、私は諦めが悪い。
最後に試したのが「GrabPay」だった。

まずセブンイレブンでGrabPayに500ペソをチャージする。
アプリに表示されたバーコードをレジで読み取ってもらい、現金510ペソを支払う。
10ペソの手数料がかかるけれど、これくらいなら許容範囲。
数分で500ペソがGrabPayにチャージされた。
その後、Smartのアプリで支払い方法にGrabPayを選択。
無事に499ペソのプランを購入でき、なんとか解決した。
留学中は学校のWi-Fiが使えるので、モバイルデータを使う機会はそれほど多くない。
30GBあれば、留学後のフィリピン旅行まで十分使えそうだ。
足りなくなったら、また同じ方法でチャージすればいい。
そんな感じで、留学開始から1週間ほどは、買い物や各種手続きに追われて慌ただしく過ぎていった。
英語漬けの毎日。でも、思うようにできない
授業6時間+自習4時間。毎日10時間以上の英語
最初の週は、まだ生活に慣れることを優先していたので、自習時間は短かった。
翌週からは、1日4時間以上の自習を始めた。
平日は1日6時間のマンツーマンレッスンがあるので、授業と自習を合わせると、1日10時間以上勉強することになる。
土日も4時間以上は勉強している。
学習時間は「Studyplus」というアプリで記録。
勉強中はスマホのアプリを制限して、SNSなどを開けないようにしている。
雨季のせいか頭痛がする日もあり、体調によって勉強時間が短くなることもある。
それでも、無理をしすぎないようにしながら、できるだけ勉強時間を確保している。
でも、大変なのは勉強時間の長さだけではない。
1日6時間のマンツーマンレッスンも、私にとってはかなり大変だ。
先生たちはみんな熱心で、教え方も上手い。
私も予習と復習をして、できるだけ準備してレッスンを受けている。
それでも、レッスンが始まると、あれもこれもできない。
頑張っているのにできないことが続くと、だんだん情けなくなってくる。
発音が難しすぎる
まず、私が苦戦しているのが発音のレッスンだ。
英語は、舌の位置や動かし方、唇の形、息の出し方などを細かく使い分ける。
日本語ではあまり使わない口の動きも多く、私にはかなり難しい。
たとえば「month」と「months」。
最後の音が違い、「month」は /θ/、「months」は /θs/ になる。
この /θ/ の発音が、私にはとても難しい。
「There」の最初の /ð/ も苦手だ。
舌先を上下の歯の間に軽く出し、歯と舌の間から「スンッ」と息を出すような感覚で発音する。
発音に集中すると文法を間違え、文法を意識すると発音がおかしくなる。
中学生レベルの短い英文なのに、何度練習してもきれいに言えない。
「こんな簡単なこともできないのか」と、何度も悔しくなる。
それでも先生は、できるまで何度も丁寧に直してくれる。
中学英語なのに答えられない
そして、私が一番苦手なのがスピーキング特訓だ。
中学レベルの短い英文を、耳だけで聞いて、正確に答える練習をする。
theやaなどの冠詞や、複数形のsまで細かくチェックされる。
教材の文章を暗唱できるくらいまで、何度も繰り返して練習。
予習や復習をしているのに、文法を間違えたり、なかなか覚えられなかったりする。
何度も間違えていると、頭の中が混乱してくる。
それでも、繰り返しているうちに、少しずつ言えるようになってきた。
10日目、洋楽が少し聞こえるようになった
発音とスピーキングの特訓は、本当に難しい。
あまりにできない自分が情けなくて、枕に涙を濡らすこともあった(T_T)
でも、英語でちゃんと会話ができるようになることが目標なので、この2つは私にとって大切なレッスンだ。
そんな毎日を10日ほど過ごしたころ、ある小さな変化に気がついた。
洋楽を聴いていたら、以前より歌詞がよく聞こえるようになっていたのだ。
歌詞を目で追いながら、今どこを歌っているのか分かる。
以前なら途中でついていけなくなっていたので、これはちょっとした進歩かもしれない。
発音やスピーキングの練習は、英語を聞き取る耳の訓練にもなっているのだと思う。
苦しい毎日だけれど、少しずつ英語が分かるようになってきたことが、ほんの少し楽しくなってきた。
留学に来れば、自然と英語が話せるようになると思っていた。
でも、実際はそう簡単ではない。
レッスンを受けるだけでは英語は身につかない。
授業で習ったことを自分で何度も練習して、覚えて、使えるようにする必要がある。
先生に教えてもらい、自習で繰り返し練習する。
その積み重ねが、今の私の留学生活だ。
1日10時間以上の英語学習は、想像以上に大変で泥臭い。
それでも、小さな変化を励みに、これからも地道に努力を続けていきたい。
英語嫌いの私に、勉強の楽しさを教えてくれた先生
アンジ先生との出会い
レッスンは科目ごとに担当の先生がいるのだけど、先生が体調不良などで休むこともある。
その場合は、別日に振替レッスンを受けるか、サブティーチャーからレッスンを受けるかを選べる。
私がサブティーチャーを希望したところ、現れたのがアンジ先生だった。
彼女が私の部屋に来た瞬間、あまりの可愛さにびっくり。
陶器のように白くなめらかな肌に、お人形さんのような大きな目。
まるで女優やアイドルのような美貌に、私は一瞬で彼女のファンになった。
私はかわいい女子が大好きなのだ(*´Д`*)
そして授業が始まると、これがまた、めっっっっっちゃくちゃ分かりやすい!
アンジはとても聡明で、簡単な日本語も話せる。
難しい発音記号の説明も、「これは『あおもり』の『あ』と同じ発音だよ」と、日本人の私にも分かるように教えてくれる。
授業中はずっと笑いが絶えなかった。
今までの人生でずっと英語が嫌いだった私が、初めて「英語の勉強って楽しい!」と思えたのだ。
授業が終わると、私はすぐにスタッフのドナに「アンジ先生をなんとか私の担任にできませんか?」と頼み込んだ。
すると、なんと翌週から会話実践の担任をアンジにしてもらえることになった。
アンジとショッピングモールへお出かけ
そして留学2週目。
なんとアンジから夕食のお誘いをいただいた。
私はもう、天にも昇る気持ちだった。
アンジの旦那さん、ジーンさんの車で、3人で大型ショッピングモール「SM City North EDSA」へ。
ここでアンジとウィンドウショッピングを楽しんだ。
このショッピングモールは、BGCやマカティの高級ブティック街とは違って、地元の人たちが利用する大型モールといった感じ。
ただ、実際にお店を見てみると、商品の価格は意外と高い。
アンジによると、フィリピンでは月収18,000ペソ(約45,000円)以下の人が人口の50~60%を占めるという。
それなのに、モールで売られている物の中には、日本とほとんど変わらない価格の商品も多い。
コロナ禍以降、物価が上がっている一方で、給料の上昇はそれに追いついていないそうだ。
そう考えると、ここで買い物をしている人たちは、フィリピンの中でも比較的余裕のある層なのかもしれない。
実際にモールを歩いてみて、「フィリピンは物価が安い」というイメージとは、少し違う現実を感じた。

フィリピンで人気の香水ブランド「PRESCRIPTO」は、アンジのお気に入りらしい。
特に「GM」という品番がお気に入りで、試してみたらいい香りだったので、私も購入してみた。
280ペソ(=706円)と、価格もリーズナブルだ。

モールを歩いていると、なんとスマートグラスも売られていた。
この眼鏡には翻訳機能がついていて、目の前の相手が話している言葉を日本語に訳し、その翻訳が視界に表示されるらしい。
試しにアンジと日本語・英語で話してみると、とても自然な日本語で翻訳されてびっくり。
……これ、もう英語を勉強する意味ないんじゃ……( ゚Д゚)?
38,000ペソ(=95,727円)で、これが手に入るのか。
これ持って、もう日本に帰ろうかな……(‘A`)
そんな悪魔の誘惑に心を奪われている私を見て、アンジが一言。
「ダメ(゚д゚)!留学が終わったらまたここに来たらいい」
そう言って、私を売り場から引きずり去った。
……まあ、これは冗談で、二人で大笑いした。
でも、AIの進歩は本当にすごい。
スマートグラスが当たり前になれば、いつか語学を勉強しなくても、世界中の人とコミュニケーションできる日が来るのかもしれない。
でも私は、そんな未来を待っている時間が惜しい。
なにより、道具に頼らず、自分の言葉で目の前の人とコミュニケーションを取りたい。
アンジとジーンとフィリピン料理

夕食は、モール内のフィリピン料理店へ。
私が「フィリピン料理はほぼ初めて」と話すと、二人はいろいろな料理を試せるように、たくさん注文してくれた。
カレカレ、牛肉のカルデレータ、クヤJのブラロ、シシグ、バゴーンライス、ルンピアの盛り合わせなど、どう考えても3人分とは思えない量の料理がテーブルを埋め尽くした。
カレカレはピーナッツソースで煮込んだ料理、カルデレータはトマトベースのソースで牛肉を煮込んだ料理。ブラロは牛すね肉のスープで、シシグやルンピアもフィリピンでは定番の料理らしい。
どれも初めて食べるものばかりだったけれど、特にカルデレータとカレカレがお気に入りだった。
学校では日本食が中心で、フィリピン料理を食べる機会はあまりない。
この日は、いろいろなフィリピン料理を一度に楽しめて大満足だった。
さすがに量が多くて食べきれなかったけれど、残った料理はテイクアウトして、翌日おいしくいただいた。
夕食中は、アンジとジーンと3人で、いろいろな話をした。
二人はとても素敵な夫婦で、英語の勉強を始めたばかりの私を励まし、いろいろと気遣ってくれた。
私は当然、自分がご馳走するつもりで多めに現金を持ってきていた。
ところが、ジーンさんにかっこよくご馳走されてしまった。
申し訳ないやら、ありがたいやら。
でも、二人が心から私をもてなそうとしてくれている気持ちが、本当にうれしかった。
もっと英語が話せるようになって、また3人で食事に行きたい。
今度は私がご馳走したいし、二人ともっといろいろな話をしたい。
そう思ったら、英語の勉強にもますます熱が入ってきた。
私の導火線に火をつけてくれた二人に感謝して、これからも地道に英語の勉強を頑張っていこうと思う。
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