フィリピン留学が始まって、早くも2週間。
少しずつこちらの生活にも慣れてきたけれど、日本とは違って、停電したり、ネットが使えなくなったり、断水したり。
日本ではあまり経験しないような出来事も、留学生活の一部になっている。
そんなローカルな環境で暮らしながら、毎日6時間のマンツーマン授業と自習で英語を勉強中。
最近は、アリアナ・グランデの歌詞を教材にしてみたり、幼児向けの英語ソングを歌ってみたりと、ちょっと変わった方法でも英語を学んでいる。
さらに、5か月間の留学で自分の英語力がどこまで伸びるのかを確かめるため、英検準2級の過去問にも挑戦してみた。
果たして、今の私の英語力はどのくらいなのか?
今回は、月13万円以下で暮らすEBでの格安留学生活のリアルから、英語の歌を使った学習、そして英検準2級の過去問に挑戦した結果まで、フィリピン留学2週間目の日常を綴る。
格安フィリピン留学のリアル。ローカルな暮らし
ランドリー代とエアコン代、実際いくらかかった?
留学生活が始まって、早くも2週間。
10月に入り、月が変わったところで、ランドリー代と自室のエアコン代を精算することになった。
EBでは、授業料や寮費だけでなく、毎日の食事まで留学費用に含まれている。
一方、ランドリー代とエアコンの電気代は、使った分だけ別途支払うシステムだ。

ランドリーは洗濯物1kgにつき60ペソ。
洗濯物を秤に載せて重さを量り、ノートに記録していく。

エアコンは、消費電力量1kWにつき15ペソ。
部屋には電気メーターが設置されていて、使った分だけ毎月精算する。
私はだいたい朝8時から19時くらいまで、一日11時間ほどエアコンを使用している。
今回は月の途中から入学したので、16日分を精算した。
ランドリーは6.95kg。
6.95kg × 60ペソ = 417ペソ(=1,051円)。
エアコンは28.4kWだったので、28.4kW × 15ペソ = 426ペソ(=1,074円)。
合わせて843ペソ、日本円で約2,126円だった。
1日あたりにすると、ランドリーとエアコン代を合わせて約132円。
このペースなら、4週間で約3,700円になる。
マンツーマン6時間+3食付きで、月13万円以下!
私がEBに支払っている留学費用は、4週間で119,000円。
この中には、
・平日6時間のマンツーマンレッスン
・寮の滞在費
・土日を含む1日3食の食事
・週1回の自室清掃
などが含まれている。
ランドリー代とエアコン代を足しても、4週間で約13万円以下。
「え、本当にこれでいいの?」
と思ってしまうくらい安い。
日本で生活することを考えたら、むしろこちらのほうが安いんじゃないかと思えてくる……( ゚Д゚)
もちろん、フィリピンは日本より物価が安い。
とはいえ、コロナ禍以降はフィリピンの物価もかなり上がっている。
それでも、この価格でマンツーマンの英語レッスンを受けながら、3食付きで生活できる。
改めて考えると、かなりありがたい環境だ。
では、なぜこれほどリーズナブルな価格で留学できるのだろう?
停電、ネット障害、そして断水。ローカル生活の洗礼
その理由のひとつは、豪華な設備よりも学費を抑えることを重視した、ローカルな環境にある。
EBは、フィリピンの一般的な住宅を学校として利用している。
そのため、設備の整った快適な環境をイメージしていると、「えっ、そこ壊れるの!?」と思うようなことが起こることもある。

ある日、お昼ごはんを食べるため、いつものようにキャピタル館の食堂へ向かった。
ところが、食堂に着いてみると……停電していた( ゚Д゚)
電気設備にトラブルが起きているようだった。
それでも食事は普通に提供されるので、ろうそくの明かりを頼りにお昼ごはんを食べることになった。

そして夜になっても、まだ停電中。
夕食を食べている横では、修理士のアンジェロが分電盤と格闘していた。
しばらくすると……突然、部屋のライトが点いた!
「おおおおーーー(*´Д`*)!!」
食堂にいたみんなから一斉に歓声が上がり、拍手喝采。
アンジェロコールまで巻き起こった。
まるでスポーツ選手が決勝ゴールを決めたかのような盛り上がりだった(笑)
アンジェロ、ありがとう……!
しかし、トラブルはこれだけでは終わらなかった。
この記事を書いている最中には、今度は学校のWi-Fiが死んだ…(‘A`)
ただ、こちらは学校の設備トラブルというわけではなく、フィリピン側の通信インフラで起きた障害だった。
学校スタッフが調べてくれたところ、フィリピンとシンガポールを結ぶ海底ケーブルで障害が発生していたらしい。
その影響で、学校が利用しているPLDT(フィリピンの大手通信会社)の通信も不安定になっていた。
復旧まで数日かかったため、その間はスマホのSIMでテザリングすることに。
ところが、私の部屋はもともと電波が弱い。
LTEならなんとかつながるものの、途中で途切れてしまうことも多く、ブログを書くのもなかなか大変だった。

さらに、地域のメンテナンスによる断水もあった。
事前にスタッフがちゃんと周知してくれたので、シャワーを浴びたり、水を使う用事を済ませておくことができた。
そのため、生活そのものはそれほど困らなかった。
ただし、ひとつだけ、ものすごく困った。
トイレである。
水が出ないので、当然トイレの水も流せない( ゚Д゚)
幸い、断水は一晩だけの予定だったので、なんとかやり過ごすことができた。
日本とは違うローカルな暮らしも、フィリピン留学の面白さ
学校によっては、電気系統のトラブルや断水などに備えて、設備を整えているところもあるだろう。
一方で、海底ケーブルの障害のように、学校だけではどうにもできないこともある。
私自身は、こういうローカルな環境が嫌いではない。
むしろ、フィリピンの人たちが暮らしているのと近い環境で生活していることが、今回の留学の面白さのひとつだと思っている。
停電したら、ろうそくをつける。
Wi-Fiがつながらないなら、スマホの回線を使う。
水道が止まれば、復旧を待つ。
日本では当たり前のように使える電気や水道、インターネットも、ここでは少し不安定だ。
でも、そんな不便を経験するからこそ、日本の暮らしがどれだけ便利で恵まれていたのかを実感する。
当たり前だと思っていた生活って、実はとてもありがたいものだったのだ。
そして、停電した食堂でろうそくの明かりを眺めながら食べる夕食も、あとから振り返ればきっと留学生活の思い出になる。
快適さをお金で買う留学もある。
でも私は、少しくらい不便なほうが、その国で暮らしている実感があって面白い。
EBは、そんな「ローカルなフィリピン生活」も含めて楽しめる人には、なかなか面白い学校なのかもしれない。
英語の歌で楽しく学ぶ、よちよち英語の一歩
アリアナ・グランデの歌で英語を勉強してみたら、難しすぎた
前回の日記では、洋楽の歌詞が以前より聞き取れるようになってきたと書いた。
それにちょっと気を良くした私は、「もしかして、英語の歌詞も勉強に使えるんじゃないか?(*´Д`*)」
と思い、アリアナ・グランデの「thank u, next」をノートに書き写して、歌詞の意味を調べてみることにした。
訳してみると、この曲は過去の恋人たちに感謝を伝えながら、失恋を乗り越えて前向きに次へ進んでいく、という内容だった。
なるほど。
曲の意味がわかると、今までとは少し違って聞こえてくる。
歌詞を見ながら何度も曲を聴き、聞き取りにくい部分はレッスン中にアンジに質問した。
「ここ、ネイティブはどうやって発音してるの?」
するとアンジが、単語と単語をつなげるリンキングや、強く読むところ・弱く読むところを実際に歌いながら教えてくれる。
アンジはとても歌がうまいので、アリアナの難しい音程までさらっと真似してしまう。
かわいくて、頭がよくて、さらに歌までうまい。
神様、アンジに三物まで与えてしまったのか( ゚Д゚)
……などと感心している場合ではない。
アリアナの歌は、英語初心者の私には難しすぎる。
ain’t、havin’、gon’、’bout……ain’t は am not などをくだけて言ったもの。
havin’ は having、gon’ は going to、’bout は about を省略した形だ。
「え、英語ってこんなに省略していいの( ゚Д゚)!?」
と、英語初心者の私は大混乱である。
たとえば、「I’m so fuckin’ grateful for my ex.」という歌詞。
「fuck」という単語を見ただけで、「ふぇ(‘A`)!?」と一瞬固まる。
でも、ここでは「めちゃくちゃ感謝している」という意味合いで使われている。
そして、「 ex 」ってなんだよ……と思って調べたら、「元恋人」という意味だった(T_T)
知らない表現が次から次へと出てくる。
意味がわかって、歌詞も少し聞き取れるようになってきた。
でも、発音は難しい、テンポは速い、音程も難しいで、とてもじゃないけど私には歌えない。
英語以前に、アリアナ・グランデ本人の歌唱力がすごすぎる(‘A`)
しょんぼりである。
幼児向け英語ソングなら、私でも歌える!
そんなふうに撃沈している私を見て、ある日の授業でアンジがYoutubeから一曲流し始めた。
それは……幼児向けの英語ソングだった( ゚Д゚)!!
選ばれたのは、日本でもおなじみの「幸せなら手をたたこう」。
英語版の「If You’re Happy and You Know It」だ。
歌詞はとてもシンプル。
If you’re happy and you know it, clap your hands
あなたが幸せでそれがわかっているなら、手をたたきましょう
If you’re happy and you know it, stomp your feet
あなたが幸せでそれがわかっているなら、足を踏み鳴らしてください
If you’re happy and you know it, shout hurray (hurray)
あなたが幸せでそれがわかっているなら、万歳を叫んでください(万歳)
という内容である。
しかも歌詞のとおりに、手を叩いたり、足をダンダンしたり、万歳したりする。
英語が赤ちゃんレベルの私でも、「Hurray!」くらいなら言えるぞ!( ゚Д゚)
大喜びでアンジと二人、Youtubeを見ながら歌って踊る。
私は親子留学で来た幼児か?(笑)
でも、不思議なことに、これが楽しい。
毎日6時間のマンツーマン授業を受け、さらに自習でも英語を勉強していると、頭の中は常に英語でいっぱいになる。
発音、文法、単語、リンキング……次から次へと覚えることが出てきて、正直、疲れる。
そんな中で、童心に返って踊るだけの英語の時間は、私にとってちょっとした休憩になった。
しかも、簡単そうに見える「If you’re happy and you know it, clap your hands」も、実際に歌ってみると意外と難しい。
単語を一つずつ発音するのではなく、リンキングしながらリズムに乗せて歌わなければならない。
発音を教えてもらいながら練習すると、少しずつ自分でも口ずさめるようになってきた。
アンジのおかげで、楽しく英語を続けられる
アンジは、生徒一人ひとりの性格に合わせて、英語を楽しく教えるのが本当に上手な先生だと思う。
私が難しいことばかりで疲れていると、こうしてちゃんと「楽しく英語を使う時間」を作ってくれる。
そして私のバブーな性格も、早々に見抜かれている(笑)
おかげで授業中はいつも爆笑。
英語の勉強そのものは、今でも難しい。
「もう無理……(‘A`)」と思うこともある。
それでも、ただ苦しいだけにならずに続けていられるのは、アンジが私に合った方法で英語を教えてくれているからだと思う。
アリアナ・グランデを歌える日は、まだまだ遠い。
今の私には、「If you’re happy and you know it, clap your hands!」ですら難しい。
それでも、最初は聞き取れなかった英語が少しずつ聞こえるようになり、今では簡単な英語の歌なら口ずさめるようになってきた。
まだまだ、よちよち歩きの英語。
でも、よちよち歩きでも前には進んでいる。
焦らず、一歩ずつやっていこうと思う。
神谷校長に、5か月間の英語学習について相談してみた
「この勉強方法で合ってる?」校長に相談してみた
そんな中、神谷校長が、日本からフィリピンに戻ってきた。
日本人の校長だけど、ここでは「Mr.ショーン」と呼ばれている。
日本に家族がいるため、日本とフィリピンを行ったり来たりする生活を送っているそうだ。
Mr.ショーン自身も、英語を身につけるまでには苦労した経験があり、その後EBを立ち上げたという。
EBを開校して18年になるそうだ。
そんなMr.ショーンに、私は今回の5か月間の英語学習について相談してみることにした。
授業の進め方や、復習・予習の方法についても聞いてみる。
毎日かなりの時間を英語の勉強に使っているものの、「このやり方で本当に合ってるのかな?」という不安があった。
今やっている勉強方法を伝えて相談すると、「今のやり方で大丈夫」とのこと。
さらに、自習に使えるアプリや本、YouTubeなども教えてもらい、本まで貸してもらった。
独学だと勉強方法に迷うこともあるけれど、相談できる人がいることで、これからの勉強にも少し自信が持てた。
5か月後の英語力を測る「ものさし」をつくる
そして、私が一番相談したかったのが、5か月後の英語力について。
「5か月間の留学で、どこまで英語力を伸ばせばいいんだろう?」
学校のエントリーテストは16点だったけれど、この数字だけでは自分の現在地がいまひとつわからない。
「英語が話せるようになりたい」だけでは漠然としているので、何か具体的な目標が欲しかった。
そこでMr.ショーンから提案されたのが、2週間ごとに英検の過去問を解く方法だった。
英検なら、点数で自分の現在地や成長を確認できる。
「5か月後には英語ペラペラ!」ではなく、「今はここ。次はここ」と、小さな目標を積み重ねていく。
こうして、5か月間の英語学習に、自分の成長を測る「ものさし」ができた。
留学開始から2週間、今の英語力を英検の過去問で確かめる
昔は英検準2級に合格。でも今の英語力は?
英検は、リーディング、ライティング、リスニング、スピーキングの4技能を測るテスト。
TOEICはリーディングとリスニングが中心で、ビジネスシーンで使う内容が多い。
私が今回の留学で目指しているのは、仕事で使う英語というより、日常生活で英語を使ってコミュニケーションが取れるようになること。
そこで、5か月間の英語力の変化を測る「ものさし」として、英検を使ってみることにした。
実は以前、独学で英語を勉強していた時期がある。
コロナ前には英検準2級を受け、合格点スレスレでなんとか合格した。
準2級は「高校中級程度」とされていて、日常生活に必要な英語を理解し、使用できることが求められるレベルだ。
けれど、コロナのパンデミックをきっかけに、英語の勉強に対するモチベーションがガクッと落ちてしまった。
そのまま英語の勉強をしなくなり、パンデミックが落ち着いてからも勉強熱は戻らないまま。
そして私は、英語力が落ちた状態で世界一周の旅に出ることになった。
世界一周中に使っていた英語も、文法めちゃくちゃのデタラメ英語。
そんな旅だったので、今の私は、昔勉強していた頃の文法や単語もかなり忘れていると思っていた。
準2級の過去問、思ったより解けていた!
さっそく英検の公式ホームページから、英検準2級の2026年度第1回の問題を解いてみた。
リーディング:21 / 29 → 72.4%
リスニング:18 / 30 → 60%
合計:39 / 59 → 66.1%
……あれ(‘A`)?
思っていたより、取れている。
英語の勉強を何年もしていなかったわりには、意外と覚えているらしい。
もしかしたら、この2週間の留学生活で、ほんの少し英語力がアップしているのかもしれない。
……いや、まだ2週間なので、さすがにそれは分からないけど。
ちょっと自分でも驚いた。
スピーキングは面接形式なので本番と同じようには試せないし、ライティングも、長年英語を書くことから離れていたせいか、全然書けずに今回はスルー。
それでも、リーディングとリスニングについては、合計で66.1%。
一般的に英検では、6割程度がひとつの合格の目安と言われることもある。
少なくとも「準2級の問題がまったく分からない」という状態ではなさそうだ。
しかも今回は、練習問題も解かず、単語の復習もせず、いきなりぶっつけ本番。
もっと低い点数を予想していたので、この結果は自分でもちょっと意外だった。
まずは英検2級を目標に、5か月間頑張る
というわけで、まずは準2級の問題をちゃんと解けるようになるところから始めたい。
準2級が安定して解けるようになったら、次は高校卒業レベルと言われる2級にも挑戦してみたい。
私はこの5か月間で2級が取れたら、もう万歳なのだけど。
ところが、Mr.ショーンからは「準1級を狙って頑張ったらいい」と言われた。
……準1級( ゚Д゚)?
幼児向け英語の歌で「Hurray!」と歌って喜んでいる、私のこのよちよち英語で、準1級??
ハードルが高すぎて、今のところ想像すらできない。
でも、せっかく5か月もフィリピンで英語を勉強するのだから、どこまで伸びるのかは自分でも見てみたい。
まずは背伸びをしすぎず、基礎をしっかり固めていこう。
コロナをきっかけに、一度は止めてしまった英語の勉強。
それを今、フィリピンでもう一度始めている。
以前勉強したことを思い出しながら、忘れてしまった文法や単語をもう一度覚え直す。
まずは、ここからだ。
そして5か月後、自分の英語がどこまで変わっているのか。
今はまだ、まったく想像できない。
フィリピンでの語学留学生活についての日記をまとめています👇️


